1)日銀が国債や社債などの担保を差し入れた金融機関に資金を貸し付けるオペ(公開市場操作)
2)貸付利率を入札で決める「金利入札方式」と、日銀があらかじめ決める「固定金利方式」がある。
3)本来は返済までの期間が2週間といった短い資金を供給して短期金利を押し下げる手段だった。
4)今回の金融政策決定会合で、固定金利方式の貸付利率を0%から貸し出しごとに決められるよう改めた。
5)度上は最大10年の資金供給が可能だったが、実勢とかけ離れた金利で期間の長い資金を供給することになる問題があった。
6)金利入札方式は貸付期間の上限を1年から固定金利方式と同じ10年に延ばした。
7)日銀は国債を大量に買い入れて長期金利上昇を抑え込んできたが、市場に出回る国債が枯渇しかけていた。
8)金融機関は日銀から低金利で借り入れた資金で利回りの高い国債を買えば利ざやを稼げるようになる。
9)日銀があまり国債を買わなくても金利低下を促せる可能性がある。