フィボナッチ・ゾーン(週次)

USDJPY フィボナッチ・ゾーン振り返り(2026/06/29〜07/03)

2026/06/29 15:40:41
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=161.80円(前営業日NY終値比△0.06円)
ユーロ円:1ユーロ=184.36円(△0.22円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1394ドル(△0.0010ドル)
日経平均株価:69468.11円(前営業日比△107.23円)
東証株価指数(TOPIX):3982.00(△18.64)
債券先物6月物:128.04円(▲0.19円)
新発10年物国債利回り:2.635%(△0.040%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
     <発表値>    <前回発表値>
5月商業販売統計速報(小売業販売額)
前年同月比   5.3%     2.8%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は小動き。早朝取引では161.61円まで下落する場面があったがすぐに買い戻しが入り、7時前には一時161.88円と前週末高値の161.85円を上抜けた。もっとも、25日の高値161.95円が目先のレジスタンスとして意識される中で積極的な買いは続かず、その後は161円台後半のレンジ内でのもみ合いが続いた。

・ユーロ円は小高い。週明け早朝に183.90円の安値をつけた後はドル円と同じく買い戻しが入り、184.33円まで上昇した。その後はしばらく朝方に形成したレンジ内での推移にとどまっていたが、午後に入って日本株が下げ幅を縮小したことに伴い、184.50円まで上値を伸ばした。

・ユーロドルは小動き。手掛かり材料難のなか、1.1390ドルを挟んだレンジ内推移に終始した。

・日経平均株価は小反発。小高く始まったものの、前週末の米ハイテク株が下落した影響から人工知能(AI)や半導体関連株主導で下げに転じた。下げ幅は一時1300円超となり、指数は6万8000円割れ水準まで下押し。ただ、その後は株価指数先物に自律反発狙いの買いが入ったことで下げ渋り、プラス圏を回復してこの日の取引を終えた。

・債券先物相場は4営業日ぶりに反落。中東情勢の不透明感から原油先物価格の下落が一服し、前週末まで進んでいた買い戻しが一巡した。また、政府が近くまとめる骨太方針に「適切な金融政策」との文言を明記し、日銀の追加利上げを牽制する方針であると伝わり、日銀のインフレへの対応が後手に回るとの思惑も相場の重しになった。

2026/06/30 3:25:41
欧州マーケットダイジェスト
(29日終値:30日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=161.93円(29日15時時点比△0.13円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=185.03円(△0.67円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1427ドル(△0.0033ドル)
FTSE100種総合株価指数:10484.22(前営業日比▲23.80)
ドイツ株式指数(DAX):24626.89(▲44.33)
10年物英国債利回り:4.716%(▲0.015%)
10年物独国債利回り:2.857%(△0.006%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
5月英消費者信用残高
       17億ポンド   17億ポンド・改
5月英マネーサプライM4
(前月比)   0.1%       0.2%
(前年比)   4.3%       4.5%
6月ユーロ圏消費者信頼感指数
(確定値)   ▲17.7      ▲17.7
6月ユーロ圏経済信頼感指数
        95.0       93.7・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。政府が7月に策定する経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)では、物価高の抑制を狙って追加利上げを志向する日銀をけん制するとみられている。日銀による早期利上げ観測が後退する中、全般円売りが優勢になると一時161.96円と1986年12月以来約39年半ぶりの高値を付けた。
 162円の大台を前に政府・日銀による為替介入への警戒感が高まると、一時161.82円付近まで下げたものの、下押しは限定的。すぐに161.90円台まで持ち直した。

・ユーロドルは底堅い。月末・四半期末が近づく中、ユーロ買いのフローが目立つ展開となった。2時前には一時1.1431ドルと日通し高値を更新した。市場では「本日から始まる欧州中央銀行(ECB)主催の国際金融会議『ECBフォーラム』を前に、欧米中銀関係者の発言を確認したいとしてポジション調整の動きに終始しているようだ」との指摘があった。
 なお、ユーロ豪ドルは一時1.6603豪ドル、ユーロNZドルは2.0237NZドル、ユーロカナダドルは1.6237カナダドル、ユーロスイスフランは0.9236スイスフランまで値を上げた。

・ユーロ円はしっかり。日銀の早期利上げ観測の後退を背景に円売りが出たほか、ユーロ買いのフローが観測されたことで、2時前に一時185.09円まで値を上げた。

・ロンドン株式相場は小幅ながら続落。月末・四半期末が近づく中、持ち高調整目的の売りが出た。ただ、本日の米国株相場の上昇を受けて英株にも買いが入ると下げ渋った。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、ブリティッシュ・ランドやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。

・フランクフルト株式相場は小幅ながら続落。しばらくは前週末終値付近でのもみ合いが続いていたが、引けにかけて弱含んだ。個別ではハイデルベルク・マテリアルズ(9.35%安)やドイツテレコム(5.45%安)、フォルクスワーゲン(3.93%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。

