1月、輸出入とも拡大
【ワシントン=飛田臨太郎】米商務省が8日発表した2023年1月の貿易統計によると、モノとサービスを合わせた国際収支ベース(季節調整済み)の貿易赤字は682億8900万ドル(約9.4兆円)だった。前月比1.6%増えた。輸出入ともに増加した。
輸出は3.4%増の2574億9600万ドルで、輸入は3.0%増の3257億8500万ドルだった。世界のサプライチェーン(供給網)の正常化が進んだことで、米国と多くの国の貿易が拡大した。米国内経済の底堅さが輸入需要を後押しした。
モノの貿易赤字(季節調整済み)は900億8600万ドルと前月に比べて減少した。減少は2022年11月以来、2カ月ぶり。
輸出は1777億ドルで6.0%増加した。製薬関連や消費財、自動車関連部品などの出荷が好調だった。輸入は2678億ドルで3.6%増えた。携帯電話や製薬関連、玩具、スポーツ用品の入荷が拡大した。