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中国、政策金利据え置き

9月、不動産支援策の効果見極め

日経新聞より引用

【北京=川手伊織】中国人民銀行(中央銀行)が20日発表した2023年9月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)は期間1年が年3.45%、同5年超が年4.20%だった。いずれも8月と同じ水準に据え置いた。8月末に打ち出した不動産支援策などの効果を見極める姿勢とみられる。

期間1年のLPRは優良企業に適用する貸出金利の参考となる。期間5年超の金利は住宅ローン金利の目安だ。人民銀行は毎月公表し、事実上の政策金利と位置づける。8月は1年物を0.1%引き下げた。

経済をけん引してきた不動産市場は低迷が長引いている。銀行が8月に家計に貸し出した住宅ローンなど中長期資金の純増額は前年同月から4割減少した。販売不振でマンション価格が下がる都市が増えている。

人民銀行などは8月末、住宅購入時に払う頭金の比率を引き下げるといった規制緩和を発表した。9月15日には人民銀行が市中銀行から強制的に預かるお金の比率を示す預金準備率も下げ、市中に出回るお金を増やした。

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