
2026/03/05 8:00:56
東京為替見通し
4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、欧州市場で「イランの情報機関員が戦争終結に向けた条件協議を提案した」との報道で156.86円まで弱含み。その後157.41円付近まで反発したが上値は重く、156.88円付近まで押し戻される場面も見られた。ユーロドルは、欧州時間に1.1655ドルまで上昇後、1.1617ドル付近まで下押しした。
本日の東京外国為替市場のドル円は、中東有事のドル買いと原油価格上昇による円売りが継続することが見込まれる中、本邦通貨当局による円安阻止の出方に警戒していく展開が予想される。
米国とイスラエルによるイラン空爆は、イランによる中東全域に対する報復攻撃によりサウジアラビアなどが参戦する可能性、さらに、イギリス、フランス、トルコなどの北大西洋条約機構(NATO)加盟国も参戦する可能性が高まっていることで、戦禍の拡大、深刻化が警戒されつつある。
一方で、昨日は「イラン情報省の工作員がCIAに戦闘終結に向け対話の用意があるとシグナルを送った」との報道や「イランはCIAに協議の提案を行っていない」との報道が飛び交っており、本日も関連ヘッドラインには警戒しておきたい。
ドル円が中東有事を受けて157円台まで上昇した局面で、片山財務相は3日と4日に連続して「日米財務相共同声明には為替介入が含まれている」と述べた。
共同声明で介入に言及されている部分は以下の通りとなる。
「両者は、為替市場における介入が検討されるような場合、介入は、過度な変動を伴う、又は無秩序な減価・増価への対応として等しく適切と考えられるとの想定の下、為替レートの過度の変動や無秩序な動きに対処するためのものに留保されるべきことで一致した」
1月23日には、ドル円が158円台で推移していた局面で、ベッセント米財務長官がニューヨーク連邦準備銀行に「レートチェック」を指示して、日本側の要請があれば日米協調の為替介入も視野に入れていた、と報じられており、中東有事を受けたドル全面高でも158円の手前で伸び悩む要因となっている。
ドル円は、中東有事のドル買いと原油価格高騰による円売りで157円台後半まで上昇しているが、要因を確認しておきたい。
・イラン情勢緊迫化やホルムズ海峡封鎖懸念から原油価格が上昇しており、日本の貿易赤字拡大懸念が高まっている。
・原油価格の上昇による日本経済への悪影響懸念が、日銀の利上げ観測を後退させている。
・原油・ガソリン価格の上昇により、高市政権は補助金を復活させざるを得ないことで、財政赤字拡大への警戒感が高まっている。
ドル円の158円台には、日米協調でのドル高・円安抑制を受けて、「ベッセント・シーリング」が構築されたと思われるが、重要なテクニカルポイントも控えている。すなわち、2024年の本邦通貨当局による円買い介入の目安となっていたボリンジャー・バンド+2シグマの158.45円付近、1月14日の高値159.45円を起点とする三角保ち合いの上辺の158.36円などに注目しておきたい。
2026/03/05 8:09:46
東京外国為替市場概況
5日の東京外国為替市場でドル円は小動き。8時時点では157.01円とニューヨーク市場の終値(157.06円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。本邦勢の本格参入を前に157円付近で推移している。引き続き、中東情勢を巡る市場のリスクセンチメントに左右されそうだ。
ユーロドルも小動き。8時時点では1.1634ドルとニューヨーク市場の終値(1.1634ドル)とほぼ同水準だった。ドルの強弱に一喜一憂する展開が想定される。
ユーロ円は8時時点では182.65円とニューヨーク市場の終値(182.72円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。東京株式相場の取引開始待ち。なお、昨日のCME225先物は56370円と大阪取引所比で2120円高で引けた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.99円 - 157.10円
ユーロドル:1.1627ドル - 1.1639ドル
ユーロ円:182.64円 - 182.77円
2026/03/05 8:53:45
【指標】
週次・前週土曜日まで7日間分
[対内]-[対外]証券投資
【非居住者による円資産売買・居住者による外貨資産売買 差引き】
ネット 29,114 (←円資産買い超) ※単位:億円
出所;財務省データよりDZHフィナンシャルリサーチ算出
対外証券投資【居住者による取得・処分】(単位:億円) 出所;財務省
中長期債
ネット -6,731 (←外貨資産売り超)
株式・投資ファンド持分
ネット 1,007 (←外貨資産買い超)
小計
ネット -5,724 (←外貨資産売り超)
対内証券投資【非居住者による取得・処分】(単位:億円) 出所;財務省
中長期債
ネット 13,651 (←円資産買い超)
株式・投資ファンド持分
ネット 9,739 (←円資産買い超)
小計
ネット 23,390 (←円資産買い超)
※ネットのプラスは取得超・買い越し、マイナス(-)は処分超・売り越しを表す。
2026/03/05 9:31:48
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
1月豪貿易収支〔予想 39.00億豪ドルの黒字〕 (前回発表値 33.73億豪ドルの黒字)
2026/03/05 10:07:48
東京外国為替市場概況
5日の東京外国為替市場でドル円は軟調。10時時点では156.57円とニューヨーク市場の終値(157.06円)と比べて49銭程度のドル安水準だった。「イランを巡る混乱長期化」に対する警戒感が薄まり、NY時間から見受けられた「有事のドル買い」の巻き戻しが続いた。昨日安値156.86円を下抜けると売り圧力が強まり、東京仲値にかけて156.55円まで下げ幅を広げた。
