
結論から言うと、9/7~9/11は 「戻り売り優先。ただし9/10~11の米PPI・CPIで一時的に157~158円へ急反発する可能性あり」 と見ます。
※「機関投資家の本当の注文」は公開されていないため、以下はチャートの価格帯・ストップが溜まりやすい位置・直近の政策材料から推定したものです。
1. 9/7~9/11 日別投資戦略
| 日付 | メインシナリオ | 重要価格 | 戦略 |
|---|---|---|---|
| 9/7(月) | 自律反発→戻り売り | 156.30 / 156.75~157.00 | 156.7~157.0で売り |
| 9/8(火) | GDPで一度上下に振れる | 155.50 / 156.75 | 弱いGDPなら買い戻し、基本は戻り売り |
| 9/9(水) | 下落再開 | 155.20 / 154.70 | 156.3~156.8の戻り売り |
| 9/10(木) | 米PPIで急変 | 154.70 / 157.40 | PPI次第。発表直後は飛びつかない |
| 9/11(金) | 最大の勝負日 | 154.70 / 157.40~158.00 | 米CPIで方向確定 |
9/7(月)
現在値がチャート上の156.20円前後。
急落後なので、月曜日はまずショートカバーによる反発を想定します。
本命
- 156.30突破
- 156.60
- 156.75~157.00
まで戻したところを売る。
ショート
- エントリー:156.70~157.00
- 損切り:157.45
- 第一利確:156.00
- 第二利確:155.50
逆に157.40を4時間足終値で突破した場合は、いったん売りを撤退。
9/8(火)
日本の4~6月期GDP改定値が8:50 JSTに発表予定です。 ESRI Japan
ここは意外と重要。
GDP強い
→ 日銀利上げ期待
→ 円買い
→ USD/JPY下落
GDP弱い
→ 日銀利上げ期待後退
→ 円売り
→ 156.7~157.4へ反発
という反応になりやすいです。
ただし、現状では日銀利上げ期待がかなり強く、BOJの9月利上げはほぼ織り込まれているとの分析もあります。MUFGは9月の政策金利を1.25%と予想しています。 MUFG Research
したがって、
155.50~155.80まで下落 → 一旦買い
も狙えます。
9/9(水)
ここが私なら一番ショートを狙いたい日です。
理由は、9/3~4の急落後にまだ十分な戻しをしていないから。
狙いは、
156.30~156.80 → 売り
です。
ターゲット:
155.50 → 155.20 → 154.70
特に155.20を割ると、チャート上ではかなり重要なサポート崩れになります。
9/10(木)
米PPI。
ここから相場の難易度が一気に上がります。
米PPIは9/10、CPIは9/11に予定されており、9月15~16日のFOMCを前に金融政策見通しを左右する重要イベントです。 Reuters
PPIが強い
米金利上昇
↓
ドル買い
↓
USD/JPY上昇
なら、
156.80 → 157.40 → 157.95
まで急反発する可能性があります。
ただし、157.40~158.00は売りゾーンと見ます。
PPIが弱い
155.50割れ
↓
155.20
↓
154.70
を狙います。
9/11(金)――最大の勝負日
米CPIです。
市場では8月CPIについて、前年比3.4%程度、コアCPI2.4%程度が予想されています。 フィナンシャル・タイムズ
ここで、
CPI強い
157.40突破 → 157.95~158.10
までショートカバーが走る可能性。
さらに158.10を明確に突破すれば、
158.80~159.20
まで上昇するシナリオもあります。
CPI弱い
こちらはかなり危険です。
155.20割れ → 154.70
さらに、
154.70割れ → 153.80~154.20
まで一気に下落する可能性があります。
2. ファンダメンタルズ
今回の最大の材料は、
「米利上げ期待」vs「日銀利上げ期待」
です。
現在はかなり面白い状況です。
米国
8月雇用統計は強く、Fed利上げ期待を押し上げました。
