フィボナッチ・ゾーン(週次)

USDJPY フィボナッチ・ゾーン振り返り(2026/03/02〜03/06)

2026/03/02 15:38:45
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=156.83円(前営業日NY終値比△0.78円)
ユーロ円:1ユーロ=184.53円(△0.17円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1766ドル(▲0.0046ドル)
日経平均株価:58057.24円(前営業日比▲793.03円)
東証株価指数(TOPIX):3898.42(▲40.26)
債券先物3月物:133.24円(△0.44円)
新発10年物国債利回り:2.070%(▲0.040%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
特になし

(各市場の動き)
・ユーロドルは戻りが鈍い。米軍とイスラエル軍が先週末にイランを攻撃し、最高指導者ハメネイ師が死亡したことが明らかになった。イラン側は報復宣言をするなど中東情勢の緊迫化が意識されてリスク回避目的のドル買いが先行した。朝方に1.1756ドルまで下落した後、いったんは1.1796ドルまで買い戻しが入る場面もあったが、戻りの鈍さを確認すると再び1.1737ドルまで安値を更新した。

・ドル円は底堅い。朝方に一時円買いが出たタイミングで155.85円まで下落したものの、その後は全般にドル買いが強まった流れに沿って買い戻しが進み、156.81円まで切り返した。前週高値の156.82円に届かなかったことで156.10円台まで上値を切り下げたが、東京午後に入ると再びドル買いが進んだ影響から157.00円まで切り返した。

・ユーロ円は下値が堅い。朝方にユーロドルの下げにつれて183.30円まで下落したが、その後は徐々に下値を切り上げた。ユーロドルの下げが一時落ち着いたほか、午後に入るとドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いも進み、184.69円まで反発した。

・日経平均株価は5営業日ぶりに反落。中東の地政学リスクの高まりを受けて、寄り付きから売りが先行した。1500円超下げた後に急速に買い戻しが入る場面もあったが、後場に入ると5万8000円を挟んだ水準で取引もやや落ち着いた。

・債券先物相場は続伸。週末のイラン情勢の緊迫化を受け、相対的に安全資産とされる債券に買いが向かった。一時は133円32銭まで上昇する場面も見られた。

2026/03/03 3:25:42
欧州マーケットダイジェスト
(2日終値:3日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.35円(2日15時時点比△0.52円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.22円(▲0.31円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1707ドル(▲0.0059ドル)
FTSE100種総合株価指数:10780.11(前営業日比▲130.44)
ドイツ株式指数(DAX):24638.00(▲646.26)
10年物英国債利回り:4.374%(△0.141%)
10年物独国債利回り:2.712%(△0.069%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
1月独小売売上高
(前月比)  ▲0.9%     1.2%・改
(前年比)   0.7%     4.3%・改
2月英ネーションワイド住宅価格
前月比     0.3%       0.3%
1月スイス小売売上高
(前年同月比) ▲1.1%     2.8%・改
2月スイス製造業PMI
        47.4       48.8
2月仏製造業PMI改定値
        50.1       49.9
2月独製造業PMI改定値
        50.9       50.7
2月ユーロ圏製造業PMI改定値
        50.8       50.8
2月英製造業PMI改定値
        51.7       52.0
1月英消費者信用残高
       18億ポンド  17億ポンド・改
1月英マネーサプライM4
(前月比)  ▲0.1%     0.4%・改
(前年比)   3.0%      4.7%

(各市場の動き)
・ユーロドルは軟調。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けて、中東情勢が一段と緊迫する中、「有事のドル買い」が進行。1時30分前に一時1.1672ドルと1月22日以来の安値を付けた。原油や天然ガス先物が大幅に上昇したことで、欧州各国の対外収支が悪化しかねないとの警戒感もユーロ売りを誘った。
 NYの取引時間帯では、2月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことや、米長期金利の指標である10年債利回りが4.06%台まで上昇したことを受けたドル買いも目立った。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.75と1月22日以来の高値を更新した。

・ドル円は底堅い動き。中東情勢の緊迫化で投資家心理が悪化する中、有事のドル買いが優勢となり、1時30分前に一時157.75円と2月9日以来の高値を付けた。市場では「中東情勢の緊迫を背景に、基軸通貨として信用力が高いとされるドルに買いが入りやすかった」との声が聞かれた。米経済指標の上振れや米長期金利の上昇も相場の支援材料。
 ただ、2月9日の高値157.76円や心理的節目の158.00円がレジスタンスとして意識されると上昇は一服した。

・スイスフラン円は失速。中東情勢の緊迫化でアジア時間には一時204.02円と史上最高値を付けたものの、スイス中銀(SNB)が「スイスフランの急激な上昇には為替介入も準備している」との声明を発表すると一転下落した。1時30分過ぎには一時201.69円まで値を下げた。

・ユーロ円は一進一退。アジア時間に一時184.69円と日通し高値を付けたものの、日本時間夕刻には183.75円付近まで下押しした。そのあとはじりじりと下値を切り上げ184.61円付近まで持ち直したが、1時30分過ぎには183.89円付近まで押し戻された。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

・ロンドン株式相場は4日ぶりに反落。中東情勢の緊迫化で投資家心理が悪化すると、売りが広がった。前週末に史上最高値を更新していたあとだけに、利益確定目的の売りも出やすかった。英住宅ローン会社の破綻を受け、HSBCホールディングスやバークレイズなど金融株の下げが目立った。

・フランクフルト株式相場は大幅に続落。米国とイスラエルによるイラン攻撃をきっかけに中東情勢が一段と緊迫し、投資家がリスク回避姿勢を強めた。原油や天然ガス先物が大幅に上昇したことで、欧州各国の対外収支が悪化しかねないとの警戒感も高まった。なお、フランスの株価指数は2.17%安、イタリアは1.97%安、スペインは2.62%安となった。