ユーロドルは小じっかり。10時時点では1.1645ドルとニューヨーク市場の終値(1.1634ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円と同様にドル売り戻しが優勢となり、1.1645ドルまでユーロ高ドル安に傾いた。ただ対円でのユーロ売りも仲値にかけて出ていたため、昨日高値1.1655ドルを目指すほどの勢いはなかった。
ユーロ円は弱含み。10時時点では182.32円とニューヨーク市場の終値(182.72円)と比べて40銭程度のユーロ安水準だった。急騰した日経平均に対する反応は鈍く、ドル円の下落に歩調を合わせた。昨日安値182.38円を割り込むと、182.30円まで売られている。また、ポンド円も210円付近から209.53円まで下落した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.55円 - 157.10円
ユーロドル:1.1627ドル - 1.1645ドル
ユーロ円:182.30円 - 182.77円
2026/03/05 11:48:46
インターバンクスワップ状況
ドル円スワップスプレッド
O/N 1.32 / 1.22
T/N 3.95 / 3.90
S/W 9.28 / 9.17
1M 42.10 / 41.90
2M 84.44 / 84.04
3M 121.43 / 120.98
6M 232.70 / 231.70
※3月5日10時49分時点
2026/03/05 12:15:47
東京外国為替市場概況
5日の東京外国為替市場でドル円は持ち直し。12時時点では156.94円とニューヨーク市場の終値(157.06円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。中東の地政学リスクへの警戒感がやや後退し、日経平均株価が2300円超上昇して56619円まで買い戻されたことで、一時156.46円まで下値を広げた。しかし、中東情勢の緊迫化は依然として続いており、WTI原油先物価格が77ドル台で高止まりしていることなどで、156.96円前後まで下値を切り上げた。
なお、日経平均は1467.73円高の55713.27円で午前の取引を終えている。
ユーロドルは小安い。12時時点では1.1626ドルとニューヨーク市場の終値(1.1634ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。10時過ぎに1.1647ドルまで上値を伸ばした後、ドル円の持ち直しにつれて1.1622ドルまでわずかに下値を広げた。
ユーロ円は12時時点では182.46円とニューヨーク市場の終値(182.72円)と比べて26銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれて一時182.17円まで売られたものの、ドル円同様に下値は限定的となり、182.50円前後まで切り返した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.46円 - 157.10円
ユーロドル:1.1622ドル - 1.1647ドル
ユーロ円:182.17円 - 182.77円
2026/03/05 12:43:48
インターバンクオプション状況
【ドル円】
ボラティリティ(変動率)1カ月物 9.47%(前日比-0.14%)
リスクリバーサル1カ月物 1.42%の円コールオーバー
主なオプションのストライクと行使期日
158.25円 6日
158.00円 5日
157.05円 5日
157.00円 5・9日
156.40円 6日
156.00円 9・13日
155.50円 5・9日
155.00円 10・11日
【ユーロドル】
ボラティリティ(変動率)1カ月物 6.50%(前日比-0.06%)
主なオプションのストライクと行使期日
1.1850ドル 5・6・9日
1.1830ドル 6日
1.1815ドル 13日
1.1800ドル 12日
1.1795ドル 12日
1.1760ドル 11日
1.1750ドル 6・13日
1.1740ドル 6日
1.1735ドル 5日
1.1720ドル 5・6日
1.1700ドル 5・6・10・11・13日
1.1695ドル 10日
1.1685ドル 5日
1.1680ドル 12日
1.1670ドル 13日
1.1655ドル 5日
1.1650ドル 5・9・10・11日
1.1600ドル 5・6・9・10・13日
1.1565ドル 5日
1.1550ドル 6日
1.1500ドル 5・6日
1.1490ドル 6日
1.1480ドル 6日
2026/03/05 14:00:49
イベントスケジュール
○16:00 ◎ 2月スウェーデン消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.7%/前年比0.5%)
コア指数(予想:前月比0.8%/前年比1.8%)
○16:45 ◇ 1月仏鉱工業生産(予想:前月比0.4%)
○17:00 ◇ 2月スイス失業率(季節調整前、予想:3.2%)
○17:50 ◎ デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁、講演
○18:30 ◎ 2月英建設業購買担当者景気指数(PMI、予想:47.0)
○18:35 ◎ レーン・フィンランド中銀総裁、講演
○19:00 ◎ 1月ユーロ圏小売売上高(予想:前月比0.3%/前年比1.7%)
○21:30 ◇ 2月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ)
○22:30 ◇ 10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値(予想:前期比1.8%)
○22:30 ◇ 10-12月期米単位労働コスト・速報値(予想:前期比2.0%)
○22:30 ◎ 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:21.5万件/185.0万人)
○22:30 ◇ 1月米輸入物価指数(予想:前月比0.3%)
