
2026/03/20 6:46:50
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
2月ニュージーランド(NZ)貿易収支〔予想 -〕 (前回発表値 5.19億NZドルの赤字)
2026/03/20 8:00:45
東京為替見通し
昨日の海外市場では、NY序盤に英欧で利上げ観測が浮上したことを背景にして、対欧州通貨中心にドル売りが進んだ。その影響を受けてドル円は、円高・ドル安の様相が強まった。その後も原油先物相場が急失速し、米国株が下げ渋ると一時157.51円まで弱含んだ。ユーロドルは一時1.1616ドルまで上昇した。
本日は春分の日で本邦市場が休場となるほか、日本、米国、英国、豪州、カナダ、スイスなど主要国の金融政策イベントも一巡しており、本来であれば市場は落ち着きを取り戻しやすい局面にある。しかしながら、週末を控える中で原油先物価格の乱高下が引き続き想定されることから、相場は依然として神経質な展開を余儀なくされそうだ。加えて、昨日の日米首脳会談を巡り、日米間での新たな合意事項が後出しで明らかとなる可能性もあり、ヘッドラインリスクへの警戒は継続したい。
原油先物は一時101ドル台に乗せた後、92ドル台まで急反落。米国がイスラエルに対し、イランのエネルギー関連施設への攻撃自制を促しているとの見方が上昇圧力を一時的に緩和させた格好だ。ただし、イランが停戦に応じる見込みは依然として低く、ホルムズ海峡を巡る緊張は継続する見通しで、供給不安は払拭されていない。
とりわけ、足元の動向で注意されるのは週末リスクだ。特に今年に入りトランプ政権は、ベネズエラのマドゥロ大統領拉致、イランへの攻撃などはいずれも週末に行われたことで、今週末もイランへの攻撃規模拡大などのリスクの広がりが懸念されそうだ。数時間前にイスラエルのネタニヤフ首相がイランは「壊滅状態」にあるが、革命には「地上部隊」が必要だと述べているように、好戦的な態度を保っている。一方、米国はエネルギー価格の上昇や支持率低下を背景に、これ以上の関与拡大には慎重な姿勢を示している。ただし、これまで同様に米国がイスラエルの意向に沿う形で動くリスクは残存しており、予断を許さない状況が続く。
日米首脳会談については、冒頭の質疑応答では市場を動かす明確なシグナルは示されなかったものの、北大西洋条約機構(NATO)とは異なる日本の関与のあり方に言及するなど、今後の中東情勢への関与を巡る議論が水面下で進んでいる可能性は否定できない。今後、これまで公表されていない合意事項や認識が関係者(特に米国側からの)発言などを通じて明らかとなった場合、外交リスクの高まりを通じて市場センチメントに影響が波及する公算が大きい。
主要イベント通過後も、相場の主導権は依然として地政学と原油市場が握る構図。流動性が低下しやすい休場局面においては、突発的なニュースフローに対する価格反応が増幅されやすく、ボラティリティの上振れには引き続き警戒が必要だ。
2026/03/20 8:08:40
東京外国為替市場概況
20日の東京外国為替市場でドル円は小幅に買い戻し。8時時点では157.87円とニューヨーク市場の終値(157.73円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。157.64円を安値に昨日の大幅下落の反動で157.90円まで小幅に買い戻しが入った。なお、本日は本邦市場が春分の日で休場ということもあり、市場の流動性が悪く、値動きが軽くなっている。
ユーロドルは上値が抑えられる。8時時点では1.1578ドルとニューヨーク市場の終値(1.1589ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。1.1595ドルまで買われたが、大台の1.1600ドルや前日高値1.1616ドルが意識されると伸び悩み、対円でドルが買い戻されると上値が抑えられた。
ユーロ円はもみ合い。8時時点では182.78円とニューヨーク市場の終値(182.80円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。ドル相場となっていることで方向感はなく、182円後半でもみ合い。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 157.90円
ユーロドル:1.1578ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.62円 - 182.90円
2026/03/20 8:21:45
要人発言
フォンデアライエン欧州委員長
「中東情勢によりリスクが高まっている」
「カタール産ガスへの攻撃が将来の供給リスクを高めている」
2026/03/20 10:08:50
東京外国為替市場概況
20日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。10時時点では157.85円とニューヨーク市場の終値(157.73円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。9時前に一時157.99円まで上値を伸ばした後に、時間外のWTI原油先物価格が売り優勢となると伸び悩み、157.81円付近まで下押しした。再び157.90円台に乗せる場面もあったが、上値を積極的に買い上げるほどの勢いはなかった。
ユーロドルは小幅安。10時時点では1.1574ドルとニューヨーク市場の終値(1.1589ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。前日のユーロ買い・ドル売りの巻き戻しが入り、1.1571ドルまで小幅に下値を広げた。また、ポンドドルも1.3418ドルまで弱含んだ。