・欧州債券相場は下落。原油や天然ガス先物の大幅上昇がインフレ圧力の高まりにつながるとの見方が浮上。欧州債への売りが膨らんだ。

2026/03/03 7:20:46
NYマーケットダイジェスト
(2日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.39円(前営業日比△1.34円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.97円(▲0.39円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1688ドル(▲0.0124ドル)
ダウ工業株30種平均:48904.78ドル(▲73.14ドル)
ナスダック総合株価指数:22748.86(△80.65)
10年物米国債利回り:4.03%(△0.09%)
WTI原油先物4月限:1バレル=71.23ドル(△4.21ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=5311.6ドル(△63.7ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
2月米製造業PMI改定値
        51.6       51.2
2月米ISM製造業景況指数
        52.4       52.6

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反発。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けて、中東情勢が一段と緊迫する中、「有事のドル買い」が先行。2月米ISM製造業景況指数が予想を上回り、米長期金利の指標である10年債利回りが4.06%台まで上昇したこともドル買いを促した。1時30分前には一時157.75円と2月9日以来の高値を付けた。
 ただ、2月9日の高値157.76円や心理的節目の158.00円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。5時過ぎには157.12円付近まで下押しする場面があった。
 なお、トランプ米大統領はイランへの軍事作戦について「大きな波はまだ来ていない」と述べ、さらなる大規模攻撃の準備があることを明らかにした。また、「どれだけ時間がかかっても、問題ではない」とし、想定していた4-5週間の軍事作戦の期間を超えても作戦を遂行する意思を示した。

・ユーロドルは反落。中東情勢の緊迫化で投資家心理が悪化する中、有事のドル買いが優勢となり、1時30分前に一時1.1672ドルと1月22日以来の安値を付けた。米経済指標の上振れや米長期金利の上昇も相場の重し。原油や天然ガス先物が大幅に上昇したことで、欧州各国の対外収支が悪化しかねないとの警戒感もユーロ売りを誘った。
 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.75と1月22日以来の高値を更新した。

・ユーロ円は反落。0時過ぎに一時184.61円付近まで上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値184.69円が目先レジスタンスとして意識されると失速。1時30分過ぎには183.89円付近まで押し戻された。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けて、中東情勢が一段と緊迫する中、リスク回避の売りが先行すると一時600ドル近く下落した。ただ、売り一巡後は主力株の一角が買い直され、指数は上げに転じる場面もあった。市場では「地政学リスクが株式相場に与える影響は長続きしない」との声も聞かれた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発した。

・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。中東情勢の緊迫化を背景に、原油や天然ガス先物が大幅に上昇。米インフレ圧力が高まるとの懸念が債券売りを誘った。2月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことも相場の重し。

・原油先物相場は大幅に続伸。米国・イスラエルによるイラン攻撃が中東の原油供給停滞を招くとの見方が価格上昇を後押し。一時75.33ドルと、中心限月として昨年6月以来の75ドル台に達した。

・金先物相場は大幅に続伸。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けたリスク回避姿勢の強まりが、安全資産である金に集まった。一時5434.1ドルと、最高値圏で推移していた1月末以来の5400ドル台を回復した。

2026/03/03 15:38:46
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=157.39円(前営業日NY終値比横ばい)
ユーロ円:1ユーロ=183.63円(▲0.34円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1667ドル(▲0.0021ドル)
日経平均株価:56279.05円(前営業日比▲1778.19円)
東証株価指数(TOPIX):3772.17(▲126.25)
債券先物3月物:132.65円(▲0.59円)
新発10年物国債利回り:2.125%(△0.065%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)  (発表値)  (前回発表値)
1月完全失業率
             2.7%      2.6%
1月有効求人倍率
             1.18      1.20・改
10-12月期法人企業統計調査・ソフトウェア含む全産業設備投資額
前年比          6.5%      2.9%
2月マネタリーベース
前年比         ▲10.6%     ▲9.5%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円はもみ合い。東京仲値にかけての買いで157.60円まで上昇する場面があったが、日経平均株価が大幅安となった影響もあり、昨日高値の157.75円手前では積極的に買いを進める展開にもならなかった。総じて157円台前半でのもみ合いが中心だった。

・ユーロドルは小安い。しばらくは前日終値付近での小動きとなっていたが、1.17ドル台で上値の重さを確認すると15時過ぎに1.1662ドルまで下押しした。

・ユーロ円は上値が重い。仲値後に184.33円まで上昇したものの、その後はドル円と同じく伸び悩む展開に。ユーロドルの下落に伴い、183.50円の安値まで失速した。

・日経平均株価は大幅続落。中東情勢の緊迫化を背景にしたリスク回避目的の売りがこの日も続いた。原油価格の上昇によるインフレ懸念が広がる中で景気に悪影響が出るとの思惑も相場の重し。株価指数先物主導で下げ幅を拡大し、指数は一時2000円近く下落する場面も見られた。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反落。中東の地政学リスクから原油先物価格が上昇しており、国内のインフレ懸念を意識した売りが優勢となった。

2026/03/04 3:25:44
欧州マーケットダイジェスト
(3日終値:4日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.83円(3日15時時点比△0.44円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.94円(▲0.69円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1590ドル(▲0.0077ドル)
FTSE100種総合株価指数:10484.13(前営業日比▲295.98)
ドイツ株式指数(DAX):23790.65(▲847.35)
10年物英国債利回り:4.471%(△0.097%)
10年物独国債利回り:2.752%(△0.040%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
2月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
(前年比)   1.9%       1.7%
2月ユーロ圏HICPコア速報値
(前年比)   2.4%       2.2%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは下落した。米国とイスラエルによるイラン攻撃から軍事衝突は4日目に突入。中東情勢が一段と緊迫する中、原油や天然ガスの先物価格が大幅に上昇すると、エネルギー価格の高騰が欧州各国の景気に及ぼす悪影響が懸念されてユーロ売りが広がった。0時30分前に一時1.1530ドルと昨年11月25日以来の安値を更新した。なお、欧州は株安・債券安・通貨安の「トリプル安」となった。
 ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。原油先物価格の上昇や米国株相場の下落が一服するとユーロ売り・ドル買い圧力が後退。2時前に1.1606ドル付近まで下値を切り上げた。