○6日02:00 ◎ ラガルドECB総裁、講演
○6日03:00 ◎ 2月ブラジル貿易収支(予想:42.28億ドルの黒字)
○中国全国人民代表大会(全人代)開幕(北京)
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
2026/03/05 15:07:38
東京外国為替市場概況
5日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では157.19円と12時時点(156.94円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。クウェート沖でのタンカー爆発報道を受けてWTI原油先物価格が77ドル台後半まで一段と上昇すると共に、有事のドル買いが意識されて堅調推移。朝方の高値を上抜けると157.23円まで上値を伸ばした。
なお、一部通信社が関係者の話として「日銀は4月会合で利上げ可能性も排除せず」と報じると156.98円付近まで下押したが一時的であった。
ユーロドルは軟調。15時時点では1.1594ドルと12時時点(1.1626ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ安水準だった。有事のドル買いが意識されたことが重しとなり、1.1592ドルまで下落して日通し安値を更新した。
ユーロ円は15時時点では182.25円と12時時点(182.46円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。ドル主導の動きとなるなか、ドル円の上げよりもユーロドルの下げの影響をより強く受けて182.20円付近まで小緩んだ。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.46円 - 157.23円
ユーロドル:1.1592ドル - 1.1647ドル
ユーロ円:182.17円 - 182.77円
2026/03/05 15:38:49
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=157.19円(前営業日NY終値比△0.13円)
ユーロ円:1ユーロ=182.25円(▲0.47円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1594ドル(▲0.0040ドル)
日経平均株価:55278.06円(前営業日比△1032.52円)
東証株価指数(TOPIX):3702.67(△69.00)
債券先物3月物:132.41円(▲0.42円)
新発10年物国債利回り:2.155%(△0.045%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標) (発表値) (前回発表値)
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
6731億円の処分超 1兆9008億円の処分超・改
対内株式
9739億円の取得超 3997億円の取得超・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。昨日までの流れを引き継いで朝方から「有事のドル買い」の巻き戻しが進み、10時30分前には一時156.46円まで下押す場面も見られた。ただ、中東情勢への警戒感も根強く残るなか、時間外取引で原油先物価格が堅調推移となったこともあり、一巡後はドルの買い戻しが再開。15時過ぎには157.25円まで反発した。
なお、一部通信社は関係者筋の話として「日銀は4月利上げの可能性も排除せず、中東情勢の展開を注視」「日銀は戦争と原油高が長期化するかが最大の焦点と考えている」などと報じたが、相場への影響は限定的だった。
・ユーロドルは弱含み。朝方に1.1647ドルまで上昇する場面があったが、前日の高値1.1655ドル手前で上値の重さを確認すると、ドルが全般に買い戻された流れに沿って1.1588ドルまで失速した。
・ユーロ円も弱含み。ドル円の下落につれて円買い・ユーロ売りが先行した。ドル円の下げが一服した後もユーロドルが下落した影響で戻りは鈍く、一時182.17円まで下押しした。
・日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反発。中東情勢への過度な警戒感が和らぐなか、前日までの3日間で4600円超下落した後とあって自律反発狙いの買いが入った。指数は一時2400円近く上昇。一方で上値では戻り待ちの売り意欲も強く、その後は急速に上昇幅を縮めた。
・債券先物相場は反落。前日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで売りが先行した。この日の日本株が上昇したことも安全資産とされる債券の重しになった。
2026/03/05 16:01:48
【指標】
2月スウェーデンCPI(前年比) +0.5%、予想 +0.5%
2月スウェーデンCPIコア指数(前月比) +0.6%、予想 +0.8%
2月スウェーデンCPIコア指数(前年比) +1.7%、予想 +1.8%
※タイトルおよび上記に表示した内容が下記の経済指標の結果です。
2月スウェーデン消費者物価指数(CPI、前月比)〔予想 +0.7%〕 (前回発表値 +0.1%)
2月スウェーデン消費者物価指数(CPI、前年比)〔予想 +0.5%〕 (前回発表値 +0.5%)
2月スウェーデンCPIコア指数(前月比)〔予想 +0.8%〕 (前回発表値 +0.3%)
2月スウェーデンCPIコア指数(前年比)〔予想 +1.8%〕 (前回発表値 +2.0%)
2026/03/05 16:02:45
【指標】
マレーシア中央銀行は5日、政策金利を現行の2.75%に据え置くことを決めたと発表した。
2026/03/05 16:45:46
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
1月仏鉱工業生産(前月比)〔予想 +0.4%〕 (前回発表値 -0.7%)