ユーロ円はもみ合い。10時時点では182.69円とニューヨーク市場の終値(182.80円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。ドル相場となっていることで182円後半でのもみ合いが続いている。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 157.99円
ユーロドル:1.1571ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.62円 - 182.90円
2026/03/20 11:25:45
インターバンクスワップ状況
ドル円スワップスプレッド
O/N - / -
T/N 1.40 / 1.31
S/W 9.56 / 9.38
1M 43.20 / 42.70
2M 85.90 / 85.10
3M 124.20 / 123.35
6M 242.40 / 241.36
※3月20日10時41分時点
2026/03/20 12:05:25
東京外国為替市場概況
20日の東京外国為替市場でドル円は強含み。12時時点では158.30円とニューヨーク市場の終値(157.73円)と比べて57銭程度のドル高水準だった。10時過ぎの下押し水準を157.70円台に留め、その後は買い戻しが優勢となった。底堅い日米株式指数先物の動きも支えに158円台を回復すると、ストップロスカバーを巻き込みながら158.34円まで上昇した。
ユーロ円はしっかり。12時時点では183.05円とニューヨーク市場の終値(182.80円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。中東情勢への過度な警戒感が緩むなか、リスクセンチメントの改善とともに183.10円までユーロ買い円売りが進んだ。ほか、豪ドル円は112.23円、NZドル円が93.21円、ポンド円も212.36円まで外貨高円安に振れた。
ユーロドルは12時時点では1.1563ドルとニューヨーク市場の終値(1.1589ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。持ち高調整の売りで1.1562ドルまで下げ幅を広げた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 158.34円
ユーロドル:1.1562ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.60円 - 183.10円
2026/03/20 12:25:40
インターバンクオプション状況
【ドル円】
ボラティリティ(変動率)1カ月物 9.63%(前日比-0.10%)
リスクリバーサル1カ月物 0.64%の円コールオーバー
主なオプションのストライクと行使期日
161.00円 23日
160.00円 25・26日
158.95円 23日
158.50円 20日
158.00円 23・24・26日
157.50円 25日
157.00円 23日
156.00円 24日
【ユーロドル】
ボラティリティ(変動率)1カ月物 7.95%(前日比+0.11%)
主なオプションのストライクと行使期日
1.1770ドル 24日
1.1740ドル 20日
1.1700ドル 25日
1.1675ドル 25日
1.1650ドル 20・23日
1.1645ドル 20・24日
1.1605ドル 25日
1.1600ドル 23・24・26日
1.1580ドル 25日
1.1550ドル 20日
1.1525ドル 20日
1.1500ドル 20・24・26日
1.1460ドル 20日
1.1450ドル 20・25日
1.1430ドル 24日
1.1410ドル 24日
1.1400ドル 20・24日
1.1380ドル 20日
1.1370ドル 20日
1.1350ドル 20・25日
1.1330ドル 20日
1.1325ドル 20・24日
1.1250ドル 26日
2026/03/20 14:00:50
イベントスケジュール
○16:00 ◇ 2月独生産者物価指数(PPI、予想:前月比0.3%)
○17:30 ◎ 2月香港消費者物価指数(CPI、予想:前年比1.5%)
○18:00 ◇ 1月ユーロ圏経常収支(季節調整済)
○19:00 ◇ 1月ユーロ圏貿易収支(季節調整前/季節調整済)
○19:30 ◎ ロシア中銀、政策金利発表(予想:15.00%に引き下げ)
○21:30 ◎ 1月カナダ小売売上高(予想:前月比1.5%/自動車を除く前月比1.2%)
○21:30 ◇ 2月カナダ鉱工業製品価格(予想:前月比1.1%)
○21:30 ◇ 2月カナダ原料価格指数(予想:前月比2.4%)
○21日02:30 ◎ ナーゲル独連銀総裁、講演
○欧州連合(EU)首脳会議(ブリュッセル、最終日)
○トルコ(砂糖祭)、休場
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
2026/03/20 15:06:45
東京外国為替市場概況
20日午後の東京外国為替市場でユーロドルは上値が重い。15時時点では1.1553ドルと12時時点(1.1563ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。イスラエル軍がイランに対して新たな攻撃を開始したと報じられた。有事のドル買いが再び意識され、1.1553ドルまでユーロ安ドル高に傾いた。昨日は大幅に上昇したポンドドルも、1.3399ドルまで売りに押された。
ドル円は底堅い。15時時点では158.43円と12時時点(158.30円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。本邦勢が不在のなか値動きは鈍かったものの、アジア午前から見られたドル買い戻しの流れは続いた。時間外のNY原油先物の売りが一服したことも支えに、158.43円までじり高となった。