・ドル円は買い先行後、伸び悩み。米イスラエルとイランの戦闘が拡大する中、「有事のドル買い」がこの日も続いた。2月9日の高値157.76円を上抜けて、20時30分前に一時157.97円と1月23日以来の高値を付けた。
 ただ、日米レートチェックで急落した1月23日以来の158円台乗せに失敗すると157.51円付近まで押し戻された。世界的な株安を受けてクロス円が下落した影響を受けたほか、市場では「心理的な節目となる158円付近では政府・日銀による為替介入への警戒がくすぶる」との声も聞かれ、相場の上値を抑えた。
 なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「インフレが鈍化すれば、政策金利の更なる引き下げが正当化される」「中銀の金利政策スタンスは現在、良好な状態」「政策が過度に引き締め的にならないよう、最終的な利下げを狙う」などと述べたと伝わった。

・ユーロ円は下値が堅かった。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、欧米株安に伴う円買い・ユーロ売りが先行すると、0時30分前に一時182.03円と日通し安値を更新した。ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。ユーロドルの下げ渋りにつれた買いが入ったほか、米国株相場の下げ幅縮小に伴って買いが入った。3時過ぎには183.09円付近まで持ち直した。

・オセアニア通貨は下落。ダウ平均が一時1200ドル超下落するなど、米株式相場が軟調に推移するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが出た。豪ドル米ドルは0.6944米ドル、NZドル米ドルは0.5836米ドルまで値を下げたほか、豪ドル円は109.53円、NZドル円は92.12円と日通し安値を更新した。
 ただ、ダウ平均が600ドル安程度まで急速に下げ幅を縮めると、オセアニア通貨の下落も一服した。

・ロンドン株式相場は大幅に続落。中東情勢の悪化懸念からリスクを回避するための売りが広がった。天然ガス先物などエネルギー価格の急騰を受けて、インフレ懸念が高まったことも重し。英住宅ローン会社の破綻を受けて、この日もHSBCホールディングスやバークレイズなど金融株の下げが目立った。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株も軟調だった。

・フランクフルト株式相場は大幅に3日続落。米国とイスラエルのイランへの攻撃が長期化する可能性に加え、エネルギー価格の高騰が投資家心理の悪化につながった。DAXの下げ幅は一時4%を超えた。なお、フランスの株価指数は3.46%安、イタリアは3.92%安、スペインは4.55%安となった。

・欧州債券相場は下落。原油や天然ガス先物の大幅上昇がインフレ圧力の高まりにつながるとの見方から、この日も欧州債への売りが続いた。

2026/03/04 7:15:44
NYマーケットダイジェスト
(3日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.74円(前営業日比△0.35円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.15円(▲0.82円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1613ドル(▲0.0075ドル)
ダウ工業株30種平均:48501.27ドル(▲403.51ドル)
ナスダック総合株価指数:22516.69(▲232.17)
10年物米国債利回り:4.06%(△0.03%)
WTI原油先物4月限:1バレル=74.56ドル(△3.33ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=5123.7ドル(▲187.9ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ユーロドルは続落。米国とイスラエルによるイラン攻撃が長期化するとの懸念が高まる中、原油や天然ガスの先物価格が大幅に上昇。エネルギー価格の高騰が欧州景気の足を引っ張りかねないとの見方からユーロ売りが出た。0時30分前に一時1.1530ドルと昨年11月25日以来の安値を更新した。
 ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。「米政権は米軍を投入してホルムズ海峡を通る石油・ガスタンカーを護衛することを検討」との一部報道やトランプ米大統領が自身のSNSで「必要に応じ、米海軍がホルムズ海峡を航行するタンカーの護衛を可能な限り早い時期に始める」と表明したことが伝わると、原油先物相場が失速。一時1270ドル超下落したダウ平均は200ドル安程度まで急速に下げ幅を縮めた。投資家の過度なリスク回避姿勢が和らぐとユーロドルにも買い戻しが入り、1.1626ドル付近まで下値を切り上げた。

・ドル円は続伸。米国・イスラエルとイランの戦闘が拡大する中、「有事のドル買い」がこの日も入った。2月9日の高値157.76円を上抜けて、20時30分前には一時157.97円と1月23日以来の高値を付けた。
 ただ、日米レートチェックで急落した1月23日以来の158円台乗せに失敗すると上値が重くなった。市場では「心理的な節目となる158円付近では政府・日銀による為替介入への警戒がくすぶる」との声も聞かれた。トランプ氏のSNS投稿をきっかけに原油先物相場が上げ幅を縮めたことも相場の重しとなり、4時30分過ぎに157.48円付近まで下押しした。

・ユーロ円は続落。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、欧米株安に伴う円買い・ユーロ売りが先行すると、0時30分前に一時182.03円と日通し安値を更新した。
 ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。ユーロドルの下げ渋りにつれた買いが入ったほか、米国株相場の下げ幅縮小に伴う買いが入った。5時前には183.20円付近まで値を戻した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。トランプ米大統領がイランへの大規模攻撃の可能性を示唆したことを受け、紛争の長期化への懸念が強まるとリスク回避の売りが膨らんだ。ダウ平均の下げ幅は一時1270ドルを超えた。ただ、「米政権は米軍を投入してホルムズ海峡を通る石油・ガスタンカーを護衛することを検討」との報道が伝わると次第に買い戻しが優勢となり、200ドル安程度まで下げ渋った。市場では「ソフトウエア関連株などを買い直す動きが出ている」との声も聞かれた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは続落。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物価格が大幅に上昇すると、インフレ懸念が強まり債券売りが優勢となった。利回りは一時4.11%台まで上昇した。
 ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。「米政権は米軍を投入してホルムズ海峡を通る石油・ガスタンカーを護衛することを検討」との報道が伝わると原油先物価格が急速に上げ幅を縮め、債券を買い戻す動きにつながった。