2026/03/05 17:00:49
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
2月スイス失業率〔予想 3.2%〕 (前回発表値 3.2%)
2026/03/05 17:08:46
東京外国為替市場概況
5日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。17時時点では157.25円と15時時点(157.19円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。イラン戦争の早期解決期待が弱まり、時間外取引の原油先物価格が上昇。リスク回避のドル買いが進むと、15時過ぎには157.25円まで強含んだ。原油先物価格が高値から2ドル超戻すと157円割れまで売られる場面もあったが下値は底堅く、17時前には再び買い圧力が加わり157.29円まで上値を広げた。
ユーロドルは方向感がない。17時時点では1.1605ドルと15時時点(1.1594ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。全体的にドルの買い戻しが入ると15時過ぎに1.1588ドルまで弱含んだが、下押しが限られると1.1610ドル台まで戻すなど方向感がない。
ユーロ円は下げ渋り。17時時点では182.48円と15時時点(182.25円)と比べて23銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが下値を探ると182.16円まで連れ安になった。ただ、一方的に下押しする勢いはなく、ドル円が底堅さを維持している反面、ユーロドルの下押しも限られたこともあり下げ渋った。17時前には182.51円付近まで買い戻された。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.46円 - 157.29円
ユーロドル:1.1588ドル - 1.1647ドル
ユーロ円:182.16円 - 182.77円
2026/03/05 18:19:38
要人発言
デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁
「基本シナリオは米イラン紛争は短期的なものになるが、もう一つのシナリオは、それがより長期化すること」
「イラン戦争の結果、期待インフレが変化すれば、ECBは政策スタンスを変更すべきだ」
「戦争が長引けば長引くほど、期待インフレが変化するリスクは大きくなる」
2026/03/05 18:30:48
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
2月英建設業購買担当者景気指数(PMI)〔予想 47.0〕 (前回発表値 46.4)
2026/03/05 19:01:49
【指標】
1月ユーロ圏小売売上高(前年比) +2.0%、予想 +1.7%
※タイトルおよび上記に表示した内容が下記の経済指標の結果です。
1月ユーロ圏小売売上高(前月比)〔予想 +0.3%〕 (前回発表値 -0.5%)
1月ユーロ圏小売売上高(前年比)〔予想 +1.7%〕 (前回発表値 +1.3%)
2026/03/05 20:09:46
欧州外国為替市場概況
5日の欧州外国為替市場でユーロドルは荒い値動き。20時時点では1.1611ドルと17時時点(1.1605ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。アジア時間からの流れを引き継いで欧州勢の参入後もドル買いが先行。一時1.1582ドルまで本日安値を更新する場面も見られたが、前日安値の1.1575ドルが目先のサポートとして意識されると次第に下げ渋った。
一部報道で「イランの外務次官は米国が満足のいく代替案を提示するなら、イランは核計画を放棄する用意があると述べた」と伝わると、原油先物価格が75ドル割れ水準まで下落したことに伴って全般にドルの戻り売りが進み、18時過ぎには1.1644ドル付近まで反発。一方で、イラン絡みの報道に対する反応も長続きはせず、その後は1.1600ドル手前まで押し戻された。
ドル円は下値が堅い。20時時点では157.29円と17時時点(157.25円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。17時過ぎに157.38円の高値をつけた後、イラン関連の報道が伝わったタイミングで156.90円付近まで弱含んだが、売りが一巡すると再び高値圏まで買い戻された。市場では「トランプ米政権がイラン側の満足するような代替案を提示するとは考えにくい」との声も聞かれた。
ユーロ円は20時時点では182.63円と17時時点(182.48円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。17時30分過ぎに182.13円の安値をつけたものの、その後は182.76円近辺まで買い戻しが入った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.46円 - 157.38円
ユーロドル:1.1582ドル - 1.1647ドル
ユーロ円:182.13円 - 182.77円
2026/03/05 20:30:49
イベントスケジュール
○21:30 ◇ 2月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ)
○22:30 ◇ 10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値(予想:前期比1.8%)
○22:30 ◇ 10-12月期米単位労働コスト・速報値(予想:前期比2.0%)
○22:30 ◎ 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:21.5万件/185.0万人)
○22:30 ◇ 1月米輸入物価指数(予想:前月比0.3%)
○6日02:00 ◎ ラガルドECB総裁、講演
