フィボナッチ・ゾーン

【ドル円】【フィボナッチゾーン】 2025年05月16日

外国為替市場概況:8時

 16日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。8時時点では145.46円とニューヨーク市場の終値(145.67円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。8時過ぎには一時145.43円まで弱含んだ。目先は昨日安値の145.42円を巡る攻防が注目されるが、同水準を下抜けた場合は節目の145.00円や9日安値の144.83円付近まで下値余地が拡大することになりそうだ。なお、8時50分には1-3月期実質国内総生産(GDP)速報値の発表が予定されている。

 ユーロ円も弱含み。8時時点では162.79円とニューヨーク市場の終値(162.97円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつれて162.78円までやや値を下げた。今後もドル円や日本株などの動向をにらみながらの動きが続きそうだ。

 ユーロドルは8時時点では1.1192ドルとニューヨーク市場の終値(1.1187ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。前日終値付近でのもみ合いとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.43円 - 145.72円
ユーロドル:1.1182ドル - 1.1194ドル
ユーロ円:162.78円 - 163.06円

外国為替市場概況:10時

 16日の東京外国為替市場でドル円は売り優勢。10時時点では145.09円とニューヨーク市場の終値(145.67円)と比べて58銭程度のドル安水準だった。1-3月期実質国内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%減、前期比年率0.7%減と市場予想より弱かった。結果発表後はまず円売りで反応したドル円だが、直ぐに切り返す動きに。昨日安値を割り込むとロングの投げを巻き込み、米長期金利の低下にも押されて145.00円まで下げ足を速めた。

 ユーロ円は軟調。10時時点では162.57円とニューヨーク市場の終値(162.97円)と比べて40銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に歩調を合わせてクロス円も全般地合い弱く推移。小安く始まった日経平均が240円超まで下げ幅を拡大したことも重しとなり、ユーロ円は162.48円までユーロ安円高に振れた。
 また豪ドル円は92.75円、ポンド円も193.07円まで下値を広げ、昨日に軟調さが目立ったメキシコペソ円も7.44円まで売られた。

 ユーロドルはじり高。10時時点では1.1204ドルとニューヨーク市場の終値(1.1187ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが昨日レンジの下限を下回る4.41%台まで低下すると、1.1208ドルまでユーロ買いドル売りが進んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.00円 - 145.72円
ユーロドル:1.1182ドル - 1.1208ドル
ユーロ円:162.48円 - 163.06円

外国為替市場概況:12時

 16日の東京外国為替市場でドル円は下げが一服。12時時点では145.41円とニューヨーク市場の終値(145.67円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。10時過ぎに節目の145円を割り込んで144.97円まで下落するも、9日安値144.83円が目先のサポートして意識されると徐々に買い戻しが優勢となり、145.40円台まで持ち直した。台湾行政院副院長の「米国との貿易協議には、為替は含まれていない」との発言もドル買い戻しを誘ったか。

 ユーロ円も下げ渋り。12時時点では162.88円とニューヨーク市場の終値(162.97円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。162.46円まで下押し後に162.90円台まで値を戻すなど、ドル円に連れた動きとなった。

 ユーロドルは小動き。12時時点では1.1202ドルとニューヨーク市場の終値(1.1187ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。1.1209ドルまでわずかに上昇するも、米長期金利の低下が一服したことから一段の買いにはつながらず。その後は1.12ドル台前半での狭いもみ合いが続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.97円 - 145.72円
ユーロドル:1.1182ドル - 1.1209ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.06円

外国為替市場概況:15時

 16日午後の東京外国為替市場でドル円は小安い。15時時点では145.21円と12時時点(145.41円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。後場の日経平均株価が下げ幅を縮小したことで、145.30円台まで戻す局面があったものの、来週の日米財務相会談での為替協議への警戒感から145.20円割れまで弱含んだ。
 最もハト派で来月末に任期満了となる中村日銀審議委員は、「金融政策については、当面は現状維持が適当。米関税で賃上げモメンタムが低下する可能性」などと述べた。