・原油先物相場は3日続伸。中東リスクを懸念した買いで一時77.98ドルまで上伸。同限月として昨年6月以来の78ドル台をうかがう様相となり底堅さを維持して引けたが、トランプ米大統領の「米国は世界へのエネルギーの自由な流れを確保する」「米海軍は必要であればホルムズ海峡でタンカーを護衛する」との発言が効いて、引け後の時間外取引で71ドル台まで下振れる場面もあった。

・金先物相場は3日ぶりに大幅反落。昨日1月末以来の5400ドル台まで上伸したあとを受け、大きめに調整。ユーロなど主要通貨に対してドル高が進展したことも、ドル建て金相場の押し下げ圧力となった。一時5005.0ドルと、2月20日以来の5000ドル割れをうかがう様相となった。

2026/03/04 15:39:45
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=157.57円(前営業日NY終値比▲0.17円)
ユーロ円:1ユーロ=182.70円(▲0.45円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1595ドル(▲0.0018ドル)
日経平均株価:54245.54円(前営業日比▲2033.51円)
東証株価指数(TOPIX):3633.67(▲138.50)
債券先物3月物:132.83円(△0.18円)
新発10年物国債利回り:2.115%(▲0.010%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)  (発表値)  (前回発表値)
2月消費動向調査(消費者態度指数、一般世帯)
             40.0      37.9

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下げ渋り。しばらくは157.60円を挟んだ水準でのもみ合いとなっていたが、東京午後に入って日経平均株価が下げ幅を拡大し、片山財務相からの発言が伝わると一時157.18円まで下押す場面も見られた。もっとも、昨日安値の157.15円が目先のサポートとして意識されると、その後は157.60円台まで買い戻された。
 なお、片山財務相は「為替に関しては、ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが望ましいのは共通認識」「市場動向は非常に難しい状況になっているが、いつも以上に十分注視」などの見解を示した。

・ユーロドルは小安い。朝方から対欧州通貨などに対して有事のドル買いが入り、一時1.1575ドルまで値を下げた。ただ、一巡後は1.1610ドル付近まで下値を切り上げる場面も見られるなど、積極的にリスク回避の売りを進める展開にもならなかった。

・ユーロ円は下げ渋り。ドル円や日本株の下落につれた円買い・ユーロ売りが進むと182.38円まで下押ししたが、その後は182.80円台まで買い戻された。

・日経平均株価は大幅に3日続落。中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格の上昇が国内景気に悪影響を及ぼすとの懸念が広がり、この日もリスク回避目的の売りが膨らんだ。海外勢から株価指数先物への売りも目立つなか、指数は一時2600円超下落した。

・債券先物相場は反発。原油先物価格の上昇圧力がやや和らいだことで、前日は国内のインフレ懸念から売りに押されていた債券に買い戻しが入った。また、日経平均株価の大幅下落で安全資産とされる債券需要が高まっていることも相場を下支えした。

2026/03/05 3:25:45
欧州マーケットダイジェスト
(4日終値:5日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=156.97円(4日15時時点比▲0.60円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.61円(▲0.09円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1633ドル(△0.0038ドル)
FTSE100種総合株価指数:10567.65(前営業日比△83.52)
ドイツ株式指数(DAX):24205.36(△414.71)
10年物英国債利回り:4.441%(▲0.030%)
10年物独国債利回り:2.750%(▲0.002%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
2月スイス消費者物価指数(CPI)
(前月比)   0.6%       ▲0.1%
2月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
        49.6       49.6
2月独サービス部門PMI改定値
         53.5       53.4
2月ユーロ圏サービス部門PMI改定値
         51.9       51.8
2月英サービス部門PMI改定値
         53.9       53.9
1月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
(前月比)   0.7%      ▲0.3%
(前年比)  ▲2.1%      ▲2.1%
1月ユーロ圏失業率
        6.1%     6.3%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは上昇。「イラン情報省の工作員が米中央情報局(CIA)に戦闘終結に向け対話の用意があるとシグナルを送っていた」との一部報道が伝わると、原油先物相場は失速し、天然ガス先物価格は大幅に下落。欧州株相場は底堅く推移した。足もとで進んでいた「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢になると、20時30分前に一時1.1655ドルと日通し高値を付けた。
 ただ、前日の高値1.1707ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩む展開に。NY市場では、イランの半国営タスニム通信が情報省関係者の話として「イランは米CIAに協議の提案を行っていない」と報じたことも相場の重しとなり、一時1.1617ドル付近まで下押しした。

・ドル円は頭が重かった。片山さつき財務相が東京午後に「為替市場に関して、非常に高度の緊張感を持ってウォッチしている」「日米間で昨年取り交わした文書に当然、為替介入も含まれている」と発言したことで、政府・日銀による為替介入への警戒から円買い・ドル売りが入りやすい地合いとなった。
 欧州市場に入ると、「イランの情報機関員が戦争終結に向けた条件協議を提案した」と伝わり、足もとで進んでいた「有事のドル買い」を巻き戻す動きが活発化。19時過ぎに一時156.86円と日通し安値を更新した。NY市場に入ると157.41円付近まで持ち直す場面もあったが、2時過ぎには156.88円付近まで押し戻された。
 なお、この日発表の2月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数は6.3万人増と予想の5.0万人増を上回り、2月米ISM非製造業景況指数は56.1と予想の53.5より強い内容となったが、相場の反応は限られた。

・ユーロ円は方向感に乏しい展開。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。欧州時間の安値は182.46円、高値は183.13円だった。

