日経新聞ななめよみ
円安、なぜ止まらぬ? 政府・日銀は介入・利上げに動くか
1)日本と海外の金利差が投資家に意識され急速な円安につながっている
2)欧米ほど物価の上昇スピードが早くない日本では景気回復を優先して大規模な金融緩和を継続している
3)一般的に金利が低い通貨から金利の高い通貨にお金は流れる
4)金利差が円安、外貨高の要因
5)原材料が高騰し、円安が輸入物価の上昇に拍車をかけている
6)原材料が高騰し、円安が輸入物価の上昇に拍車をかけている
7)家計や企業へのマイナスへの影響が出るため、政府日銀は円安に警戒を強めている
8)円安を止める手段の一つが為替介入
9)財務省の神田真人財務官は8日「あやゆる措置を排除せず、為替市場において必要な対応をとる準備がある」と強調
10)「あらゆる措置」には政府が円買いドル売りをする「為替介入」が念頭にあるとの見方がある
11)実際に為替介入が行われるには通常、複数のプロセスをたどる
12)為替の急速な動きを警戒する「口先介入」から始まり、為替レートを確認するレートチェック、最後に「実弾介入」
13)現在は一歩手前ではないかとのこと
14)もう一つの手段は日銀の利上げ
15)市場は介入、利上げとも極めてハードルが高いとみている
16)G7は為替介入に否定的な立場をとっている
17)インフレ抑制で米国の理解を得るの難しいと市場はみている
18)政府日銀から「急速な変化は望ましくない」との発言が相次いでいるのも事実
19)米国の支持が得られない場合でも過去、単独でドル売り、円買い介入に踏み切った事例もある
20)財務省は、為替介入を過去376回実施している
21)円高に対応する円売りドル買い介入は、319回、円買いドル売り介入は32回
22)日本は2011年11月の円売りドル買い介入以降、10年以上為替介入を実施していない
23)実施すれば、24年ぶり
24)判断を下す財務省の一挙手一投足に市場の注目が集まっている