○6日03:00 ◎ 2月ブラジル貿易収支(予想:42.28億ドルの黒字)
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
2026/03/05 21:30:39
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
2月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ、前年比)
〔予想 -〕 (前回発表値 +117.8%)
2026/03/05 22:06:49
欧州外国為替市場概況
5日の欧州外国為替市場でドル円はじり高。22時時点では157.44円と20時時点(157.29円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。中東紛争関連のヘッドラインで神経質な動きが続いているが、中東の地政学リスクへの懸念を緩める確実な情報はなく、ドルの底堅い動きが継続。緩やかながら買いが優勢と、22時前には157.50円までレンジ上限を広げた。
ユーロドルは小動き。22時時点では1.1620ドルと20時時点(1.1611ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。昨日に続き1.16ドル割れでは一定の底堅さを示すも、「有事のドル買い」地合いに大きな変化はなく引き続き上値は重い。原油相場の神経質な動きを眺めながら、20時以降は1.16ドル前半で小幅の上下にとどまっている。
ユーロ円は小幅高。22時時点では182.95円と20時時点(182.63円)と比べて32銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが底堅い動きとなる中、ドル円のじり高につれて、182.98円まで上値を伸ばした。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.46円 - 157.50円
ユーロドル:1.1582ドル - 1.1647ドル
ユーロ円:182.13円 - 182.98円
2026/03/05 22:14:16
要人発言
クガニャゴ南ア準備銀行(SARB)総裁
「CPIは許容範囲内にとどまると予測」
「インフレ率は2028年までに目標の3%に達すると予測」
2026/03/05 22:31:46
【指標】
前週分の失業保険継続受給者数 186.8万人、予想 185.0万人
1月米輸入物価指数(前月比)+0.2%、予想 +0.3%
10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値(前期比)+2.8%、予想 +1.8%
10-12月期米単位労働コスト・速報値(前期比年率)+2.8%、予想 +2.0%
※タイトルおよび上記に表示した内容が下記の経済指標の結果です。
前週分の新規失業保険申請件数〔予想 21.5万件〕 (前回発表値 21.2万件)
前週分の失業保険継続受給者数〔予想 185.0万人〕 (前回発表値 183.3万人)
1月米輸入物価指数(前月比)〔予想 +0.3%〕 (前回発表値 +0.1%)
10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値(前期比)〔予想 +1.8%〕 (前回発表値 +4.9%)
10-12月期米単位労働コスト・速報値(前期比年率)〔予想 +2.0%〕 (前回発表値 -1.9%)
2026/03/05 22:47:09
要人発言
バーキン米リッチモンド連銀総裁
「最近のインフレデータは、FRBがインフレとの戦いを終えたかどうかについて疑念を呼び起こしている」
「FRBは会合ごとに対応する」
「ガソリン価格が上昇すれば、それはインフレ要因であり、FRBはその持続期間を判断しなければならない」
2026/03/05 23:36:49
要人発言
スターマー英首相
「イラン紛争はしばらく続く可能性がある」
「イランに対する攻撃行動への参加を否定しない」
2026/03/06 0:06:46
ニューヨーク外国為替市場概況
5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では157.56円と22時時点(157.44円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数や10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値、10-12月期米単位労働コスト・速報値が予想よりも強い内容だったことが分かると円売り・ドル買いが先行。米長期金利の上昇も相場の支援材料となり、23時前に一時157.78円まで値を上げた。イラン情勢は依然として先行き不透明感が強く、「有事のドル買い」も入りやすい地合いだ。
ただ、前日の高値157.86円や3日の高値157.97円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
ユーロドルは頭が重い。24時時点では1.1602ドルと22時時点(1.1620ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。中東情勢の緊迫化を背景に「有事のドル買い」は依然として入りやすく、引き続き上値は重かった。米経済指標の上振れや米金利上昇も相場の重しとなり、一時1.1590ドル付近まで下押しした。
ユーロ円は24時時点では182.82円と22時時点(182.95円)と比べて13銭程度のユーロ安水準。22時過ぎに一時183.09円と日通し高値を付けたものの、前日の高値183.23円が目先レジスタンスとして意識されると次第に上値が重くなった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.46円 - 157.78円
ユーロドル:1.1582ドル - 1.1647ドル
ユーロ円:182.13円 - 183.09円
2026/03/06 2:07:16