ユーロ円は15時時点では183.02円と12時時点(183.05円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。183円を挟み方向感のない動きが続いた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 158.43円
ユーロドル:1.1553ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.60円 - 183.10円
2026/03/20 15:26:50
要人発言
カザークス・ラトビア中銀総裁
「ユーロ圏のインフレ率は上昇し、景気は悪化している」
「4月の欧州中央銀行(ECB)理事会では、精査する」
「エネルギー危機は、2022年のような危機的な状況ではない」
2026/03/20 15:50:50
要人発言
ナーゲル独連銀総裁
「物価見通しが悪化した場合、4月欧州中央銀行(ECB)理事会では利上げが必要となる可能性」
2026/03/20 15:53:50
要人発言
ミュラー・エストニア中銀総裁
「原油価格の高止まりがいつまで続くのかが懸念材料」
「現状のようなエネルギー価格の高騰は、これまでも経験済み」
「2022年のエネルギー危機よりは、まだましな状況」
「4月の欧州中央銀行(ECB)理事会では、より多くの情報が得られる」
「インフレ率はさらに上昇する見込みだが、まだ楽観的でいられる」
2026/03/20 16:01:50
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
2月独生産者物価指数(PPI)〔予想 +0.3%〕 (前回発表値▲0.6% )
2026/03/20 16:58:50
要人発言
ビルロワドガロー仏中銀総裁
「中央銀行はエネルギー価格に関しては無力」
「現在のエネルギー危機は、2022年とは異なる」
「インフレ率が2%へ回帰すると確信している」
2026/03/20 17:08:55
東京外国為替市場概況
20日午後の東京外国為替市場で、ユーロドルは小高い。17時時点では1.1574ドルと15時時点(1.1553ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ高水準だった。有事のドル買いを意識した流れが一服。昨日の大幅高の反動で調整安が進んでいたポンドドルの売りもいったん落ち着くなど、欧州通貨の下落に一巡感が生じ始めてきた。ユーロドルは1.1575ドル前後へ揺り戻し。ポンドドルは16時頃に1.3398ドルと一時1.34ドル割れになったところから、1.3430ドル付近へ持ち直した。
ドル円は、頭打ち。17時時点では158.29円と15時時点(158.43円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。アジア午前から進んできたドル買い戻しは158.45円までで小休止。158円前半レンジへ下押して推移した。
ユーロ円はじり高。17時時点では183.20円と15時時点(183.02円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。この時間帯は有事のドル買い一服で底堅い動きとなったユーロドルに連れ高。183.30円まで上値を広げた
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 158.45円
ユーロドル:1.1553ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.60円 - 183.30円
2026/03/20 17:32:55
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
2月香港消費者物価指数(CPI、前年比)〔予想 +1.5%〕 (前回発表値 +1.1%)
2026/03/20 18:04:45
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
1月ユーロ圏経常収支(季調済)〔予想 -〕 (前回発表値 146億ユーロの黒字)
2026/03/20 19:01:51
【指標】
1月ユーロ圏貿易収支(季調前) -19億ユーロ、前回 +126億ユーロ
※タイトルおよび上記に表示した内容が下記の経済指標の結果です。
1月ユーロ圏貿易収支(季調済)〔予想 -〕 (前回発表値 116億ユーロの黒字)
1月ユーロ圏貿易収支(季調前)〔予想 -〕 (前回発表値 126億ユーロの黒字)
2026/03/20 19:31:15
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
ロシア中銀政策金利〔予想 15.00%に引き下げ〕 (前回発表値 15.50%)
2026/03/20 20:07:50
欧州外国為替市場概況
20日の欧州外国為替市場でドル円は上げ幅拡大。20時時点では158.71円と17時時点(158.29円)と比べて42銭程度のドル高水準だった。WTI原油先物価格が一時97.00ドルまで上昇し、米10年債利回りが4.30%台まで上昇したことなどで、一時158.90円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは弱含み。20時時点では1.1559ドルと17時時点(1.1574ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りの上昇を受けて、一時1.1535ドルまで下値を広げた。
ポンドドルは1.3364ドルまで下値を広げた。
ユーロ円は20時時点では183.47円と17時時点(183.20円)と比べて27銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて、一時183.52円まで上値を伸ばした。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 158.90円