2026/06/30 6:25:46
NYマーケットダイジェスト
(29日終値)
ドル・円相場:1ドル=161.94円(前営業日比△0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.97円(△0.83円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1422ドル(△0.0038ドル)
ダウ工業株30種平均:52182.74ドル(△306.63ドル)
ナスダック総合株価指数:25820.14(△522.52)
10年物米国債利回り:4.37%(横ばい)
WTI原油先物8月限:1バレル=70.75ドル(△1.52ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4038.9ドル(▲57.4ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は反発。政府が7月に策定する経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)では、物価高の抑制を狙って追加利上げを志向する日銀をけん制するとみられている。日銀による早期利上げ観測が後退する中、全般円売りが優勢になった。4時前に一時161.98円と1986年12月以来約39年半ぶりの高値を付けた。
 ただ、162円の大台を前に政府・日銀による為替介入への警戒感は高まっており、一本調子で上昇する展開にはならなかった。NY時間の安値は161.82円前後で値幅は16銭程度と小さかった。

・ユーロドルは3日続伸。月末・四半期末が近づく中、ユーロ買いのフローが目立った。2時前には一時1.1431ドルと日通し高値を更新した。市場では「本日から始まる欧州中央銀行(ECB)主催の国際金融会議『ECBフォーラム』を前に、欧米中銀関係者の発言を確認したいとしてポジション調整の動きに終始しているようだ」との指摘があった。
 なお、ユーロ豪ドルは一時1.6603豪ドル、ユーロNZドルは2.0237NZドル、ユーロカナダドルは1.6237カナダドル、ユーロスイスフランは0.9236スイスフランまで値を上げた。

・ユーロ円も3日続伸。日銀の早期利上げ観測の後退を背景に円売りが出たほか、ユーロ買いのフローが観測されたことで、4時前に一時185.10円まで値を上げた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、史上最高値を更新した。人工知能(AI)投資の収益性を巡る懸念などから、このところ下落していたハイテク株に買い戻しが入り、相場の押し上げ要因となった。この日からダウ平均の構成銘柄に加わったアルファベットが5%近く急騰した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は6日ぶりに反発。イーロン・マスク氏が率いるスペースXが7%超上げた。同社株は7月7日の取引開始前にナスダック100指数に組み込まれる予定。

・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。主要な米経済指標の発表などがなく手掛かり材料に欠けたため、大きな方向感は出なかった。市場では「7月1日のECBフォーラムでのウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の発言や、2日の6月米雇用統計の発表を前に動きづらい」との声が聞かれた。

・原油先物相場は反発。前週末に米・イランで攻撃の応酬が発生、協議進展への不透明感を背景に買いが先行すると、一時71ドル台前半まで上昇した。

・金先物相場は3日ぶりに反落。米・イランの協議進展への不透明感を背景に、売りが先行した。米10年債利回りが小幅に上昇したことも、金利のつかない金にとって重しとなった。

2026/06/30 15:36:46
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=162.29円(前営業日NY終値比△0.35円)
ユーロ円:1ユーロ=184.76円(▲0.21円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1385ドル(▲0.0037ドル)
日経平均株価:70062.32円(前営業日比△594.21円)
東証株価指数(TOPIX):3994.76(△12.76)
債券先物9月物:127.77円(▲0.27円)
新発10年物国債利回り:2.680%(△0.050%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)<発表値>   <前回発表値>
5月完全失業率
           2.5%      2.5%
5月有効求人倍率
           1.17      1.18倍
5月鉱工業生産・速報値
前月比        0.5%      0.5%
前年同月比     ▲1.7%      2.0%
5月新設住宅着工戸数
前年同月比     33.9%      11.4%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。月末・四半期末の5・10日(ゴトー日)とあって東京仲値にかけて買いが強まると、節目の162円を超えて目先のストップロスを誘発。一時162.40円と1986年12月以来の高値を付けた。その後は政府・日銀による為替介入への警戒感から伸び悩んだものの162円を割ることはなく再び高値圏まで持ち直した。
 なお、片山財務相は「為替対応で断固たる措置が含まれることは日米間で確認」「必要に応じていつでも適切に対応する」などと語った。

・ユーロドルは弱含み。対円でのドル買いがその他通貨にも波及し、ユーロ売り・ドル買いが進行。一時1.1383ドルまで下押しした。

・ユーロ円は頭が重い。ドル円が上昇したタイミングで一時185.36円まで値を上げたものの、ユーロドルが下落した影響も受けたため、一巡後は184.68円まで上値を切り下げた。

・日経平均株価は続伸。昨日の米ハイテク株高を背景にAI・半導体関連株が大きく買われたことが指数を押し上げた。指数は一時1100円超高まで上げ幅を広げたが、引けにかけては伸び悩んだ。