ニューヨーク外国為替市場概況
5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅さを維持。2時時点では157.56円と24時時点(157.56円)とほぼ同水準だった。米長期金利の指標である10年債利回りが4.148%まで2月12日以来の高水準をじわりと更新するなか、中東情勢を懸念した「有事のドル買い」も入りやすい状態。NY序盤につけた日通し高値157.78円からさほど離れない水準での動きが続いた。
ユーロドルは重い動きが継続。2時時点では1.1584ドルと24時時点(1.1602ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。「有事のドル買い」が引き続き意識されやすいようで、ユーロドルはユーロ安・ドル買い傾向。昨日安値を下抜け、1.1559ドルまで下落幅を広げた。
ユーロ円は上値が重い。2時時点では182.52円と24時時点(182.82円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの重い動きや、ダウ平均が一時850ドルを超える下落幅となるなか、ユーロ円は182.36円前後までユーロ安・円高が進んだ。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.46円 - 157.78円
ユーロドル:1.1559ドル - 1.1647ドル
ユーロ円:182.13円 - 183.09円
2026/03/06 2:30:46
要人発言
トランプ米大統領
「クルド人勢力によるイラン攻撃開始を支持」
「ホルムズ海峡は通航可能な状態維持へ」
2026/03/06 3:00:49
【指標】
※タイトルに表示した内容が下記の経済指標の結果です。
2月ブラジル貿易収支 〔予想 42.28億ドルの黒字〕 (前回発表値 43.43億ドルの黒字)
2026/03/06 3:25:48
欧州マーケットダイジェスト
(5日終値:6日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.69円(5日15時時点比△0.50円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.72円(△0.47円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1587ドル(▲0.0007ドル)
FTSE100種総合株価指数:10413.94(前営業日比▲153.71)
ドイツ株式指数(DAX):23815.75(▲389.61)
10年物英国債利回り:4.542%(△0.101%)
10年物独国債利回り:2.841%(△0.091%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
1月仏鉱工業生産
(前月比) 0.5% ▲0.5%・改
2月スイス失業率
3.2% 3.2%
2月英建設業購買担当者景気指数(PMI)
44.5 46.4
1月ユーロ圏小売売上高
(前月比) ▲0.1% 0.1%・改
(前年比) 2.0% 1.8%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。「イラン外務次官は『米国が満足のいく代替案を提示すれば、核計画を放棄する用意がある』との見解を示した」との一部報道を受けて、原油先物価格が失速。「有事のドル買い」を巻き戻す動きが先行し、一時1.1644ドル付近まで上昇した。ただ、東京午前に付けた日通し高値1.1647ドルが目先レジスタンスとして意識されると徐々に上値が重くなった。
米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、NYの取引時間帯に入るとWTI原油先物価格が一時1バレル=79.97ドルと期近物として1年2カ月ぶりの高値を更新。欧米株価は下落し、「有事のドル買い」が再び強まった。前日の安値1.1575ドルを下抜けて、1時30分前に一時1.1559ドルと日通し安値を付けた。この日発表の前週分の米新規失業保険申請件数や10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値、10-12月期米単位労働コスト・速報値が予想よりも強い内容となったことも相場の重し。
・ドル円は底堅い動き。「イランは米国の提示する条件次第で、核計画を放棄する用意」との一部報道をきっかけに全般ドル売りが先行すると156.90円付近まで下押ししたものの、中東情勢の緊迫化を背景に「有事のドル買い」は依然として入りやすく、下値は限定的となった。市場では「トランプ米政権がイラン側の満足するような代替案を提示するとは考えにくい」との声も聞かれた。
NY市場では米経済指標の上振れや米金利上昇などが相場の支援材料となり、3時前に一時157.85円と日通し高値を付けた。ただ、前日の高値157.86円や3日の高値157.97円がレジスタンスとして意識されると上昇は一服した。
・ユーロ円は一進一退。日本時間夕刻に一時182.13円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。22時過ぎには183.09円と日通し高値を更新した。ただ、1時30分前には182.36円付近まで押し戻された。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
・ロンドン株式相場は反落。日本や韓国の株式相場が上昇した流れを引き継いで英株にも買いが先行したものの、中東地域の情勢不安が世界経済の下押し圧力になるとの警戒感から徐々に売りに押された。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、ブリティッシュ・アメリカン・タバコなど生活必需品株が値下がりした。半面、原油高を背景にBPやシェルなどエネルギー株は買われた。
