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FXドル買い比率、1年1カ月ぶり高水準 介入で手じまい

日経新聞より引用

外国為替証拠金(FX)取引で個人投資家がドル買い姿勢を強めている。QUICKが集計した店頭FX業者5社の建玉状況によると、円に対するドル買い比率は約1年1カ月ぶりの高水準をつけた。政府・日銀による為替介入とみられる動きで円が急騰したことを受け、円買い・ドル売りの持ち高を手じまう動きが広がった。

QUICKが集計した店頭FX業者5社(SBIFXトレード、外為どっとコム、セントラル短資FX、マネーパートナーズ、マネックス証券)のドル円取引の建玉データによると、3日時点で円に対するドル買い比率は64.8%だった。前週末から27ポイント増え、2023年3月以来の高水準となった。

個人投資家は相場の流れに逆らう「逆張り」を好むとされる。日米金利差の拡大が意識され円安・ドル高が進む局面でも、政府・日銀による為替介入を意識して円買い・ドル売りの持ち高を積み上げてきた。為替介入とみられる動きが入って円が急騰したことを受け、持ち高を解消しドルを買い戻す動きが広がった。

3日発表の4月の米雇用統計が市場予想を下回り、米利下げ観測が再び広がったことを受け、円相場は3日に一時1ドル=151円台まで上昇した。外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長は「ドル安を待っていた個人投資家が買い場とみて押し目買いに動いた面もある」と話した。

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