ユーロドル:1.1535ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.60円 - 183.52円
2026/03/20 20:30:50
イベントスケジュール
○21:30 ◎ 1月カナダ小売売上高(予想:前月比1.5%/自動車を除く前月比1.2%)
○21:30 ◇ 2月カナダ鉱工業製品価格(予想:前月比1.1%)
○21:30 ◇ 2月カナダ原料価格指数(予想:前月比2.4%)
○21日02:30 ◎ ナーゲル独連銀総裁、講演
○欧州連合(EU)首脳会議(ブリュッセル、最終日)
○トルコ(砂糖祭)、休場
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
2026/03/20 21:26:46
要人発言
バウマンFRB副議長
「私は、依然として、雇用情勢に懸念している」
2026/03/20 21:31:50
【指標】
1月カナダ小売売上高(自動車を除く、前月比) +0.8%、予想 +1.2%
2月カナダ鉱工業製品価格(前月比) +0.4%、予想 +1.1%
2月カナダ原料価格指数(前月比) +0.6%、予想 +2.4%
※タイトルおよび上記に表示した内容が下記の経済指標の結果です。
1月カナダ小売売上高(前月比)〔予想 +1.5%〕 (前回発表値 -0.4%)
1月カナダ小売売上高(自動車を除く、前月比)〔予想 +1.2%〕 (前回発表値±0.0%・改 )
2月カナダ鉱工業製品価格(前月比)〔予想 +1.1%〕 (前回発表値 +2.7%)
2月カナダ原料価格指数(前月比)〔予想 +2.4%〕 (前回発表値 +7.7%)
2026/03/20 21:47:45
要人発言
ウォラーFRB理事
「労組市場の低迷が続けば、年内の追加利下げを支持する」
2026/03/20 21:48:55
要人発言
ウォラーFRB理事
「原油価格はいずれコアインフレ率に影響を及ぼし得る」
2026/03/20 22:06:21
欧州外国為替市場概況
20日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩み。22時時点では158.69円と20時時点(158.71円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。WTI原油先物価格が97ドルから94ドル台まで下落し、米10年債利回りが4.30%台から4.29%台へ低下した局面で、158.52円前後まで上値を切り下げた。
ボウマンFRB副議長は「私は、依然として、雇用情勢に懸念している」と述べた。
ウォラーFRB理事は「原油価格はいずれコアインフレ率に影響を及ぼし得る」「労働市場の低迷が続けば、年内の追加利下げを支持する」と述べた。
ユーロドルは小高い。22時時点では1.1565ドルと20時時点(1.1559ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りの低下を受けて、1.1580ドル前後まで下値を切り上げた。
ユーロ円は22時時点では183.52円と20時時点(183.47円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが強含みに推移したことで、一時183.61円まで上値を伸ばした。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 158.90円
ユーロドル:1.1535ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.60円 - 183.61円
2026/03/21 0:07:16
ニューヨーク外国為替市場概況
20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では159.12円と22時時点(158.69円)と比べて43銭程度のドル高水準だった。「米国は中東に追加で数千人の海兵隊と3隻の軍艦を派遣」との報道が伝わると、中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が再び上昇傾向を強め、ダウ平均が一時300ドル超下落。為替市場では「有事のドル買い」が目立つ展開となり、一時159.18円まで値を上げた。なお、米短期金融市場では米連邦準備理事会(FRB)による年内利上げ観測も高まっており、ドル買いを後押ししたもよう。
米長期金利の指標である10年債利回りは一時4.3856%前後と昨年8月1日以来の高水準を更新した。
ユーロドルは頭が重い。24時時点では1.1535ドルと22時時点(1.1565ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ安水準だった。中東情勢の悪化が長期化するとの観測が高まる中、原油高・株安・ドル高の様相が強まり、23時30分前に一時1.1525ドルと日通し安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.79まで上げた。
ユーロ円はもみ合い。24時時点では183.55円と22時時点(183.52円)と比べて3銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの影響を同時に受けたため、183円台半ばで大きな方向感は出なかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 159.18円
ユーロドル:1.1525ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.60円 - 183.62円
2026/03/21 0:08:45
要人発言
トランプ米大統領
