日経新聞ななめよみ
株式、投資家の慎重姿勢和らぐ
1)今週も引き続き、底堅い展開か。
2)ウクライナ情勢は深刻だが、経済制裁はいったん出尽くし。
3)投資家は慎重姿勢を和らげている。
4)中国の購買担当者景気指数や日銀短観、米ISMの景況感指数の発表がある。
5)ロシアのウクライナ侵攻を受け、下振れしないか確認したい。
6)物価上昇への警戒感が強い。
7)金融引き締め長期化懸念が株価の上値を抑える懸念がある。
金利、年度はじめの買いに注目
1)指値オペの有無に注目が集まる。
2)25日には、10年利回りが一時、0.24%(日銀の上限0.25%)
3)利回りを抑えにくるか注目。
4)新年度入りし、買いたい投資家が多い。
5)4月には期初の需要がある。
6)米長期金利は落ち着きどこを探る展開。
7)4月1日に、米雇用統計を控えて神経質な展開になるのでは。
為替、口先介入に警戒
1)ドル円相場は落ち着きどこを探る展開。
2)前週は、122円台と2015年12月以来の円安水準まで下落。
3)財務省が円相場の急激な変動は好ましくないと言及。
4)口先介入の警戒がましている。
5)利益確定の円買いも入りやすい。
6)下落は一服するとの見方が多い。
7)参議院選挙が夏に控え、今後はさらに円安を警戒する声が政府から発信されるだろう。
8)新年度に入れば、輸出企業などの実需の円買いも見込まれる。
9)円相場の下支えになる。
10)一方で日銀が長期金利を抑える動きを実施すると、日米金利差拡大となり円安圧力となる。
11)4月1日米、雇用統計が発表される。米の大幅利上げが意識されれば、円安ドル高が一段と加速する可能性もある。