・ロンドン株式相場は3日ぶりに反発。韓国や日本の株式相場が急落したことを受けて英株にも売りが先行したものの、「イランは戦争終結に向けた交渉のため米国に間接的に接触した」との一部報道をきっかけに買い戻しが広がると持ち直した。ただ、先行き不透明感はなお強く、戻りは限定的だった。

・フランクフルト株式相場は4日ぶりに反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに、短期的な戻りを期待した買いが先行。「イランは戦争終結に向けた交渉のため米国に間接的に接触した」との一部報道をきっかけに、軍事衝突が長期化することへの警戒が和らぐと買い戻しが強まった。

・欧州債券相場は上昇。中東情勢を巡る懸念がやや後退し、原油先物価格が失速。天然ガス先物は大幅に下落した。インフレ懸念が和らぎ、欧州債への売り圧力が弱まった。

2026/03/05 7:15:45
NYマーケットダイジェスト
(4日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.06円(前営業日比▲0.68円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.72円(▲0.43円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1634ドル(△0.0021ドル)
ダウ工業株30種平均:48739.41ドル(△238.14ドル)
ナスダック総合株価指数:22807.48(△290.79)
10年物米国債利回り:4.10%(△0.04%)
WTI原油先物4月限:1バレル=74.66ドル(△0.10ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=5134.7ドル(△11.0ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比)   11.0%      0.4%
2月ADP全米雇用報告
        6.3万人    1.1万人・改
2月米サービス部門PMI改定値
         51.7       52.3
2月米総合PMI改定値
         51.9       52.3
2月米ISM非製造業指数
         56.1       53.8

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは3日ぶりに反発。欧州時間に「イラン情報省の工作員が米中央情報局(CIA)に戦闘終結に向け対話の用意があるとシグナルを送っていた」との一部報道が伝わり、足もとで進んでいた「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった。20時30分前に一時1.1655ドルと日通し高値を付けた。
 ただ、買い一巡後はやや伸び悩んだ。前日の高値1.1707ドルが目先レジスタンスとして意識されたほか、イランの半国営タスニム通信が情報省関係者の話として「イランは米CIAに協議の提案を行っていない」と報じたことが相場の重しとなった。0時過ぎには一時1.1617ドル付近まで下押しした。

・ドル円は3日ぶりに反落。「イランの情報機関員が戦争終結に向けた条件協議を提案した」と伝わり、足もとで進んでいた「有事のドル買い」を巻き戻す動きが進行。欧州市場では一時156.86円と日通し安値を付けた。
 NY市場に入ると157.41円付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。政府・日銀による為替介入への警戒も相場の重しとなり、2時過ぎに156.88円付近まで押し戻された。もっとも、引けにかけては157円台前半まで値を戻している。
 なお、この日発表の2月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数は6.3万人増と予想の5.0万人増を上回り、2月米ISM非製造業景況指数は56.1と予想の53.5より強い内容となったが、相場の反応は限られた。

・ユーロ円は3日続落。20時30分前に一時183.13円付近まで上げたものの、東京午前に付けた日通し高値183.23円が目先レジスタンスとして働くと失速。ドル円の下落につれた売りも出て一時182.48円付近まで下押しした。ただ、引けにかけては182.89円付近まで下げ渋った。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発。イラン情勢の混乱が長期化するとの懸念がやや薄れ、原油先物価格の上昇が一服。投資家の過度なリスク回避姿勢が後退した。2月ADP全米雇用報告や同月米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことも投資家心理の改善につながり、株買いを促した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。

・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。イラン情勢の混乱が長期化するとの懸念がやや薄れる中、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。2月ADP全米雇用報告や同月米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことも相場の重し。

・原油先物相場はもみ合い。イラン絡みの中東情勢に関する懸念がくすぶり続けている一方、トランプ米大統領からは昨日「米国は世界へのエネルギーの自由な流れを確保する」「米海軍は必要であればホルムズ海峡でタンカーを護衛する」との発言も聞かれた。本日は「イラン情報省の工作員が米CIAに戦闘終結に向けた対話の用意があるとシグナルを送っていた」との一部報道も伝わり、原油相場は方向感が出なかった。

・金先物相場は小反発。週明けに1月末以来の高値圏5400ドル台まで上昇したことに対する調整の下落が大幅に進んだ流れも一巡。週初から進んだ有事のドル買いに反動の動きも入り、ドル軟化がドル建て金相場の割安感を意識させた面もあった。ただ、イラン絡みの中東リスクの先行きに不透明さもあり、明確な方向感が出にくかった。

2026/03/05 15:38:49
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=157.19円(前営業日NY終値比△0.13円)
ユーロ円:1ユーロ=182.25円(▲0.47円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1594ドル(▲0.0040ドル)
日経平均株価:55278.06円(前営業日比△1032.52円)
東証株価指数(TOPIX):3702.67(△69.00)
債券先物3月物:132.41円(▲0.42円)
新発10年物国債利回り:2.155%(△0.045%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)  (発表値)  (前回発表値)
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
         6731億円の処分超  1兆9008億円の処分超・改
対内株式
         9739億円の取得超  3997億円の取得超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。昨日までの流れを引き継いで朝方から「有事のドル買い」の巻き戻しが進み、10時30分前には一時156.46円まで下押す場面も見られた。ただ、中東情勢への警戒感も根強く残るなか、時間外取引で原油先物価格が堅調推移となったこともあり、一巡後はドルの買い戻しが再開。15時過ぎには157.25円まで反発した。
 なお、一部通信社は関係者筋の話として「日銀は4月利上げの可能性も排除せず、中東情勢の展開を注視」「日銀は戦争と原油高が長期化するかが最大の焦点と考えている」などと報じたが、相場への影響は限定的だった。

・ユーロドルは弱含み。朝方に1.1647ドルまで上昇する場面があったが、前日の高値1.1655ドル手前で上値の重さを確認すると、ドルが全般に買い戻された流れに沿って1.1588ドルまで失速した。