・債券先物相場は続落。外国為替市場での円安・ドル高を受けて国内のインフレ圧力が高まるとの見方から債券売りが強まった。

2026/07/01 3:25:42
欧州マーケットダイジェスト
(30日終値:1日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=162.58円(30日15時時点比△0.29円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=185.69円(△0.93円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1421ドル(△0.0036ドル)
FTSE100種総合株価指数:10497.12(前営業日比△12.90)
ドイツ株式指数(DAX):24995.81(△368.92)
10年物英国債利回り:4.757%(△0.041%)
10年物独国債利回り:2.860%(△0.003%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
1-3月期英国内総生産(GDP)改定値
(前期比)   0.6%       0.6%
(前年同期比) 0.9%       1.1%
1-3月期英経常収支
     221億ポンドの赤字 272億ポンドの赤字・改
5月独輸入物価指数
(前月比)   0.7%       1.2%
(前年比)   6.8%       5.3%
5月独小売売上高
(前月比)   1.1%      ▲0.4%・改
(前年比)   1.8%      ▲2.3%・改
5月仏消費支出
(前月比)   0.5%       ▲0.5%
6月仏消費者物価指数(CPI)速報値
(前月比)  ▲0.2%       0.1%
(前年比)   1.8%       2.4%
5月仏卸売物価指数(PPI)
(前月比)  ▲0.3%      ▲2.0%・改
6月スイスKOF景気先行指数
        101.2      98.6・改
6月独雇用統計
失業率     6.3%       6.3%
失業者数変化 ▲0.10万人    ▲1.20万人
6月独消費者物価指数(CPI)速報値
(前月比)  ▲0.3%      ▲0.2%
(前年比)   2.3%       2.6%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円はしっかり。米金利先高観や日本の財政悪化懸念などを背景に、円売り・ドル買いが優勢となった。市場では「日本政府の財政悪化懸念や、日銀に対する政治的な圧力も見え隠れし、市場には利上げが後手に回るのではないかとの懸念がある」との声も聞かれた。
 NYの取引時間帯に入ると、利食い売りなどが先行し一時162.05円付近まで値を下げたものの、下押しは限定的だった。その後発表の5月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が759.4万件と予想の730.0万件を上回ると、米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.40%台まで上昇し、円売り・ドル買いを促した。1時30分前には一時162.67円と1986年12月以来約39年半ぶりの高値を付けた。
 もっとも、政府・日銀による為替介入への警戒感から、上昇のスピードは緩やかだった。市場の関心は「政府・銀行が為替介入に踏み切るかどうか」から「当局が次にどの水準を防衛ラインと見なすのか」へ移りつつあるという。

・ユーロドルは持ち直した。しばらくは1.13ドル台後半でのもみ合いが続いていたが、NY市場に入ると強含んだ。対オセアニア通貨中心にドル売りが進んだ影響を受けたほか、月末・四半期末を迎えたロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測された。前日の高値1.1431ドルを上抜けて一時1.1437ドルまで値を上げた。
 なお、独連邦統計庁が発表した6月独消費者物価指数(CPI)速報値は前月比▲0.3%/前年比2.3%と予想の前月比横ばい/前年比2.6%を下回ったものの、相場の反応は限定的だった。

・ユーロ円はしっかり。21時30分過ぎに一時184.68円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は一転買い戻しが優勢に。ユーロドルの持ち直しにつれた円売り・ユーロ買いが出ると、アジア時間の高値185.36円を上抜けて一時185.86円まで上値を伸ばした。欧米株価の上昇も相場の支援材料。

・ロンドン株式相場は3日ぶりに反発。前日の米株高の流れを引き継いで投資家心理が改善すると英株にも買いが先行したものの、買い一巡後は利食い売りなどが出たため伸び悩んだ。機関投資家による四半期末のリバランス(資産配分の再調整)に伴う売りも見られた。

・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反発。前日の米株高の流れを引き継いで投資家心理が改善すると、独株にも買いが波及した。個別ではシーメンス・エナジー(5.56%高)やバイエル(5.17%高)、シーメンス(4.44%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は下落。米債安につれた。

2026/07/01 6:25:47
NYマーケットダイジェスト
(30日終値)
ドル・円相場:1ドル=162.55円(前営業日比△0.61円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=185.68円(△0.71円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1422ドル(横ばい)
ダウ工業株30種平均:52319.20ドル(△136.46ドル)
ナスダック総合株価指数:26213.72(△393.58)
10年物米国債利回り:4.46%(△0.09%)
WTI原油先物8月限:1バレル=69.50ドル(▲1.25ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4038.5ドル(▲0.4ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
4月米住宅価格指数
(前月比)  ▲0.1%       0.2%・改
4月米ケース・シラー住宅価格指数
(前年比)   1.1%       0.9%・改
6月米シカゴ購買部協会景気指数
        56.7        62.7
6月米消費者信頼感指数
        91.2       90.6・改
5月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数
       759.4万件    758.5万件・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は続伸。NY勢参入直後には162.05円付近まで値を下げたものの、下押しは限定的だった。その後発表の5月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が759.4万件と予想の730.0万件を上回るとドル買いが優勢となり、1時30分前に一時162.67円と1986年12月以来約39年半ぶりの高値を付けた。日本の財政悪化懸念や日銀の早期利上げ観測の後退も円売りを誘った。
 もっとも、政府・日銀による為替介入への警戒感から、上昇のスピードは緩やかだった。市場の関心は「政府・銀行が為替介入に踏み切るかどうか」から「当局が次にどの水準を防衛ラインと見なすのか」へ移りつつあるという。

