フォワード・ガイダンス(Forward Guidance)とは
中央銀行が将来の金融政策の方向性を説明する指針をいいます。これは、市場(マーケット)との対話術と言えるもので、政策をめぐる誤解を避け、体系だった政策の先行きや将来の対応を明示し、その効果を高めるためのものです。
具体的には、声明等を通じて、政策金利を据え置く期間を示唆したり、将来の政策変更の条件を設けたりするなど、市場参加者の予想や期待に働きかけ、政策が市場金利に及ぼす影響を強めるのが狙いとされます。また、実施している政策の透明性を高めて、マーケットの過度な動揺を避ける効果も狙っています。