投資情報ななめ読み

円、理論値より大幅安 経済状況でみれば「110円前後」

日経新聞ななめ読み

円、理論値より大幅安 経済状況でみれば「110円前後」

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1)先週は対ドルで3%下落し1ドル=134円台半ばと20年ぶりの安値を更新

2)物価や経済状況からみた理論値は1ドル=110円前後と試算され、実勢レートは理論値に比べ大幅に円安に傾いている

3)米国の物価上昇率が高止まりし、米金利の上昇観測は一段と強まった

4)日米金利差の拡大を手掛かりにした円売り圧力は週明けも続きそうな情勢

5)14~15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%見込む

燃料補助金、世界で100兆円

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1)ガソリン・電気代を抑制する燃料補助金が世界で急増している

2)新型コロナウイルス危機への対応や原油高で膨張し、年間で計100兆円を突破するとの推計がある

3)額の補助金が常態化すれば、脱炭素の掛け声はかき消されかねない

4)ガソリン値上げなどの打撃から貧困層を救おうと、多くの国には価格に上限を設けるといった補助金制度がある

5)こうした補助金が市場をゆがませムダ使いを広げる副作用は大きい

6)新型コロナ危機を受けた未曽有の財政出動や、ロシアによるウクライナ侵攻を受けた燃料価格の高騰で、補助金は一気にふくらんだ

米物価、強い消費がけん引

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1)高水準のインフレ、長期化も FRBは大幅利上げ急ぐ

2)米消費者物価指数(CPI)の前年同月比の上昇率が5月に8.6%と約40年ぶりの水準を更新

3)モノや人手の不足とともに物価を押し上げているのが、強い個人消費

4)米連邦準備理事会(FRB)は急速な利上げを急ぐが、足元ではガソリン価格も上昇しており、高水準のインフレは長期化する公算

5)ガソリン価格は連日、過去最高を更新している

6)商品市場で原油先物が5月から上昇していることに加え、米国内の需要も強い

7)背景にあるのが「リベンジ消費」

8)市場はFRBが14~15日のFOMC後に公表する政策金利の見通しに注目

「急速な円安憂慮」3者会合で声明 財務省・金融庁・日銀

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1)財務省と金融庁、日銀は10日、国際金融資本市場に関する情報交換会合を開いた

2)足元の為替相場について「急速な円安の進行が見られ、憂慮している」との声明文を出した

3)為替相場はファンダメンタルズに沿って安定的に推移することが重要であり、急速な変動は望ましくない」と指摘

4)財務省によると、3者会合で声明文を公表するのは初めて。

5)為替介入も念頭に「あらゆるものを含めて適切な対応をとる」

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