・ユーロドルは横ばい。アジア時間に一時1.1383ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。NY市場では対オセアニア通貨中心にドル売りが進んだ影響を受けたほか、月末・四半期末を迎えたロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測され、一時1.1437ドルまで値を上げた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスはフィキシングにかけて一時101.05と日通し安値を付けた。
 ただ、フィキシング通過は上昇が一服した。米長期金利の上昇なども相場の重しとなり、1.14ドル台前半で次第に値動きが細った。

・ユーロ円は4日続伸。21時30分過ぎに一時184.68円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後はユーロドルの持ち直しにつれた買いが入り上値を試す展開に。日本の財政・金融政策など日本側の材料を背景に円売りも出やすく、24時過ぎに一時185.86円と日通し高値を付けた。その後の下押しも185.60円付近にとどまった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、史上最高値を更新した。人工知能(AI)への成長期待から、AI・半導体関連株などを中心に買いが優勢となった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%近く上昇した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸。アナリストが目標株価を引き上げたアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が7%超上昇した。

・米国債券相場で長期ゾーンは下落。5月米JOLTS求人件数が予想を上回ると、債券売り(金利は上昇)が優勢となった。市場では「四半期末の取引で債券売り・株式買いの動きが見られた」との声が聞かれた。

・原油先物相場は反落。米・イランの協議進展への不透明感を背景に買いが先行すると、プラス圏を回復する場面も見られたが一時的。その後は、ホルムズ海峡の通航が間もなく正常化するとの観測を背景に下げに転じた。

・金先物相場はほぼ横ばい。米・イランの協議進展への不透明感を背景に、原油価格が上昇してインフレが懸念されると、金利のつかない金は下落。ただ、その後は前日に下落した反動による持ち高調整の買い戻しなどを受けて下げ幅を縮小すると、小幅安で取引を終えた。

2026/07/01 15:36:43
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=162.71円(前営業日NY終値比△0.16円)
ユーロ円:1ユーロ=185.58円(▲0.10円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1406ドル(▲0.0016ドル)
日経平均株価:70474.96円(前営業日比△412.64円)
東証株価指数(TOPIX):4011.50(△16.74)
債券先物9月物:127.55円(▲0.22円)
新発10年物国債利回り:2.700%(△0.020%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)<発表値>   <前回発表値>
日銀・企業短期経済観測調査(短観、6月調査)
大企業製造業の業況判断指数(DI)
            22       17
大企業製造業DI 9月見込み
            17       14
大企業非製造業の業況判断指数(DI)
            37       36
大企業非製造業DI 9月見込み
            28       29
大企業全産業設備投資
前年度比       11.5%     3.3%
6月消費動向調査(消費者態度指数、一般世帯)
           33.8      33.6

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。米金利先高観などを背景にドル買いの流れになると、一時162.84円まで値を上げ、1986年12月以来の高値を更新した。一巡後は伸び悩む場面も見られたが下値も極めて限定的となった。なお、日本政府要人からの円安けん制発言などは本日聞かれなかった。

・ユーロドルは上値が重い。昨日と同様に対円でドル買いが強まるとその他通貨にもドル高が波及する形で一時1.1402ドルまで値を下げた。売りが一巡した後も戻りは鈍い。

・ユーロ円はもみ合い。ドル円が上昇した半面、ユーロドルが下落したため明確な方向感は出ず、185.60円を挟んだ推移が続いた。

・日経平均株価は3日続伸。昨日の米ハイテク株を受けてAI・半導体関連株が主導する形で一時1900円超上昇した。ただ、一巡後は利食い売りが優勢となり、前場終了前には上げ幅をほぼ消す場面も見られた。

・債券先物相場は3日続落。昨日の米国債券相場が大きく下落した影響を受けて日本国債も序盤から売りが優勢となった。

2026/07/02 3:25:48
欧州マーケットダイジェスト
(1日終値:2日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=162.53円(1日15時時点比▲0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.97円(▲0.61円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1381ドル(▲0.0025ドル)
FTSE100種総合株価指数:10478.34(前営業日比▲18.78)
ドイツ株式指数(DAX):25040.28(△44.47)
10年物英国債利回り:4.756%(▲0.001%)
10年物独国債利回り:2.878%(△0.018%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
6月英ネーションワイド住宅価格
(前月比)    0.0%     ▲0.6%
6月仏製造業PMI改定値
         51.2      50.7
6月独製造業PMI改定値
         50.3      50.0
6月ユーロ圏製造業PMI改定値
         51.4      51.3
6月英製造業PMI改定値
         52.5      53.1
6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
(前年比)    2.8%      3.2%
6月ユーロ圏HICPコア速報値
(前年比)    2.4%      2.6%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重い。6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が総合・コアいずれも予想を下回ったことが分かると、ユーロ売り・ドル買いが先行。米10年債利回りが4.49%台まで上昇したことも相場の重しとなり、22時過ぎに一時1.1362ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、6月26日の安値1.1354ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が「ECBフォーラム」で「インフレ期待とインフレリスクがこの数週間で低下している」との認識を示すと、米10年債利回りが4.45%台まで低下。全般ドル売りが優勢となり、23時前に1.1412ドル付近まで持ち直した。もっとも、買い戻しが一巡すると再び上値が重くなっている。
 なお、ウォーシュ氏は金利に関する見通しは示さず、「インフレ率を2%の目標に押し下げることに引き続きコミットしている」との姿勢を改めて強調した。