一方でWaller Fed理事は、インフレが鈍化すれば利上げを見送る可能性を示しており、利上げ確率は一時低下しています。Reutersでは9月利上げ確率が約50%まで低下したと報じています。 Reuters
つまり、
米CPIが強い
→ Fed利上げ
→ ドル高
米CPIが弱い
→ Fed据え置き
→ ドル安
という非常に分かりやすい構図。
日本
こちらは円高材料が増えています。
日銀の9月利上げ期待が強く、MUFGでは9月の利上げがほぼ織り込まれているとしています。 MUFG Research
さらに日本政府・米国側からも円安是正への圧力が強まっています。
日本と米国による円買い介入は7月末以降の円安を抑制する材料となっており、MUFGによれば7月末以降の日本のFX介入額は約15.4兆円。 MUFG Research
つまり、
160円台では円売りを仕掛けにくい環境
になっています。
3. 機関投資家の「注文が溜まりやすい場所」
チャートから推定すると、私は次のように見ます。
🔴 大口売りゾーン
156.75~157.00
最初の戻り売りポイント。
↓
157.30~157.50
かなり重要。
↓
157.95~158.10
強い戻り売りゾーン。
↓
158.80~159.20
さらに大きな売り・利確ゾーン。
↓
159.80~160.20
今回の下落前の価格帯。
ここまで戻るなら、現在の弱気シナリオは一旦撤回します。
🟢 大口買い・ショート利確ゾーン
155.20~155.50
最重要。
↓
154.65~154.85
次の買いゾーン。
↓
153.80~154.20
下落が加速した場合のターゲット。
4. 機関投資家の「本当のターゲット価格」
ここはかなり重要です。
私は149円が今週のターゲットだとは考えていません。
149円という数字自体は根拠があります。
Bank of Americaは現在の156円前後からUSD/JPY 149円への円高を予想しています。 MarketWatch
一方、MUFGの予想は、
- 2026年Q3:158
- Q4:156
- 2027年Q1:154
- Q2:152
となっています。 MUFG Research
したがって、これらをチャートと合わせると、
私が考える機関投資家の価格目標
第1ターゲット:154.70
↓
第2ターゲット:153.80~154.20
↓
第3ターゲット:151.80~152.50
↓
中期ターゲット:149.00~150.00
という階層構造です。
つまり、今週は154~155円が最も現実的なターゲット。
149円は「9月以降の円高トレンドが継続した場合」の中期ターゲットと考えるのが自然です。
5. 私ならこうトレードします
🥇 最も勝率が高いと思うポイント
156.70~157.00の戻り売り
損切り
→ 157.45
利確
→ 156.00
→ 155.50
→ 154.70
🥈 次のポイント
155.15~155.50で反発確認して短期買い
損切り
→ 154.90
利確
→ 156.20
→ 156.70
これは「底値当て」ではなく、155.2付近で下ヒゲ+4時間足反転を確認してからが条件。
🥉 CPI後のブレイク
9/11は、
157.40突破 → 買い
または
155.15割れ → 売り
のブレイク戦略。
CPI直後の数分間はスプレッド拡大・往復ビンタが起きやすいので、私は最初の値動きを追わず、15~30分待ってから入る方を推します。
最終シナリオ

週間の基本シナリオ:
156.7~157.0まで戻す
↓
戻り売り
↓
155.5
↓
155.2
↓
154.7
これが現時点での本命です。
ただし、9/10 PPI → 9/11 CPIで米インフレが強ければ、このシナリオは一時的に逆転します。
その場合は、
157.40 → 157.95 → 158.10
まで上昇してから再び売られる可能性があります。
逆にCPIが弱ければ、155.20を割って154円台へ急落する可能性が高まります。
なお、MUFGも米利上げ期待の剥落がUSD/JPYを押し下げる一方、日本側の政策要因が下落幅を左右すると見ています。 MUFG Research
私の9/11時点の本命価格は「154.70円」。
強い円高シナリオなら「153.80~154.20円」。
中期の機関投資家ターゲットとしては「149~152円」を警戒します。