「イランに核兵器を持たせるつもりはない」
「イランは中東を乗っ取ろうとしていた」
「イランで話し合える指導者が残っていない」
「イランでリーダーになりたい者など、もはや誰もいない」
2026/03/21 1:10:50
イベントスケジュール
23日
○春闘第1回回答集計結果(連合)
24日
○08:30 ☆ 2月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く総合)
○08:30 ☆ 2月全国CPI(生鮮食料品・エネルギー除く)
25日
○08:50 ☆ 1月22-23日分の日銀金融政策決定会合議事要旨
○14:00 ◇ 1月景気動向指数改定値
26日
○08:50 ◇ 2月企業向けサービス価格指数
○08:50 ◇ 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
2026/03/21 1:16:10
イベントスケジュール
23日
○14:00 ◎ 2月シンガポール消費者物価指数(CPI)
○17:45 ◎ エスクリバ・スペイン中銀総裁、講演
○23:00 ◇ 1月米建設支出
○24:00 ◎ 3月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
○24:00 ◎ チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○24日01:00 ◎ レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
24日
○10:00 ◎ ブレマンNZ準備銀行(RBNZ)総裁、講演
○未定 ◇ 1-3月期南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数
○17:15 ◎ 3月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
○17:15 ◎ 3月仏サービス部門PMI速報値
○17:30 ◎ 3月独製造業PMI速報値
○17:30 ◎ 3月独サービス部門PMI速報値
○18:00 ◎ 3月ユーロ圏製造業PMI速報値
○18:00 ◎ 3月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
○18:30 ◎ 3月英製造業PMI速報値
○18:30 ◎ 3月英サービス部門PMI速報値
○19:00 ◎ コッハー・オーストリア中銀総裁、講演
○21:00 ◎ スレイペン・オランダ中銀総裁、講演
○21:30 ◇ 10-12月期米非農業部門労働生産性・改定値
○22:30 ◎ チポローネECB専務理事、講演
○22:45 ◎ 3月米製造業PMI速報値
○22:45 ◎ 3月米サービス部門PMI速報値
○22:45 ◎ 3月米総合PMI速報値
○23:00 ◎ 3月米リッチモンド連銀製造業景気指数
○25日02:00 ◎ 米財務省、2年債入札
25日
○07:30 ◎ バー米連邦準備理事会(FRB)理事、講演
○09:30 ◎ 2月豪CPI
○16:00 ◎ 2月英CPI
○16:00 ◎ CPIコア指数
◇ 小売物価指数(RPI)
○17:45 ◎ ラガルドECB総裁、カンファレンスに参加
○18:00 ◎ 3月独Ifo企業景況感指数
○20:00 ◇ MBA住宅ローン申請指数
○21:00 ◎ レーン・フィンランド中銀総裁、講演
○21:30 ◇ 2月米輸入物価指数
○21:30 ◎ 10-12月期米経常収支
○23:30 ◇ EIA週間在庫統計
○26日01:30 ◎ ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
○26日02:00 ◎ 米財務省、5年債入札
○26日05:10 ◎ ミランFRB理事、講演
26日
○16:00 ◇ 4月独消費者信頼感指数(Gfk調査)
○16:45 ◇ 3月仏企業景況感指数
○16:45 ◇ 3月仏消費者信頼感指数
○18:00 ◎ ノルウェー中銀、政策金利発表
○18:00 ◎ デギンドスECB副総裁、ミュラー・エストニア中銀総裁、講演
○18:30 ◎ ブリーデン英中銀(BOE)副総裁、講演
○18:30 ◇ 2月南アフリカ卸売物価指数(PPI)
○21:30 ◎ 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数
○22:00 ☆ 南アフリカ準備銀行(SARB)、政策金利発表
○27日01:00 ◎ テイラー英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
○27日01:30 ◎ グリーン英MPC委員、講演
○27日02:00 ◎ 米財務省、7年債入札
○27日04:00 ◎ メキシコ中銀、政策金利発表
○27日05:00 ◎ クックFRB理事、講演
○主要7カ国(G7)外相会合(パリ近郊、27日まで)
○インド(ヒンドゥー教ラーマ神生誕祭)、休場
27日
○07:30 ◎ ミランFRB理事、講演
○08:00 ◎ ジェファーソンFRB副議長、講演
○08:10 ◎ バーFRB理事、講演
○09:01 ◇ 3月英消費者信頼感指数(Gfk調査)
○16:00 ◎ 2月英小売売上高
○19:30 ◎ 2月インド鉱工業生産
○21:00 ◇ 2月メキシコ失業率(季節調整前)
○21:00 ◇ 2月メキシコ貿易収支
○23:00 ◎ 3月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)
○28日00:30 ◎ デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、講演
○28日00:40 ◎ ポールソン米フィラデルフィア連銀総裁、講演
29日
○欧州・英国が夏時間に移行