・ユーロ円も弱含み。ドル円の下落につれて円買い・ユーロ売りが先行した。ドル円の下げが一服した後もユーロドルが下落した影響で戻りは鈍く、一時182.17円まで下押しした。

・日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反発。中東情勢への過度な警戒感が和らぐなか、前日までの3日間で4600円超下落した後とあって自律反発狙いの買いが入った。指数は一時2400円近く上昇。一方で上値では戻り待ちの売り意欲も強く、その後は急速に上昇幅を縮めた。

・債券先物相場は反落。前日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで売りが先行した。この日の日本株が上昇したことも安全資産とされる債券の重しになった。

2026/03/06 3:25:48
欧州マーケットダイジェスト
(5日終値:6日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.69円(5日15時時点比△0.50円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.72円(△0.47円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1587ドル(▲0.0007ドル)
FTSE100種総合株価指数:10413.94(前営業日比▲153.71)
ドイツ株式指数(DAX):23815.75(▲389.61)
10年物英国債利回り:4.542%(△0.101%)
10年物独国債利回り:2.841%(△0.091%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
1月仏鉱工業生産
(前月比)      0.5%    ▲0.5%・改
2月スイス失業率
         3.2%      3.2%
2月英建設業購買担当者景気指数(PMI)
        44.5       46.4
1月ユーロ圏小売売上高
(前月比)   ▲0.1%     0.1%・改
(前年比)    2.0%     1.8%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。「イラン外務次官は『米国が満足のいく代替案を提示すれば、核計画を放棄する用意がある』との見解を示した」との一部報道を受けて、原油先物価格が失速。「有事のドル買い」を巻き戻す動きが先行し、一時1.1644ドル付近まで上昇した。ただ、東京午前に付けた日通し高値1.1647ドルが目先レジスタンスとして意識されると徐々に上値が重くなった。
 米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、NYの取引時間帯に入るとWTI原油先物価格が一時1バレル=79.97ドルと期近物として1年2カ月ぶりの高値を更新。欧米株価は下落し、「有事のドル買い」が再び強まった。前日の安値1.1575ドルを下抜けて、1時30分前に一時1.1559ドルと日通し安値を付けた。この日発表の前週分の米新規失業保険申請件数や10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値、10-12月期米単位労働コスト・速報値が予想よりも強い内容となったことも相場の重し。

・ドル円は底堅い動き。「イランは米国の提示する条件次第で、核計画を放棄する用意」との一部報道をきっかけに全般ドル売りが先行すると156.90円付近まで下押ししたものの、中東情勢の緊迫化を背景に「有事のドル買い」は依然として入りやすく、下値は限定的となった。市場では「トランプ米政権がイラン側の満足するような代替案を提示するとは考えにくい」との声も聞かれた。
 NY市場では米経済指標の上振れや米金利上昇などが相場の支援材料となり、3時前に一時157.85円と日通し高値を付けた。ただ、前日の高値157.86円や3日の高値157.97円がレジスタンスとして意識されると上昇は一服した。

・ユーロ円は一進一退。日本時間夕刻に一時182.13円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。22時過ぎには183.09円と日通し高値を更新した。ただ、1時30分前には182.36円付近まで押し戻された。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

・ロンドン株式相場は反落。日本や韓国の株式相場が上昇した流れを引き継いで英株にも買いが先行したものの、中東地域の情勢不安が世界経済の下押し圧力になるとの警戒感から徐々に売りに押された。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、ブリティッシュ・アメリカン・タバコなど生活必需品株が値下がりした。半面、原油高を背景にBPやシェルなどエネルギー株は買われた。

・フランクフルト株式相場は反落。日本や韓国などアジア株相場が上昇したことを受けて、しばらくは底堅く推移したものの終盤失速した。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物価格が急伸すると投資家心理が悪化し、売りが膨らんだ。個別ではメルク(8.00%安)やシーメンス・エナジー(5.93%安)、ラインメタル(5.58%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は下落。エネルギー価格の上昇がインフレ期待を高めるとの観測から、欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測が高まった。

2026/03/06 7:15:46
NYマーケットダイジェスト
(5日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.59円(前営業日比△0.53円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.93円(△0.21円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1609ドル(▲0.0025ドル)
ダウ工業株30種平均:47954.74ドル(▲784.67ドル)
ナスダック総合株価指数:22748.99(▲58.49)
10年物米国債利回り:4.13%(△0.03%)
WTI原油先物4月限:1バレル=81.01ドル(△6.35ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=5078.7ドル(▲56.0ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値
(前期比年率)  2.8%     5.2%・改
10-12月期米単位労働コスト・速報値
(前期比年率)  2.8%    ▲1.8%・改
前週分の米新規失業保険申請件数
        21.3万件   21.3万件・改
1月米輸入物価指数
(前月比)    0.2%     0.2%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反発。前週分の米新規失業保険申請件数や10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値、10-12月期米単位労働コスト・速報値が予想よりも強い内容となったことを受けて、全般ドル買いが先行。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、「有事のドル買い」も入りやすく、3時前に一時157.85円と日通し高値を付けた。市場では「戦闘が続く中東情勢の先行きが見通せず、投資家の警戒が根強い。基軸通貨としてのドルを買う動きが活発になっている」との声が聞かれた。
 ただ、前日の高値157.86円や3日の高値157.97円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。「中国はホルムズ海峡を通る石油・ガスの安全な輸送許可に向けてイランと協議中」「米財務省は原油先物市場への何らかの措置を発表する可能性」との報道が伝わり、時間外のWTI原油先物価格が上げ幅を縮めたことも相場の重し。
 なお、イラン情勢を巡る懸念を背景にWTI原油先物価格は一時1バレル=81.64ドルと期近物として1年8カ月ぶりの高値を記録した。また、原油急騰や「米当局は承認なしに世界のいかなる場所にもAI向け半導体を出荷することを制限する規制案を作成」との一部報道が嫌気されて、ダウ平均は一時1100ドル超下落する場面があった。

