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FRB議長、今年3回利下げ見通し「大きく変わらず」

日経新聞より引用

【ワシントン=高見浩輔】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日、米テレビに出演し、2024年に3回の利下げを予想した23年12月時点の経済・金利見通しが今もおおむね維持されているとの見方を示した。利下げ回数は市場の想定よりも大幅に少ない。3月の利下げ開始も「可能性は高くない」と改めて言及した。

米CBSの人気テレビ番組「60ミニッツ」に出演した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の参加者が示す経済・金利見通しは3カ月ごとに公表される。インフレ率や雇用統計などを受け、3月の次回会合で今年の利下げ幅がどう修正されるかが焦点だ。

パウエル氏は「予測が劇的に変わるようなことは何も起きていない」と述べた。

11月の次期大統領選が近づくにつれ、FRBの金融政策にも政治家からの言及が増えている。パウエル氏は「政治という別の要素を金融政策の決定に組み込めば、経済的な結果を悪化させるだけだ」と述べ、影響を否定した。

過去の政策決定については後悔を口にした。高インフレ率が加速した22年3月まで利上げ開始が遅れた点を問われ「今にして思えば、もっと早く政策を引き締めたほうがよかった」と述べた。

インフレが一時的だという当時の主張は「世界中のエコノミストの間で非常に広く信じられていた」と弁解した。

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