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
2026/03/21 2:06:45
ニューヨーク外国為替市場概況
20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。2時時点では159.26円と24時時点(159.12円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。一部報道をきっかけとして中東情勢の緊迫化を背景とした「有事のドル買い」の流れが継続すると、159.29円まで上昇して日通し高値を更新した。
ユーロドルは持ち直し。2時時点では1.1560ドルと24時時点(1.1535ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ高水準だった。24時前に1.1525ドルの安値を見た後は、4.39%目前まで上昇した米10年債利回りが4.35%台まで上昇幅を縮小したこともあり、買い戻しが優勢に。1時過ぎに1.1567ドル付近まで値を戻した。
ユーロ円は上昇。2時時点では184.10円と24時時点(183.55円)と比べて55銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が高止まりする中、ユーロドルが買い戻された影響を受け、184.13円まで上値を伸ばした。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 159.29円
ユーロドル:1.1525ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.60円 - 184.13円
2026/03/21 2:09:20
要人発言
イラン当局者
「攻撃を受けている間はホルムズ海峡を巡る議論の余地なし」
2026/03/21 3:25:40
欧州マーケットダイジェスト
(20日終値:21日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=159.21円(20日15時時点比△0.78円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.03円(△1.01円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1559ドル(△0.0007ドル)
FTSE100種総合株価指数:9918.33(前営業日比▲145.17)
ドイツ株式指数(DAX):22380.19(▲459.37)
10年物英国債利回り:4.994%(△0.151%)
10年物独国債利回り:3.043%(△0.081%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
2月独生産者物価指数(PPI)
(前月比) ▲0.5% ▲0.6%
1月ユーロ圏経常収支(季調済)
379億ユーロの黒字 146億ユーロの黒字
1月ユーロ圏貿易収支
(季調済)121億ユーロの黒字 116億ユーロの黒字
(季調前)19億ユーロの赤字 126億ユーロの黒字
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は堅調。「米国は中東に追加で数千人の海兵隊と3隻の軍艦を派遣」との報道が伝わると、中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が再び上昇傾向を強め、欧米株相場が軟調に推移。為替市場では「有事のドル買い」が目立つ展開となった。また、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)の会見を受けて、米利下げ観測が後退していることもドル買いを促した。2時過ぎには一時159.36円まで値を上げた。市場ではFRBによる年内利上げ観測も浮上しており、ドル買いを後押しした面があった。短期金融市場ではFRBが10月までに利上げを実施する確率が50%に跳ね上がった。
なお、ウォラーFRB理事はこの日、「今週のFOMCでは当初、利下げを主張するつもりだったが、イラン戦争による原油価格の高騰などを背景に金利据え置きに転じた」と述べたほか、「この紛争は長期化する可能性が高まっており、原油価格もより長く高止まりするだろう。インフレはより大きな懸念材料となる」などと発言。利上げの可能性を排除しつつ、現時点では物価動向を見極めるために慎重になる必要があるとの認識を示した。
また、ボウマンFRB副議長は「年内に3回の利下げを見込んでいる」と話し、他の当局者と比べて利下げに積極的な姿勢を示した。
・ユーロドルは下値が堅かった。中東情勢の悪化が長期化するとの観測が高まる中、原油高・株安・ドル高の様相が強まると、23時30分前に一時1.1525ドルと日通し安値を更新した。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出た。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.79まで上昇した。
ただ、下値は限定的だった。今週の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果を踏まえて、ECBの早期利上げ観測も高まっており、ユーロ買い・ドル売りも入りやすい地合いとなった。短期金融市場では、ECBによる年内3回の利上げが織り込まれている。
なお、独10年債利回りは一時3.049%前後と2011年7月以来の高水準を記録した。
・ユーロ円はしっかり。2時過ぎに一時184.16円と本日高値を更新した。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、ユーロドルの持ち直しに伴う買いが入った。