・ユーロドルは反落。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が急騰し、欧米株価は軟調に推移。投資家のリスク回避姿勢が強まった。1時30分前に一時1.1559ドルまでユーロ安・ドル高が進んだ。ただ、3日の安値1.1530ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。

・ユーロ円は4日ぶりに反発。22時過ぎに一時183.09円と日通し高値を付けたものの、前日の高値183.23円が目先レジスタンスとして意識されると次第に上値が重くなった。1時30分前には182.36円付近まで押し戻された。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。中東情勢の緊迫を背景にWTI原油先物価格が急騰すると、投資家がリスク回避姿勢を強めた。「米当局は承認なしに世界のいかなる場所にもAI向け半導体を出荷することを制限する規制案を作成」との報道を受けて、半導体株に売りが集まると一時1100ドル超下落した。ただ、急落したエヌビディアが持ち直すと指数も下げ渋った。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは4日続落。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物価格が大幅に上昇すると、インフレ懸念が強まり債券売りが広がった。この日発表の米経済指標が予想よりも強い内容となったことも相場の重しとなり、利回りは一時4.1480%前後と2月12日以来の高水準を付けた。

・原油先物相場は上昇。中東リスクを引きずり上伸。2024年7月以来、約1年8カ月ぶりの水準81ドル台へ上振れた。米国・イスラエルとイランの戦闘激化を受けた原油の供給不安が拭えない。トランプ米大統領から「ホルムズ海峡は通航可能な状態維持へ」との声も聞かれたが、戦闘状態の収束がなかなか見えてこない状態が懸念されている。

・金先物相場は反落。週初に1月末以来の高値圏5400ドル台まで上伸したあとの調整地合いが続いた。時間外取引で5200ドル付近へ緩やかに戻す場面もあったが、米金利上昇・ドル高の流れのなかとあって、金利がつかない資産である金が買われにくく、ドル建て金価格が押し下げられやすい状態だった。

2026/03/06 15:39:49
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=157.84円(前営業日NY終値比△0.25円)
ユーロ円:1ユーロ=183.19円(△0.26円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1606ドル(▲0.0003ドル)
日経平均株価:55620.84円(前営業日比△342.78円)
東証株価指数(TOPIX):3716.93(△14.26)
債券先物3月物:132.47円(△0.06円)
新発10年物国債利回り:2.160%(△0.005%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)  (発表値)  (前回発表値)
2月外貨準備高
           1兆4107億ドル  1兆3948億ドル

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は小高い。しばらくは157円台半ばでのもみ合いとなっていたものの、東京午後に入ると日経平均株価の上昇などを手掛かりに買いが入った。昨日高値の157.85円を上抜けて、一時157.90円まで値を上げた。
 なお、氷見野日銀副総裁は「現在はインフレの状態にある」「円安の物価に与える影響をしっかりみていきたい」などの見解を示した。

・ユーロドルは伸び悩み。1.1621ドルまでやや買いが入る場面もあったが、中東情勢への警戒感からドル買い需要も根強く、その後はやや上値が重くなった。

・ユーロ円は小高い。ドル円や日本株の上昇につれた円売り・ユーロ買いが進み、一時183.25円まで上値を伸ばした。

・日経平均株価は続伸。前日の米国株式相場が大きく下落し、この日の国内株式市場にも売りが波及した。ただ、時間外取引で原油先物相場の上昇が一服すると次第に下値を切り上げる展開に。指数は午前につけた760円超安から400円超高まで持ち直し、高値圏で取引を終えた。

・債券先物相場は反発。株安を背景に安全資産とされる債券需要が意識された。もっとも、安く始まった日経平均株価は一巡後にプラス圏まで反発したため、上値も限られた。

2026/03/07 3:25:46
欧州マーケットダイジェスト
(6日終値:7日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.80円(6日15時時点比▲0.04円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.98円(▲0.21円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1596ドル(▲0.0010ドル)
FTSE100種総合株価指数:10284.75(前営業日比▲129.19)
ドイツ株式指数(DAX):23591.03(▲224.72)
10年物英国債利回り:4.627%(△0.085%)
10年物独国債利回り:2.860%(△0.019%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)確定値
(前期比)    0.2%       0.3%
(前年比)    1.2%       1.3%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は神経質な動き。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、「有事のドル買い」がこの日も入りやすかった。市場では「戦闘が続く中東情勢の先行きが見通せず、投資家の警戒が根強い。基軸通貨としてのドルを買う動きが活発になっている」との声が聞かれ、21時30分前に一時158.09円と日通し高値を更新。日米レートチェックで急落した1月23日以来の158円台乗せとなった。
 NYの取引時間帯に入ると、米労働省が発表した2月米雇用統計で非農業部門雇用者数が9.2万人減と予想の5.5万人増に反して減少したうえ、失業率が4.4%と予想の4.3%より弱い内容となったことが分かり、全般ドル売りが先行。一時157.41円付近まで値を下げた。
 ただ、アジア時間に付けた日通し安値157.39円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。中東情勢の緊迫化を背景に原油高・ドル高の流れも継続し、23時30分前には158.09円と本日高値に面合わせした。もっとも、週末を控えたポジション調整目的の売りが出ると再び上値が重くなっている。
 なお、WTI原油先物価格は一時1バレル=92.61ドルと2023年9月以来約2年半ぶりの高値を記録した。トランプ米大統領が自身のSNSで「イランとの取引は『無条件降伏』以外にあり得ない」との見解を示すと、イラン情勢の混乱が長期化するとの懸念が高まった。

