フィボナッチ・ゾーン

【ドル円】【フィボナッチゾーン】 2025年06月25日

東京マーケットダイジェスト

ドル円:1ドル=145.03円(前営業日NY終値比△0.09円)
ユーロ円:1ユーロ=168.51円(△0.25円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1618ドル(△0.0009ドル)
日経平均株価:38942.07円(前営業日比△151.51円)
東証株価指数(TOPIX):2782.24(△0.89)
債券先物9月物:139.41円(△0.16円)
新発10年物国債利回り:1.395%(▲0.020%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

<国内>   <発表値>   <前回発表値>
5月企業向けサービス価格指数
前年同月比   3.3%     3.4%・改
4月景気動向指数改定値
先行指数    104.2      103.4
一致指数    116.0      115.5

改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。5・10日(ゴトー日)の仲値に向けた買いが先行し、9時30分過ぎに145.04円まで値を上げた。その後は田村日銀委員が「物価上振れリスクが高まる場合、果断な対応もあり得る」との見解を示したことが材料視され、いったんは144.61円まで売りに押されたが、昨日の安値144.51円の手前で下値の堅さを確認すると再び買い戻しが優勢に。15時過ぎには145.21円まで本日高値を更新した。

・ユーロドルは伸び悩み。対円でドル売りが強まった場面では1.1631ドルまで上昇したものの、昨日の高値1.1641ドルには届かず、1.1609ドル近辺まで押し戻された。

・ユーロ円は強含み。168円台前半で神経質に上下したものの、ドル円の上昇や日本株高を手掛かりにした買いが徐々に強まり、一時168.68円まで値を上げた。

・日経平均株価は続伸。前日の米国株高を受けて買いが先行したものの、その後はマイナス圏まで失速した。ただ、後場に入ると株価指数先物主導で再びプラス圏に浮上。外国為替市場でやや円安・ドル高が進んだことも相場を下支えした。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反発。小安く始まったものの、次第に買いが優勢となった。この日公表された日銀決定会合の主な意見(6/16-17日分)で、日銀が早期の追加利上げに否定的な見解を示したことを材料視した買いが入った。

欧州マーケットダイジェスト

*一部内容を訂正いたしました。

(25日終値:26日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=145.39円(25日15時時点比△0.36円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.27円(△0.76円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1642ドル(△0.0024ドル)
FTSE100種総合株価指数:8718.75(前営業日比▲40.24)
ドイツ株式指数(DAX):23498.33(▲143.25)
10年物英国債利回り:4.481%(△0.008%)
10年物独国債利回り:2.565%(△0.022%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
6月仏消費者信頼感指数
         88        88

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は伸び悩み。緊迫していた中東情勢への懸念が和らぐ中、円売り・ドル買いが先行。前日に144.51円まで下落した反動で買い戻しも入りやすかった。NYの取引時間帯に入ると、米長期金利の上昇などを手掛かりに全般ドル買いが進行。22時過ぎに一時145.95円と日通し高値を更新した。
 ただ、節目の146.00円や前日の高値146.19円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。5月米新築住宅販売件数が62.3万件と予想の69.4万件を下回ったことも相場の重しとなり、一時145.37円付近まで下押しした。
 なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、米上院銀行委員会で「関税の物価押し上げ効果を事前に予測するのは難しい」「米経済は良好でインフレも良い状態にある」「大多数の当局者は年末までに利下げすると予想している」などと発言。また、最近のドル安については「市場は異例の厳しい状況を消化している」と述べたほか、「ドルは依然として世界の準備通貨」などと話した。

・ユーロドルは底堅い動き。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.1590ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.1575ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。予想を下回る米住宅指標も相場を下支えし、3時前には一時1.1644ドルと2021年10月以来の高値を更新した。
 なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するコリンズ米ボストン連銀総裁は「今年後半に利下げするのが適切だと予想しているが、関税に大きく依存している」「今後数カ月で関税の影響がさらに拡大すると予想」「関税の影響でPCEコアインフレ率は年内に3%超上昇へ」などと発言した。

・ユーロ円はしっかり。東京午前に伝わった日銀金融政策決定会合における主な意見(6月16-17日分)「今は、現在の金利水準で緩和的な金融環境を維持し、経済をしっかりと支えるべき」や、東京午後に伝わった田村日銀審議委員の発言「基調的な物価上昇率が2%に達したと言うにはもう少し情報を見たい」が追加利上げを急いでいるわけではないと受け止められ、円売りが出やすい地合いとなった。前日の高値169.28円を上抜けると一時169.37円まで値を上げた。
 また、ポンド円は一時198.58円、豪ドル円は94.75円、NZドル円は87.80円、カナダドル円は106.24円、スイスフラン円は180.90円、メキシコペソ円は7.70円まで値を上げた。