・ロンドン株式相場は3日続落し、昨年12月29日以来の安値で取引を終えた。前日に急落した反動で買い戻しが先行したものの、戻りは鈍かった。原油先物相場が高値圏で推移する中、エネルギー価格の上昇が英景気に悪影響を与えるとの懸念が株売りを誘った。英中銀(BOE)の年内利上げ観測の高まりも相場の重し。ナショナル・グリッドやSSEなど公共事業株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は大幅に3日続落し、昨年4月28日以来の安値となった。前日に急落した反動で反発して始まったものの、買い戻しが一巡すると一転下落した。エネルギー価格高騰によるユーロ圏景気の減速懸念が高まる中、投資家がリスク回避姿勢を強めた。ECBによる利上げ観測の高まりも相場の重しとなり、終盤下げ幅を広げた。
・欧州債券相場は大幅下落。英欧中銀は今週、政策金利を据え置いたものの、利上げ観測が強まったことからこの日も債券売りが続いた。英10年債利回りは一時5.022%前後と2008年7月以来の5%台に乗せたほか、独10年債利回りは3.049%前後と11年7月以来の高水準を記録した。
2026/03/21 3:32:40
要人発言
ナーゲル独連銀総裁
「インフレへの二次的波及効果が顕著になった場合、ECBは行動を起こさなければならない」
「インフレ率が上昇し、期待インフレ率が目標を上回る期間が長くなるほど、二次的波及のリスクは大きくなる」
2026/03/21 4:06:40
ニューヨーク外国為替市場概況
20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は一段高。4時時点では159.35円と2時時点(159.26円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。NY序盤からの有事のドル買いが意識される中、159円台でのもみ合いが継続。4時前に米10年債利回りが4.39%台に上昇する中で159.39円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは方向感定まらず。4時時点では1.1551ドルと2時時点(1.1560ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。1.1570ドル台で伸び悩み後に下押すも1.1540ドル台に留まるなど、週末の午後ということもあり1.15ドル台半ばでもみ合いとなった。
ユーロ円は4時時点では184.06円と2時時点(184.10円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルに連れて184.21円まで上昇するも一時的となり、概ね184円台前半で動意の薄い展開となった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.64円 - 159.39円
ユーロドル:1.1525ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.60円 - 184.21円
2026/03/21 4:45:45
要人発言
トランプ米大統領
「韓国、日本、中国はホルムズ海峡に関与すべき」
「NATOはイラン問題で我々を支援する勇気がなかった」
「米国が戦争を終わらせれば、イスラエルも戦争を終わらせる準備ができている」
「軍事的観点から言えば、イランは終わった」
2026/03/21 4:49:50
要人発言
トランプ米大統領
「カーグ島巡る計画、あるかもしれないしないかもしれない」
「イランとの停戦は望んでいない」
「(ホルムズ海峡の開放について)大量の支援が必要だ」
2026/03/21 6:04:41
ニューヨーク外国為替市場概況
20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。終値は159.23円と前営業日NY終値(157.73円)と比べて1円50銭程度のドル高水準だった。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が再び上昇傾向を強めると、世界的に株価が軟調に推移。為替市場では「有事のドル買い」が優勢となった。また、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)の会見を受けて、米利下げ観測が後退していることもドル買いを促した。4時前には一時159.39円まで値を上げた。
市場ではFRBによる年内利上げ観測も浮上しており、ドル買いを後押しした面があった。短期金融市場ではFRBが10月までに利上げを実施する確率が50%に跳ね上がった。米長期金利の指標である10年債利回りは一時4.3915%前後と昨年8月1日以来約8カ月ぶりの高水準を付けた。
WTI原油先物価格は一時1バレル=99.67ドル前後まで上昇した。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、この日は「イランがクウェートの製油所を攻撃した」「イラクは供給責任を免れる不可抗力宣言(フォースマジュール)を外国企業が運営する全ての油田に対して出した」「米国は中東に追加で数千人の海兵隊と3隻の軍艦を派遣」「米国はイランへの地上部隊展開の準備を進めている」との報道が相次いで伝わった。
ユーロドルは反落。終値は1.1572ドルと前営業日NY終値(1.1589ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。中東情勢の悪化が長期化するとの観測が高まる中、原油高・株安・ドル高の様相が強まると、23時30分前に一時1.1525ドルと日通し安値を更新した。
ただ、下値は限定的だった。今週の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果を踏まえて、ECBの早期利上げ観測が高まっており、ユーロ買い・ドル売りも入りやすい地合いとなった。独10年債利回りは一時3.049%前後と2011年7月以来の高水準を記録した。
