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ドル、実力より14円高 揺り戻し注意

はじめに

日経新聞で、ドル、実力より14円高 揺り戻しに市場動揺の火種という記事を見つけたので、要約を記録しておく。

記事要約

1)ドル高基調が続いている。
2)ワクチン接種、米経済の急回復が背景にある。
3)一方で政府の債務が膨らんでいる。
4)このため理論上の為替レートが示すのはドルの価値の低下。
5)実力と乖離して強すぎるのはいずれ揺り戻しを招く。
6)16日時点のドル円は108円。
7)日経均衡為替レートは94円で、14円分のドル高。
8)均衡レートは、各国の政府債務や経常収支から算出する。
9)計上赤字の大きい国の通貨は相対的に対価を落とす。
10)2020年10月~12月期の均衡レートは1ドル94円
11)2019年10月~12月期は110円だった。
12)巨額の財政出勤に動いた結果、政府債務が一段と膨らんだ。
13)対円で見れば、16円分の価値を落とした。
14)バイデン政権は更に、2兆ドルの追加経済を発表
15)増税など財源を確保できなければ債務は一段と膨らむ。
16)個人消費は急激に回復しており、輸入増に伴う貿易赤字も増える可能性がある。
17)理論的にはドル安は続く。
18)にもかかわらずドル高は続いている。
19)リーマン時も理論値と実勢に開きがみられた。
20)理論値に近づく形でドル安が進んだ。
21)ドル高が進めば、ドル建て債務を抱える一部の新興国では返済負担が高まる。

22)新興国の債務不安を招きかねない点は世界経済のリスク。
23)理論値をおいかける形で急速にドル安が進む場合は注意が必要だ。
24)ドル安と物価上昇が連動すれば、緩和継続を前提にする金融市場が動揺するリスクがある。

 

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