・ユーロドルは下値が堅かった。中東情勢の緊迫化を背景に原油高・ドル高の流れが継続し、23時30分前に一時1.1546ドルと日通し安値を付けた。ただ、低調な米雇用統計を受けて、米長期金利が低下したこともあって、NY中盤以降は買い戻しが優勢に。週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りも入り、2時前には1.1613ドル付近まで持ち直した。

・ユーロ円は下げ渋り。アジア時間に一時183.27円と日通し高値を付けたあとはじり安の展開に。1時前に一時182.38円と日通し安値を更新した。ただ、前日の安値182.13円が目先サポートとして意識されるとじりじりと下値を切り上げた。ユーロドルの持ち直しにつれた買いも入り、183円台前半まで下げ幅を縮めた。

・ロンドン株式相場は続落。自律反発狙いの買いが先行したものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。イラン情勢の混乱が長期化するとの懸念が高まる中、原油先物価格が急騰。投資家の間で当面のリスクを避けようと株式を売る姿勢が強まった。ユニリーバやブリティッシュ・アメリカン・タバコなど生活必需品株が売られたほか、アングロ・アメリカンやグレンコアなど素材株が値下がりした。

・フランクフルト株式相場は続落。中東地域での紛争が長引けばエネルギー価格が高騰し、景気に悪影響を及ぼしかねないとの懸念から売りが広がった。低調な米雇用統計を受けて米国株が軟調に推移したことも相場の重し。個別ではインフィニオンテクノロジーズ(6.81%安)やバイエル(3.67%安)、キアゲン(3.59%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は下落。エネルギー価格の上昇がインフレ期待を高めるとの観測から、欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測が高まった。

2026/03/07 7:20:47
NYマーケットダイジェスト
(6日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.78円(前営業日比△0.19円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.29円(△0.36円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1618ドル(△0.0009ドル)
ダウ工業株30種平均:47501.55ドル(▲453.19ドル)
ナスダック総合株価指数:22387.68(▲361.31)
10年物米国債利回り:4.14%(△0.01%)
WTI原油先物4月限:1バレル=90.90ドル(△9.89ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=5158.7ドル(△80.0ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
2月米雇用統計
失業率     4.4%       4.3%
非農業部門雇用者数変化
       ▲9.2万人    12.6万人・改
平均時給
(前月比)   0.4%       0.4%
(前年比)   3.8%       3.7%
1月米小売売上高
(前月比)  ▲0.2%       0.0%
(除く自動車) 0.0%       0.0%
12月米企業在庫
(前月比)   0.1%      0.0%・改
1月米消費者信用残高
       80.5億ドル  252.0億ドル・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は続伸。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、「有事のドル買い」が継続した。市場では「戦闘が続く中東情勢の先行きが見通せず、投資家の警戒が根強い。基軸通貨としてのドルを買う動きが活発になっている」との声が聞かれ、21時30分前に一時158.09円と日通し高値を更新。日米レートチェックで急落した1月23日以来の158円台乗せとなった。
 米労働省が発表した2月米雇用統計では非農業部門雇用者数が9.2万人減と予想の5.5万人増に反して減少し、失業率が4.4%と予想の4.3%より弱い内容となった。結果が伝わると一時157.41円付近まで下押ししたものの、下値は限定的だった。アジア時間に付けた日通し安値157.39円が目先サポートとして意識された面もあった。中東情勢の緊迫化を背景に原油高・ドル高の流れも継続し、23時30分前には再び158.09円まで上げた。
 なお、トランプ米大統領は自身のSNS上に「イランとの取引は『無条件降伏』以外にあり得ない」と投稿。また、「イランは停戦交渉を拒否し、米国による地上侵攻に備える」「イランはホルムズ海峡で米・イスラエル関連の船舶を攻撃すると表明した」と伝わった。イラン情勢の混乱が長期化するとの懸念が高まると、WTI原油先物価格は一時1バレル=92.61ドルと2023年9月以来約2年半ぶりの高値を記録した。

・ユーロドルは小反発。中東情勢の緊迫化を背景に原油高・ドル高の流れが継続し、23時30分前に一時1.1546ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、低調な米雇用統計を受けて米長期金利が低下に転じると買い戻しが優勢に。週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りも入り、3時30分前には1.1621ドルとアジア時間に付けた日通し高値に面合わせした。

・ユーロ円は続伸。1時前に一時182.38円と日通し安値を付けたものの、前日の安値182.13円が目先サポートとして意識されるとじりじりと買い戻しが進んだ。ドル円の上昇やユーロドルの下げ渋りにつれた買いも入り、6時30分前には183.38円と日通し高値を更新した。

2026/03/07 7:21:48
NYマーケットダイジェスト
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。イラン情勢の混乱が長期化するとの懸念が高まる中、原油先物価格が急騰すると、投資家の間で当面のリスクを避けようと株式を売る姿勢が強まった。低調な2月米雇用統計の結果も投資家心理を冷やし、指数は一時940ドル超下落した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続落。マイクロン・テクノロジーやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが売られた。

・米国債券相場で長期ゾーンは小幅ながら5日続落。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物価格が大幅に上昇すると、インフレ懸念が強まり債券売りが出た。ただ、低調な2月米雇用統計を受けて買いが優勢になると上げに転じる場面もあった。なお、市場では「物価高と景気後退が同時並行するスタグフレーションへの警戒が浮上している」との声が聞かれた。

・原油先物相場は急伸。中東情勢の悪化による原油供給を懸念した買いが継続。中心限月として2023年9月以来約2年半ぶりの高値92.61ドルまで上伸した。

・金先物相場は反発。予想に反してマイナスとなった非農業部門雇用者数や失業率の悪化など、弱い2月米雇用統計を受けて金利が低下。金利が付かない資産である金の相対的な投資妙味が改善し、5070ドル台で推移していたところから一時5180ドル台まで上昇した。米金利低下を受けたドル失速も、ドル建て金相場の換算値を押し上げる要因となった。

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