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5年債入札、応札倍率4カ月ぶり高水準 堅調な需要で

日経新聞より引用

 財務省が16日実施した5年物国債の入札で、応札額を落札額で割った応札倍率が3.98倍と2022年10月以来、約4カ月ぶりの高水準となった。クーポン(利子)による投資妙味に加えて、日銀の金利抑制策によって価格下落リスクが限定的とみた投資家から需要があった。

 最低落札価格は99円92銭と、市場予想である99円89銭を上回った。SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジストは「年0.2%のクーポンを受け取れるうえ、日銀の政策修正観測が後退していることも強い結果につながった」と分析する。

 前回(1月13日)の応札倍率は3.66倍だった。今回の5年債入札は、日銀が金融政策決定会合で「共通担保資金供給オペ(公開市場操作)」を拡充してから初めてとなる。日銀は制度拡充以降、期間5年の同オペを複数回実施しており、金融機関に5年債の買いを促す姿勢を示している。

 入札で市場参加者の強い需要が確認されると、流通市場の5年債利回りは一時前日比0.01%低い0.18%まで下がった(価格は上昇)。

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