・ドル円は下落。しばらくは162円台後半でのもみ合いが続いていたが、NY勢の本格参入後は全般ドル売りが優勢となった。ウォーシュFRB議長が「インフレ期待は低下し、インフレのリスクも和らいでいる」と発言したことを受けて、23時前に一時162.30円と日通し安値を付けた。米長期金利が低下に転じたことも相場の重しとなった。
 ただ、前日NY時間の安値162.05円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。3時前には162.55円付近まで下値を切り上げた。
 なお、この日発表の6月ADP全米雇用報告や6月米製造業PMI改定値、6月米ISM製造業景況指数は軒並み予想を下回った。

・ユーロ円は弱含み。ユーロ圏インフレ指標の下振れをきっかけに全般ユーロ売りが先行。ドル円の下落につれた売りも出て一時184.86円と日通し安値を付けた。

・ロンドン株式相場は小幅ながら反落。原油先物相場の下落を背景にBPやシェルなどエネルギー株が売られ、相場を押し下げた。ナショナル・グリッドやSSEなど公共事業株も値下がりしたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株も軟調だった。

・フランクフルト株式相場は小幅ながら続伸。買いが先行したあとは下げに転じる場面もあったが、終盤持ち直した。個別ではラインメタル(6.07%高)やSAP(5.13%高)、スカウト24(3.39%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は英国債が上昇した一方、独国債が下落した。

2026/07/02 6:25:38
NYマーケットダイジェスト
(1日終値)
ドル・円相場:1ドル=162.58円(前営業日比△0.03円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.98円(▲0.70円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1377ドル(▲0.0045ドル)
ダウ工業株30種平均:52305.24ドル(▲13.96ドル)
ナスダック総合株価指数:26040.03(▲173.69)
10年物米国債利回り:4.48%(△0.02%)
WTI原油先物8月限:1バレル=68.58ドル(▲0.92ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4082.4ドル(△43.9ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
6月ADP全米雇用報告
        9.8万人     12.2万人
6月米製造業PMI改定値
         53.9       55.7
6月米ISM製造業景況指数
         53.3       54.0
5月米建設支出
(前月比)    0.1%     0.3%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら3日続伸。ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が「ECBフォーラム」で「インフレ期待とインフレリスクがこの数週間で低下している」との認識を示すと、米10年債利回りが4.45%台まで低下。全般ドル売りが優勢となり、23時前に一時162.30円と日通し安値を付けた。なお、ウォーシュ氏は金利に関する見通しは示さず、「インフレ率を2%の目標に押し下げることに引き続きコミットしている」との姿勢を改めて強調した。
 ただ、前日NY時間の安値162.05円が目先サポートとして意識されると下げ渋る展開に。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場を下支えし、取引終了間際には162.62円付近まで持ち直した。

・ユーロドルは下落。欧州時間発表の6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったことを受けて全般ユーロ売りが先行。22時過ぎに一時1.1362ドルと日通し安値を更新した。ウォーシュFRB議長のインフレを巡る発言を受けてドル売りが優勢になると、23時前に1.1412ドル付近まで下げ渋ったものの、買い戻しが一巡すると再び上値が重くなった。ユーロ圏インフレ指標の下振れをきっかけとしたユーロ売りが出やすい地合いとなった。
 なお、6月ADP全米雇用報告や6月米製造業PMI改定値、6月米ISM製造業景況指数など、この日発表の米経済指標は軒並み予想を下回った。

・ユーロ円は5日ぶりに反落。ユーロ圏インフレ指標の下振れをきっかけに全般ユーロ売りが進んだ。2時前には一時184.86円と日通し安値を付けた。
 なお、ユーロ豪ドルは一時1.6488豪ドル、ユーロNZドルは2.0042NZドル、ユーロカナダドルは1.6165カナダドル、ユーロスイスフランは0.9202スイスフランまで下落した。また、ユーロポンドは0.8566ポンドと昨年7月1日以来1年ぶりの安値を更新した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落。前日に上昇が目立った人工知能(AI)・半導体関連株を中心に利益確定売りが先行したものの、売り一巡後は一転買い戻しが優勢に。指数は一時420ドル超上昇する場面があった。ただ、引けにかけては再び売りが強まり下げに転じた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落。「AI向けの計算資源を外部提供する事業の立ち上げを検討している」と伝わったメタ・プラットフォームズが一時11%超急騰した。なお、この報道を受けて「AI投資が過剰」との見方が浮上し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が6%超急落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは続落。ウォーシュFRB議長が「インフレ期待とインフレリスクがこの数週間で低下している」と発言すると債券買い(金利は低下)が先行したものの、上値は重かった。引けにかけて売りが強まると下げに転じた。米国の独立記念日の振り替え休日を3日に控えて、明日2日は短縮取引となる。連休を前に持ち高調整目的の売りが出たようだ。