・フランクフルト株式相場は反落。日本や韓国などアジア株相場が上昇したことを受けて、しばらくは底堅く推移したものの終盤失速した。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物価格が急伸すると投資家心理が悪化し、売りが膨らんだ。個別ではメルク(8.00%安)やシーメンス・エナジー(5.93%安)、ラインメタル(5.58%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。エネルギー価格の上昇がインフレ期待を高めるとの観測から、欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測が高まった。
2026/03/06 4:08:18
ニューヨーク外国為替市場概況
5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇幅を拡大。4時時点では157.72円と2時時点(157.56円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。中東リスクを意識した「有事のドル買い」が継続。一時157.85円と、昨日高値157.86円に迫った。
ユーロドルは戻り限定的。4時時点では1.1586ドルと2時時点(1.1584ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。1時台に昨日安値1.1575ドルを下抜け、1.1559ドルまで安値を更新したところで下落が一服。しかし戻りは1.16ドル手前にとどまった。
ユーロ円は小戻し。4時時点では182.74円と2時時点(182.52円)と比べて22銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇を受けた円相場の動きが支え。しかし戻りの鈍いユーロドルの動きもあって反発力は限られた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.46円 - 157.85円
ユーロドル:1.1559ドル - 1.1647ドル
ユーロ円:182.13円 - 183.09円
2026/03/06 6:15:49
イベントスケジュール
<国内>
○08:50 ◇ 2月外貨準備高
<海外>
○09:00 ◎ グールズビー米シカゴ連銀総裁、講演
○19:00 ☆ 10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)確定値(予想:前期比0.3%/前年比1.3%)
○22:30 ☆ 2月米雇用統計(予想:非農業部門雇用者数変化5.5万人/失業率4.3%/平均時給、前月比0.3%/前年比3.7%)
○22:30 ☆ 1月米小売売上高(予想:前月比▲0.3%/自動車を除く前月比横ばい)
○22:30 ◎ チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○24:00 ◇ 2月カナダIvey購買部協会景気指数
○24:00 ◇ 12月米企業在庫(予想:前月比0.1%)
○7日00:15 ◎ デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、ポールソン米フィラデルフィア連銀総裁、討議に参加
○7日01:30 ◎ シュミッド米カンザスシティー連銀総裁、講演
○7日02:00 ◎ シュナーベルECB専務理事、講演
○7日03:20 ◎ コリンズ米ボストン連銀総裁、講演
○7日03:30 ◎ ハマック米クリーブランド連銀総裁、講演
○7日05:00 ◇ 1月米消費者信用残高(予想:120.0億ドル)
○8日 米国が夏時間に移行
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
2026/03/06 7:04:19
ニューヨーク外国為替市場概況
5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。終値は157.59円と前営業日NY終値(157.06円)と比べて53銭程度のドル高水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数や10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値、10-12月期米単位労働コスト・速報値が予想よりも強い内容となったことを受けて、全般ドル買いが先行。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、「有事のドル買い」も入りやすく、3時前に一時157.85円と日通し高値を付けた。市場では「戦闘が続く中東情勢の先行きが見通せず、投資家の警戒が根強い。基軸通貨としてのドルを買う動きが活発になっている」との声が聞かれた。
ただ、前日の高値157.86円や3日の高値157.97円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。「中国はホルムズ海峡を通る石油・ガスの安全な輸送許可に向けてイランと協議中」「米財務省は原油先物市場への何らかの措置を発表する可能性」との報道が伝わり、時間外のWTI原油先物価格が上げ幅を縮めたことも相場の重し。
なお、イラン情勢を巡る懸念を背景にWTI原油先物価格は一時1バレル=81.64ドルと期近物として1年8カ月ぶりの高値を記録した。また、原油急騰や「米当局は承認なしに世界のいかなる場所にもAI向け半導体を出荷することを制限する規制案を作成」との一部報道が嫌気されて、ダウ平均は一時1100ドル超下落する場面があった。
ユーロドルは反落。終値は1.1609ドルと前営業日NY終値(1.1634ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が急騰し、欧米株価は軟調に推移。投資家のリスク回避姿勢が強まった。1時30分前に一時1.1559ドルまでユーロ安・ドル高が進んだ。ただ、3日の安値1.1530ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。
