投資情報ななめ読み

中期債利回り上昇、急低下前の水準に 日銀利上げ観測

日経新聞より引用

19日の国内債券市場で中期国債の利回りが上昇(債券価格は下落)した。利回りが急低下した5日より前の水準まで戻した。大きく後退していた日銀の追加利上げ観測が再び強まりつつあり、政策金利の影響を受けやすい短中期債に金利上昇圧力がかかっている。

19日の国内債券市場では新発2年物国債利回りは一時0.370%(前週末比0.02%上昇)、5年債利回りは一時0.525%(同0.035%上昇)までそれぞれ上昇した。いずれも2日以来の高水準となった。前週発表の7月の米小売売上高などが堅調で米景気への過度な悲観が後退。安全資産とされる債券の買いが一巡した。

日銀の内田真一副総裁は7日に「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と発言した。株式や為替相場の値動きは落ち着きつつある。直近に発表された国内の経済指標でも実質賃金や個人消費などが持ち直している。岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは「日銀の追加利上げ期待が緩やかに高まっている」と話す。

23日には日銀の植田和男総裁が衆参両院による閉会中審査に臨む。アクサ・インベストメント・マネージャーズの木村龍太郎債券ストラテジストは「経済好転など条件がそろえば追加利上げを進めるという従来の路線が確認できれば、短中期債を中心に金利はじわじわと上昇する」とみる。

短期トレード向きの「DMM FX」

-投資情報ななめ読み