ユーロ円は3営業日ぶりに反発。終値は184.23円と前営業日NY終値(182.80円)と比べて1円43銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ると、取引終了間際に一時184.26円と本日高値を更新した。ECBによる利上げ観測の高まりも相場の押し上げ要因。
ナーゲル独連銀総裁は講演で「中東紛争に伴うエネルギーコストの急激な上昇が欧州における広範なインフレを加速させる可能性」「インフレへの二次的波及効果が顕著になった場合、ECBは行動を起こさなければならない」と述べ、利上げの可能性を示唆した。短期金融市場では、ECBによる年内3回の利上げが織り込まれた。
本日の参考レンジ
ドル円:157.64円 - 159.39円
ユーロドル:1.1525ドル - 1.1595ドル
ユーロ円:182.60円 - 184.26円
2026/03/21 6:15:41
NYマーケットダイジェスト
(20日終値)
ドル・円相場:1ドル=159.23円(前営業日比△1.50円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.23円(△1.43円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1572ドル(▲0.0017ドル)
ダウ工業株30種平均:45577.47ドル(▲443.96ドル)
ナスダック総合株価指数:21647.61(▲443.08)
10年物米国債利回り:4.38%(△0.13%)
WTI原油先物4月限:1バレル=98.32ドル(△2.18ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=4574.9ドル(▲30.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は反発。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が再び上昇傾向を強めると、世界的に株価が軟調に推移。為替市場では「有事のドル買い」が優勢となった。また、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)の会見を受けて、米利下げ観測が後退していることもドル買いを促した。4時前には一時159.39円まで値を上げた。
市場ではFRBによる年内利上げ観測も浮上しており、ドル買いを後押しした面があった。短期金融市場ではFRBが10月までに利上げを実施する確率が50%に跳ね上がった。米長期金利の指標である10年債利回りは一時4.3915%前後と昨年8月1日以来約8カ月ぶりの高水準を付けた。
WTI原油先物価格は一時1バレル=99.67ドル前後まで上昇した。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、この日は「イランがクウェートの製油所を攻撃した」「イラクは供給責任を免れる不可抗力宣言(フォースマジュール)を外国企業が運営する全ての油田に対して出した」「米国は中東に追加で数千人の海兵隊と3隻の軍艦を派遣」「米国はイランへの地上部隊展開の準備を進めている」との報道が相次いで伝わった。
・ユーロドルは反落。中東情勢の悪化が長期化するとの観測が高まる中、原油高・株安・ドル高の様相が強まると、23時30分前に一時1.1525ドルと日通し安値を更新した。
ただ、下値は限定的だった。今週の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果を踏まえて、ECBの早期利上げ観測が高まっており、ユーロ買い・ドル売りも入りやすい地合いとなった。独10年債利回りは一時3.049%前後と2011年7月以来の高水準を記録した。
・ユーロ円は3日ぶりに反発。ドル円の上昇につれた買いが入ると、取引終了間際に一時184.26円と本日高値を更新した。ECBによる利上げ観測の高まりも相場の押し上げ要因。
ナーゲル独連銀総裁は講演で「中東紛争に伴うエネルギーコストの急激な上昇が欧州における広範なインフレを加速させる可能性」「インフレへの二次的波及効果が顕著になった場合、ECBは行動を起こさなければならない」と述べ、利上げの可能性を示唆した。短期金融市場では、ECBによる年内3回の利上げが織り込まれた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。「中東のエネルギー生産やホルムズ海峡の航行が正常化するには時間がかかる」との見方が広がる中、投資家がリスク回避姿勢を強めた。米早期利下げ観測が後退する中、米長期金利が約8カ月ぶりの高水準を付けたことも投資家心理を冷やし、指数は一時650ドル超下げた。
この日は先物やオプションなどの4つの満期が重なる「クアドルプル・ウィッチング」に当たり、ボラティリティが大きくなった面もある。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日続落。
・米国債券相場で長期ゾーンは大幅反落。英欧利上げ観測を背景に欧州債相場が下落すると、米国債にも売りが波及。米利下げ観測の後退も相場の重しとなり、利回りは一時4.3915%前後と昨年8月1日以来の高水準を付けた。市場ではFRBによる年内利上げ観測も浮上し、債券売りを誘った。
・原油先物相場は反発。米・イスラエルとイランとの対立激化懸念よる供給不安から買いが強まると、99ドル台後半まで上昇する場面が見られた。
・金先物相場は3日続落。中東情勢の長期化懸念からインフレ懸念が強まる中、市場では欧米の中銀が年内にも利上げに踏み切るとの観測が浮上。米長期金利が大幅に上昇すると、金利のつかない金の投資妙味が薄れて売りが優勢となった。