ユーロ円は4営業日ぶりに反発。終値は182.93円と前営業日NY終値(182.72円)と比べて21銭程度のユーロ高水準。22時過ぎに一時183.09円と日通し高値を付けたものの、前日の高値183.23円が目先レジスタンスとして意識されると次第に上値が重くなった。1時30分前には182.36円付近まで押し戻された。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
本日の参考レンジ
ドル円:156.46円 - 157.85円
ユーロドル:1.1559ドル - 1.1647ドル
ユーロ円:182.13円 - 183.09円
2026/03/06 7:15:46
NYマーケットダイジェスト
(5日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.59円(前営業日比△0.53円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=182.93円(△0.21円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1609ドル(▲0.0025ドル)
ダウ工業株30種平均:47954.74ドル(▲784.67ドル)
ナスダック総合株価指数:22748.99(▲58.49)
10年物米国債利回り:4.13%(△0.03%)
WTI原油先物4月限:1バレル=81.01ドル(△6.35ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=5078.7ドル(▲56.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値
(前期比年率) 2.8% 5.2%・改
10-12月期米単位労働コスト・速報値
(前期比年率) 2.8% ▲1.8%・改
前週分の米新規失業保険申請件数
21.3万件 21.3万件・改
1月米輸入物価指数
(前月比) 0.2% 0.2%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反発。前週分の米新規失業保険申請件数や10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値、10-12月期米単位労働コスト・速報値が予想よりも強い内容となったことを受けて、全般ドル買いが先行。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、「有事のドル買い」も入りやすく、3時前に一時157.85円と日通し高値を付けた。市場では「戦闘が続く中東情勢の先行きが見通せず、投資家の警戒が根強い。基軸通貨としてのドルを買う動きが活発になっている」との声が聞かれた。
ただ、前日の高値157.86円や3日の高値157.97円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。「中国はホルムズ海峡を通る石油・ガスの安全な輸送許可に向けてイランと協議中」「米財務省は原油先物市場への何らかの措置を発表する可能性」との報道が伝わり、時間外のWTI原油先物価格が上げ幅を縮めたことも相場の重し。
なお、イラン情勢を巡る懸念を背景にWTI原油先物価格は一時1バレル=81.64ドルと期近物として1年8カ月ぶりの高値を記録した。また、原油急騰や「米当局は承認なしに世界のいかなる場所にもAI向け半導体を出荷することを制限する規制案を作成」との一部報道が嫌気されて、ダウ平均は一時1100ドル超下落する場面があった。
・ユーロドルは反落。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が急騰し、欧米株価は軟調に推移。投資家のリスク回避姿勢が強まった。1時30分前に一時1.1559ドルまでユーロ安・ドル高が進んだ。ただ、3日の安値1.1530ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。
・ユーロ円は4日ぶりに反発。22時過ぎに一時183.09円と日通し高値を付けたものの、前日の高値183.23円が目先レジスタンスとして意識されると次第に上値が重くなった。1時30分前には182.36円付近まで押し戻された。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。中東情勢の緊迫を背景にWTI原油先物価格が急騰すると、投資家がリスク回避姿勢を強めた。「米当局は承認なしに世界のいかなる場所にもAI向け半導体を出荷することを制限する規制案を作成」との報道を受けて、半導体株に売りが集まると一時1100ドル超下落した。ただ、急落したエヌビディアが持ち直すと指数も下げ渋った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日続落。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物価格が大幅に上昇すると、インフレ懸念が強まり債券売りが広がった。この日発表の米経済指標が予想よりも強い内容となったことも相場の重しとなり、利回りは一時4.1480%前後と2月12日以来の高水準を付けた。
・原油先物相場は上昇。中東リスクを引きずり上伸。2024年7月以来、約1年8カ月ぶりの水準81ドル台へ上振れた。米国・イスラエルとイランの戦闘激化を受けた原油の供給不安が拭えない。トランプ米大統領から「ホルムズ海峡は通航可能な状態維持へ」との声も聞かれたが、戦闘状態の収束がなかなか見えてこない状態が懸念されている。
・金先物相場は反落。週初に1月末以来の高値圏5400ドル台まで上伸したあとの調整地合いが続いた。時間外取引で5200ドル付近へ緩やかに戻す場面もあったが、米金利上昇・ドル高の流れのなかとあって、金利がつかない資産である金が買われにくく、ドル建て金価格が押し下げられやすい状態だった。