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長期金利、一時0.505% 1カ月ぶりに日銀「上限」超え

日経新聞より引用

21日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが上昇(債券価格は下落)し、一時0.505%と日銀が現在の金融政策で上限とする「0.5%程度」を上回った。日銀の上限超えは1月18日以来1カ月ぶり。市場機能の低下が目立つなか、日銀が長期金利を抑え込む「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)」の修正に動くとの見方が根強く、国債売りが膨らんだ。

長期金利は10〜20日の7営業日連続で0.5%に張り付いていた。日銀の総裁として植田和男元審議委員が起用される見通しとなり、過去の発言などを元に植田氏の下で長期金利を「プラスマイナス0.5%程度」に抑え込む長短金利操作は修正・撤廃されるとの観測が強まっている。24日に植田氏の所信聴取を控えるなかで国債の買い手が減り、0.5%を超える水準でしか買い手が付かなかった。

日銀は21日、0.5%で国債を無制限に買い入れる「指し値オペ(公開市場操作)」を通じて10年債を1495億円買い入れた。東海東京証券の佐野一彦氏は「国内投資家も金利上昇への警戒感が強く、日銀以外に国債の買い手が乏しい状況だ」と指摘している。

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