はじめに
せっかくの夏休み、いろいろFXの本を読み漁っている。学んだことを記録しておきたい。まずは、平均足。
平均足とは
トレードで効率がいいのは、もみ合っていて方向感のないマーケットよりも、トレンドの出ている相場です。トレンドを容易に探せるのが、平均足の特徴。平均足はもともと日本発のテクニカル分析で、今では平均足といえば世界で通用する。
平均足はローソク足の四本値(始値・終値・高値・安値)に修正を加えた変形版ローソク足です。どう修正するかというと、終値のところで、平均足の名の通り、「その足の四本値の平均」を使います。また、始値には「前の平均足の始値・終値の平均」を使います。高値・安値はそのままです。
平均足の売買ルール
基本ルールは、「陽線は買い」「陰線は売り」。「上ヒゲのついた陽線は強い買い」、「下ヒゲのついた陰線は強い売り」。「長い下ヒゲのついた陽線は上昇にかげり」「長い上ヒゲのついた陰線は下落にかげり」「前日の実体よりも短い実体」がでて「変化の兆し」。同様に実体のない「同時線」や「実体がきわめて短い足」はトレンドの変化の前兆となることがよくある。
ルール①
ダウントレード中は陰線が続きやすく、アップトレンド中は陽線は続きやすいのが平均足の特徴なので、「陽線は買い/陰線は売り」とトレンドフォローで考えるのが基本ルール。
ルール②
通常のローソク足では「長い上ひげは売り、長い下ひげは買い」となるが、平均足では逆となる。「陽線+上ひげ」は強い買い、「陰線+下ひげ」は強い売りとなり、それぞれトレンドの強化を示すので要注意。
ルール③
平均足が第二の基本ルールと逆の形になっときは第三のルールを適用しよう。つまり「陽線+下ひげ」のときは買いにかげり、「陰線+上ひげ」のときは売りにかげりと考える。これが第三のルール。
ルール④
第四のルールでは平均足の実体の大きさに着目しよう。前日の実体と比べて、当日の実体が短くなっていたら、トレンドがよわっていることを示し変化の兆しとなる。ただ、必ずしもトレンド転換を意味するわけではないのでご注意。
ルール⑤
1本の平均足だけを見て、変化の兆しを教えてくれることもある。実体が非常に短い平均足が出た場合。このときはトレンド反転の可能性が高いと考えて備えておくこと。