ドル高の賞味期限は 市場に漂う米トリプル安懸念
今の円安ドル高はどこまで続くのか。日経新聞の記事から。。。。要約。。
米株安・債券安・ドル高
1)春以降の円安・ドル高傾向に歯止めがかからない
2)米国内でドル高警戒論がうかぶなど、市場のムードに微妙な変化が見始められている
3)背景には、米株安、債券安が進んでもドル高が止まらないことへの違和感 !
4)市場で米株安・債券安とドル高の並走が鮮明になったのは夏以降
5)パウエル議長が8月の経済シンポジウムでインフレ抑制まで利上げを強調したことを機
6)米長期金利の上昇が加速
7)日米間の金利差拡大を材料に円安・ドル高が一気に進んだ
8)だが同時に進んでいた米株式相場の上昇に急ブレーキがかかった
9)米株安・債券安・ドル高が並走する原因は、市場の過度の利上げによるもの
10)市場が過度の利上げによる米景気の後退懸念を意識したことによる
11)経験上、市場参加者にとってインフレは基本的に通貨安材料
12)あくまでも金利差拡大に伴う円安ドル高は、米景気の信任が保たれている場合に限る
13)米景気の後退懸念が強く意識されるにつれ、ドル買いを続けることが難しなるのでは?
14)ヘッジファンドは年末にかけて来年の基本戦略を構築する
15)30円も上がった上昇しているドルを買い続けて為替差益限られる
16)ドル買い戦略を修正するのでは?
17)来年はインバウンド需要の回復で貿易赤字に伴う需給面で円売りドル買いを穴埋めする円買いドル売りも膨らむ可能性?
18)為替相場の先行きを占う焦点は、利上げにより米景気の落ち込みがどの程度になるか
19)米景気が10月~12月景気後退局面に入るのではないか?
20)来年はゆるやかな景気後退とのシナリオ描く
21)市場が米利上げ打ち止め観測が出てくる来年初めまで現状のドル高水準が続くが、来年は1ドル130円にむけて徐々にドル売りが優勢になるのでは
22)急激なドル安に転じるかは懐疑的
23)米はインフレが収束しない今、ドル高で助かっている、米のドル高容認姿勢はかわらない
24)米景気が後退懸念に入っても円に資金が流入するかは不透明
25)貿易赤字が状態化した円は、信任が揺らいでいる
26)インバウンド戦略や生産拠点の国内回帰等、抜本的な円安対策が必要