投資情報ななめ読み

米長短金利が一時逆転

日経新聞ななめよみ 2022年03月30日

引用記事はここから

1)29日の米債権市場で2年物の国債利回りが一時、10年債を上回る「逆イールド」が発生した。

2)2019年夏以来、約2年半振りの現象。

3)市場では景気後退のシグナルとされ、FRBの急速な金融引き締めが景、気を冷やす展開を投資家が織り込む動きを見せている。

4)過去は2000年ITバブル崩壊時、リーマン危機前に発生。

5)市場参加者の関心の高い指標の一つになっている。

6)足元ではパウエルFRB議長が1度に、0.5%の大幅利上げに動く可能性を示唆ことで、政策金利の変化に敏感な2年債の上昇に弾みがついた。

7)FRBの利上げや、保有資産を削減する量的引き締めが急速に進むことで中長期的に景気が冷え込み、年限の長い国債が買われて金利が下げるとの連想が働いている。

8)FRBは米景気や雇用環境の強さを強調しており、利回り逆転より短い年限における動きを注視する構えを見せている。

9)市場では「2年債、10年債」の利回りが発するシグナルを軽視してきたことを考えれば、FRBが政策姿勢を変えるとは考えにくい。

10)ニューヨーク連銀全総裁が引き締めへの着手があまり遅かったFRBが、景気後退を招かずにインフレを抑える軟着陸を達成できるとは思えないと指摘。

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