・ロンドン株式相場は反落。中東情勢を巡る懸念が後退し、投資家心理が改善する中、続伸して始まったものの、買い一巡後は徐々に売りに押された。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られたほか、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が値下がりした。

・フランクフルト株式相場は反落。中東情勢を巡る懸念が後退する中、買い先行で始まったもののすぐに失速した。市場では「中東情勢の今後の成り行きを見極めたいとの慎重な見方も多い」との声が聞かれた。個別ではコメルツ銀行(5.68%安)やドイツテレコム(3.00%安)、シムライズ(2.87%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は下落した。国防費増強などへ向けた財政拡大方針が国債増発につながるとの見方が債券売りを誘った。

NYマーケットダイジェスト

(25日終値)
ドル・円相場:1ドル=145.24円(前営業日比△0.30円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.33円(△1.07円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1659ドル(△0.0050ドル)
ダウ工業株30種平均:42982.43ドル(▲106.59ドル)
ナスダック総合株価指数:19973.55(△61.02)
10年物米国債利回り:4.29%(横ばい)
WTI原油先物8月限:1バレル=64.92ドル(△0.55ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3343.1ドル(△9.2ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比)   1.1%      ▲2.6%
5月米新築住宅販売件数
(前月比)   ▲13.7%    9.6%・改
(件数)    62.3万件   72.2万件・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは5日続伸。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると、22時前に一時1.1590ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、前日の安値1.1575ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。5月米新築住宅販売件数が62.3万件と予想の69.4万件を下回り、米長期金利が低下に転じたことも相場の支援材料。前日の高値1.1641ドルを上抜けると、4時過ぎに一時1.1665ドルと2021年10月以来約3年8カ月ぶりの高値を更新した。
 なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、米上院銀行委員会で「関税の物価押し上げ効果を事前に予測するのは難しい」「米経済は良好でインフレも良い状態にある」「大多数の当局者は年末までに利下げすると予想している」などと発言。また、最近のドル安については「市場は異例の厳しい状況を消化している」と述べたほか、「ドルは依然として世界の準備通貨」などと話した。

・ドル円は反発。米長期金利の上昇などを手掛かりに全般ドル買いが先行すると、22時過ぎに一時145.95円と日通し高値を付けたものの、節目の146.00円や前日の高値146.19円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。予想を下回る米住宅指標や米長期金利の低下も相場の重しとなり、4時過ぎに145.11円付近まで下押しした。

・ユーロ円は反発。東京時間に伝わった日銀金融政策決定会合における主な意見(6月16-17日分)や田村日銀審議委員の発言を受けて、「日銀は追加利上げを急いでいるわけではない」と受け止めが広がると、円売りが出やすい地合いとなった。前日の高値169.28円を上抜けて一時169.39円まで値を上げた。
 ユーロ円以外のクロス円も上昇が目立った。ポンド円は一時198.58円、豪ドル円は94.75円、NZドル円は87.80円、カナダドル円は106.24円、スイスフラン円は180.90円、メキシコペソ円は7.70円まで値を上げた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反落。中東情勢を巡る懸念が後退する中、買いが先行したものの、前日に3月3日以来の高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが強まると下げに転じた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、2月19日以来の高値で取引を終えた。節目となる2万台に乗せる場面があった。

・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。緊迫していた中東情勢への懸念が和らぐ中、売りが先行したものの、一巡後はポジション調整目的の買いが優勢となり持ち直した。

・原油先物相場は4日ぶりに反発。この日に米エネルギー省(EIA)が発表した週間石油在庫で原油、ガソリン等が取り崩しになった。堅調なエネルギー需要を確認すると原油先物に買いが集まり一時66ドル台まで上昇した。また、今週に入り連日下落していた反動や、欧州通貨を中心にドル売りが進んだことによる割安感も支えになった。もっとも、中東和平への期待感があることで、引けにかけては上げ幅を縮小した。

・金先物相場は反発。昨日大幅に下落した反動もあり、本日は小幅ながら反発して引けた。欧州通貨を中心にドル売りが進んだことで、ドルで取引される金先物に割安感が出たことも支えになった。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米上院銀行委員会で「大多数の当局者は年末までに利下げすると予想している」と述べたことで、金利のつかない金先物の買いを促したとの声もあった。

短期トレード向きの「DMM FX」

-フィボナッチ・ゾーン