・原油先物相場は続落。カタールとパキスタンが仲介する形で米とイランが実務者協議を実施したと報じられたことなどから、中東からの原油供給の回復期待を背景に売りが優勢となった。

・金先物相場は3日ぶりに反発。この日発表された米雇用関連指標が弱めの内容となったことで米長期金利が低下したほか、全般的なドル売りの流れもドル建てで取引される金には追い風となった。ただ、その後は2日の6月米雇用統計を見極めたいとして上げ幅は限定的となった。

2026/07/02 15:39:24
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=162.33円(前営業日NY終値比▲0.25円)
ユーロ円:1ユーロ=184.82円(▲0.16円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1386ドル(△0.0009ドル)
日経平均株価:68733.15円(前営業日比▲1741.81円)
東証株価指数(TOPIX):4014.98(△3.48)
債券先物9月物:127.18円(▲0.37円)
新発10年物国債利回り:2.770%(△0.070%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)<発表値>    <前回発表値>
6月マネタリーベース
前年同月比      ▲13.7%     ▲12.2%
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
        2801億円の処分超  2021億円の取得超・改
対内株式
       1兆8165億円の処分超 4513億円の取得超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は小安い。162.50円台を中心としたもみ合いが続いていたが、東京午後に入ると今晩の6月米雇用統計を前にした調整売りが散見された。昨日安値の162.30円を下抜けて162.13円まで値を下げた。なお、本日も政府要人から円相場に関する発言は見られなかった。

・ユーロ円も小幅安。185円挟みで推移していいたものの、東京終盤にドル円が売られたことにつれる形で一時184.69円まで下押しした。

・ユーロドルは小動き。東京市場でのフローはほとんど見られず、1.1380ドル台を中心とした狭いレンジ取引となった。

・日経平均株価は4営業日ぶりに反落。昨日の米ハイテク株安を受けてAI・半導体関連株が大きく売られた。足元の上昇に対する利益確定売りも目立ったため、午後に入っても戻りは鈍かった。

・債券先物相場は4日続落。昨日の米債券相場が下落した影響から売りが先行。10年債入札の結果が弱い内容だったことも売りを促した。

2026/07/03 3:25:44
欧州マーケットダイジェスト
(2日終値:3日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=161.07円(2日15時時点比▲1.26円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.11円(▲0.71円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1431ドル(△0.0045ドル)
FTSE100種総合株価指数:10652.87(前営業日比△174.53)
ドイツ株式指数(DAX):25580.88(△540.60)
10年物英国債利回り:4.776%(△0.020%)
10年物独国債利回り:2.904%(△0.026%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
6月スイス消費者物価指数(CPI)
(前月比)   0.0%        0.2%
5月ユーロ圏失業率
        6.2%      6.2%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下落。一部通信社が関係筋の話として「日本政府は為替介入をほのめかす『口先介入』の慣習を改め、投機筋を締め上げて円売りのコストを高める手法にかじを切りつつある」と報じると、「不意打ち介入」への警戒感が高まり円買い・ドル売りが先行した。18時前には一時160.91円まで値を下げた。
 そのあとは米重要指標の発表を控えてポジション調整目的の買い戻しが入り161.64円付近まで下げ渋ったものの、6月米雇用統計の結果が伝わると160.64円の本日安値まで1円急落した。
 米労働省が発表した6月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比5.7万人増と予想の11.3万人増を下回ったほか、過去2カ月分の数値が下方修正された。また、失業率は4.2%と予想の4.3%より強い内容となったものの、「これは労働参加率の低下によるもの」との受け止めが多かった。米連邦準備理事会(FRB)が7月に利上げに踏み切るとの観測が後退し、米長期金利の低下とともにドル売りが優勢となった。
 ただ、9月については依然として政策金利の引き上げが有力と見られており、米金利低下とドル安は長続きしなかった。売り一巡後は161.00円を挟んだレンジ取引に終始した。

・ユーロドルは伸び悩み。米雇用統計の下振れを受けてユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.1473ドルと日通し高値を付けたものの、買い一巡後はじりじりと上値を切り下げた。一時は4.45%台まで低下した米10年債利回りが4.48%台まで上昇したことも相場の重しとなり、3時前に1.1429ドル付近まで下押しした。前日発表の6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったことで、引き続きユーロ売りが出やすい面もあった。

・ユーロ円は売り先行後、もみ合い。政府・日銀が円安是正に向けて不意打ちする形で再び為替介入に踏み切る可能性が意識されると、一時183.78円まで値を下げた。ただ、売り一巡後は184.00円を挟んだ狭い範囲内での推移にとどまった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

・ロンドン株式相場は反発。続落して始まったものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり上げに転じた。米雇用統計の下振れでダウ平均が史上最高値を更新すると英株にも買いが波及し、引けにかけて上げ幅を拡大した。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が買われたほか、ユニリーバやブリティッシュ・アメリカン・タバコなど生活必需品株が値上がりした。

・フランクフルト株式相場は3日続伸。前日終値付近で寄り付くと、その後はプラス圏で推移。米雇用統計の下振れでダウ平均が史上最高値を更新すると独株にも買いが波及し、引けにかけて上げ幅を拡大した。個別ではバイエル(8.90%高)やラインメタル(6.13%高)などの上昇が目立ち、インフィニオンテクノロジーズ(1.99%安)などを除く37銘柄が上昇した。

・欧州債券相場は下落。米債安につれた。

2026/07/03 6:12:49
NYマーケットダイジェスト
(2日終値)
ドル・円相場:1ドル=161.11円(前営業日比▲1.47円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.17円(▲0.81円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1432ドル(△0.0055ドル)
ダウ工業株30種平均:52900.07ドル(△594.83ドル)
ナスダック総合株価指数:25832.67(▲207.36)
10年物米国債利回り:4.48%(横ばい)
WTI原油先物8月限:1バレル=68.69ドル(△0.11ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4125.7ドル(△43.3ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
6月米雇用統計
失業率     4.2%       4.3%
非農業部門雇用者数変化
       5.7万人     12.9万人・改
平均時給
(前月比)   0.3%       0.3%
(前年比)   3.5%       3.4%
前週分の米新規失業保険申請件数
       21.5万件    21.6万件・改
5月米製造業新規受注
(前月比)   ▲1.3%     5.3%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに反落。米労働省が発表した6月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比5.7万人増と予想の11.3万人増を下回ったほか、過去2カ月分の数値が下方修正された。また、失業率は4.2%と予想の4.3%より強い内容となったものの、「これは労働参加率の低下によるもの」との受け止めが多かった。米連邦準備理事会(FRB)が7月に利上げに踏み切るとの観測が後退し、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。一時160.64円と日通し安値を付けた。
 ただ、9月については依然として政策金利の引き上げが有力と見られており、米金利低下とドル安は長続きしなかった。売り一巡後は米国の3連休を控えたポジション調整の動きに終始し、161.00円を挟んだもみ合いに転じた。なお、この日は米独立記念日の振替休日の前営業日で米債券市場は短縮取引だった。

・ユーロドルは反発。米雇用統計の下振れを受けてユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.1473ドルと日通し高値を付けたものの、買い一巡後はじりじりと上値を切り下げた。一時は4.45%台まで低下した米10年債利回りが4.48%台まで上昇して取引を終えたことも相場の重し。5時前には1.1426ドル付近まで下押しした。

・ユーロ円は続落。政府・日銀が円安是正に向けて不意打ちする形で再び為替介入に踏み切る可能性が意識されて、日本時間夕刻には一時183.78円まで下げる場面があった。ただ、NYの取引時間帯に限れば184.00円を挟んだレンジ取引に終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反発し、史上最高値を更新した。低調な6月米雇用統計を受けてFRBの早期利上げ観測が後退すると、株買いが優勢となった。アップルやアムジェン、マクドナルドなどが買われ、相場の押し上げ要因となった。半面、キャタピラーやシスコシステムズなど売られ、相場の上値を抑えた。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落。この日も半導体関連株が売られた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は5%超下げた。

・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。低調な6月米雇用統計を受けて買いが先行したものの、引けにかけて売りが強まると値を消した。連休を前に持ち高調整目的の売りが出たもよう。
 なお、この日は米独立記念日の振替休日の前営業日で短縮取引だった。

・原油先物相場はほぼ横ばいだった。カタール等の仲介による米・イランの間接協議にて、ハメネイ師の国葬関連行事が終了した後、双方が協議継続で合意したことが伝わると、協議進展への期待から供給不安が和らぎ、一時67ドル割れ目前まで下落して2月下旬以来の安値をつけた。ただ、売り一巡後は米国の3連休を前に調整的な買いが入り、プラス圏を回復する場面も見られた。

・金先物相場は続伸。6月米雇用統計にて非農業部門雇用者数が予想を下回る伸びに留まったことで、米早期利上げ期待が後退して一時米長期金利が低下。ドル建てで取引される金の投資妙味が意識されて買いが入った。

2026/07/03 15:35:15
東京マーケットダイジェスト
ドル円:1ドル=161.16円(前営業日NY終値比△0.05円)
ユーロ円:1ユーロ=184.50円(△0.33円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1448ドル(△0.0016ドル)
日経平均株価:69744.07円(前営業日比△1010.92円)
東証株価指数(TOPIX):4064.60(△49.62)
債券先物9月物:127.26円(△0.08円)
新発10年物国債利回り:2.770%(▲0.010%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)<発表値>    <前回発表値>
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。前日売りに押された反動から買い戻しが先行し、9時過ぎには一時161.52円まで値を上げた。その後は片山財務相の「(為替について)必要に応じていつでも適切に対応」などの発言が伝わり、介入警戒感から160.92円まで反落。いったんは161円台前半でのもみ合いとなったが、米国の早期追加利上げ観測の後退などが意識されるなか、全般に上値の重い動きとなった。

・ユーロドルは下値が堅い。ドル円が上昇したタイミングで1.1421ドルまで下押したが、その後はドル売りの流れに沿って徐々に下値を切り上げる展開となり、1.1458ドルまで持ち直した。

・ユーロ円は底堅い。184円台前半で上下に振れる場面があったものの、ユーロドルの上昇とともに184.57円までやや値を上げた。

・日経平均株価は反発。人工知能(AI)や半導体関連株が持ち高調整売りに押されたことで一時1100円超安まで下落する場面があったが、その後は買い戻しが進んでプラス圏に浮上した。米早期利上げ観測の後退を受け、前日のダウ工業株30種平均が最高値を更新したことが支援材料に。韓国株など他のアジア株式相場の上昇も投資家心理の改善に寄与し、指数も一転して1000円超高まで持ち直した。

・債券先物相場は5営業日ぶりに反発。日銀の利上げが遅れ、物価上昇に対して政策対応が後手に回る「ビハインド・ザ・カーブ」リスクが意識されて序盤は売りが先行した。新発10年物国債利回りは一時2.810%と約30年ぶりの水準まで上昇したが、その後は債券相場も押し目買いに支えられてプラス圏を回復した。

2026/07/04 3:25:46
欧州マーケットダイジェスト
(3日終値:4日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=161.30円(3日15時時点比△0.14円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.53円(△0.03円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1440ドル(▲0.0008ドル)
FTSE100種総合株価指数:10679.03(前営業日比△26.16)
ドイツ株式指数(DAX):25779.31(△198.43)
10年物英国債利回り:4.782%(△0.006%)
10年物独国債利回り:2.935%(△0.031%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
5月仏鉱工業生産
(前月比)    ▲0.1%     0.3%・改
6月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
        46.8       47.4
6月独サービス部門PMI改定値
         48.6       46.8
6月ユーロ圏サービス部門PMI改定値
         49.4       48.9
6月英サービス部門PMI改定値
         48.8       48.7

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は持ち直した。米利上げ観測の後退や政府・日銀による為替介入への警戒感を背景に、アジア市場では一時160.49円と6月18日以来約2週間ぶりの安値まで売られた。市場では「政府・日銀が円安是正に向け、市場を不意打ちする形で再び為替介入に踏み切る可能性が意識され、投資家は警戒感を強めている」との声が聞かれた。
 ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げる展開に。日銀がこの日公表した6日の日銀当座預金残高の見通しを受けて、市場では「前日の急落が円買い介入によるものではなかった」との見方が広がった。「不意打ち介入」への過度な警戒感が後退すると、円売り・ドル買いがじわりと強まり、1時30分過ぎには161.39円付近まで値を戻した。

・ユーロドルは伸び悩み。ドル円が本日安値を付けたタイミングで一時1.1462ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.1473ドルがレジスタンスとして意識されると徐々に上値を切り下げた。1時前には1.1435ドル付近まで下押しした。
 なお、ムーラン仏中銀総裁はこの日、「6月の利上げは正しい判断だった」「次回の会合については何ら確約しなかった」と述べたほか、ナーゲル独連銀総裁は「ECBは警戒を怠らず、選択肢を維持すべき」などと発言。また、マクルーフ・アイルランド中銀総裁は「ECBにはインフレ率2%を達成するための断固たる意志がある」などと語った。

・ユーロ円はドル円につれた動き。15時30分過ぎに一時183.94円と日通し安値を付けたものの、前日の安値183.78円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。2時過ぎには184.61円と日通し高値を更新した。ただ、前日の高値185.09円には届かなかった。

・ロンドン株式相場は続伸し、3月2日以来約4カ月ぶりの高値で取引を終えた。前日発表された6月米雇用統計が予想を下回ったことを受けて、米利上げ観測が後退すると投資家心理が上向いた。本日のアジア株相場が上昇したことも相場の追い風。ナショナル・グリッドやSSEなど公共事業株が買われたほか、アングロ・アメリカンやグレンコアなど素材株が値上がりした。

・フランクフルト株式相場は4日続伸し、史上最高値を更新した。前日の米株式市場でダウ平均が史上最高値を更新したほか、本日のアジア株相場が上昇したことを受けて独株にも買いが入った。個別ではエーオン(4.38%高)やホッホティーフ(2.67%高)、シーメンス(2.60%高)などの上昇が目立った。
 なお、欧州を代表する株価指数のひとつユーロ・ストックス50指数も過去最高値を更新した。

・欧州債券相場は下落。株高を受けた。

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