 ユーロドルは小高い。15時時点では1.1215ドルと12時時点(1.1202ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りが4.41%台へ低下したことなどで、一時1.1219ドルまでわずかに上値を伸ばした。
 カザークス・ラトビア中銀総裁は「利下げを急ぐ必要はない」と述べた。

 ユーロ円は15時時点では162.87円と12時時点(162.88円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが強含みに推移したことで、162.90円台まで値を上げたものの、ドル円が弱含みに推移したことで、上値は限定的だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.97円 - 145.72円
ユーロドル:1.1182ドル - 1.1219ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.06円

外国為替市場概況:17時

 16日午後の東京外国為替市場でドル円は売り一服。17時時点では145.25円と15時時点(145.21円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。欧州勢が本格参入する中で、時間外の米10年債利回りが4.39%台まで一時低下したことも重しになり、東京午前につけた安値を小幅に下抜け144.92円まで下値を広げた。ただ、9日安値144.83円には届かず売りが一服し、すぐに145円台に戻した。

 ユーロドルは小動き。17時時点では1.1208ドルと15時時点(1.1215ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。昨日とほぼ同じ水準での取引となっていることで、欧州勢も積極的な取引が控えられ1.1210ドル台を挟んで小動き。

 ユーロ円はもみ合い。17時時点では162.79円と15時時点(162.87円)と比べて8銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げに連れて162.54円付近まで弱含んだが、東京午前につけたこれまでの日通し安値162.46円を割り込めず162円台後半でもみ合いになっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.92円 - 145.72円
ユーロドル:1.1182ドル - 1.1220ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.06円

外国為替市場概況:20時

 16日の欧州外国為替市場でドル円は小幅の買い戻し。20時時点では145.53円と17時時点(145.25円)と比べて28銭程度のドル高水準だった。下押しは144.92円と先週末の安値144.83円を前に下げ渋ると、欧米株価指数の上昇も支えに調整の買い戻しが優勢となった。ただ、時間外の米10年債利回りの低下も重しに戻りは145.50円台にとどめている。

 ユーロドルは小動き。20時時点では1.1199ドルと17時時点(1.1208ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。手がかりが乏しいなか、1.1200ドルを挟んでの小動きと、昨日の狭いレンジ内で方向感に欠ける動きが続いている。

 ユーロ円は20時時点では162.99円と17時時点(162.79円)と比べて20銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の買い戻しにつれるかっこうで一時163円台を回復するも高値163.06円を前に伸び悩み、162円後半に押し戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.92円 - 145.72円
ユーロドル:1.1182ドル - 1.1220ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.06円

外国為替市場概況:22時

 16日の欧州外国為替市場でドル円は買い戻し一服。22時時点では145.50円と20時時点(145.53円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。日米による円安是正議論を巡って足もとで円高・ドル安が進んでいただけに調整の買い戻しが入り145.69円付近まで下値を切り上げた。ただ、本日高値の145.72円までは届かず145.50円前後まで押し戻されている。
 なお、4月米住宅着工件数や4月米輸入物価指数は強弱入り混じる内容となったこともあり、発表後の反応は鈍かった。

 ユーロ円は伸び悩み。22時時点では162.93円と20時時点(162.99円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。一時163.11円と本日高値を付けたものの、一巡すると伸び悩むなど、総じてドル円につれた動きとなった。

 ユーロドルは22時時点では1.1197ドルと20時時点(1.1199ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中盤に入っても1.1200ドルを挟んで方向感がない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.92円 - 145.72円
ユーロドル:1.1182ドル - 1.1220ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.11円

外国為替市場概況:24時

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では145.95円と22時時点(145.50円)と比べて45銭程度のドル高水準だった。5月米ミシガン大学消費者態度指数速報値が50.8と予想の53.4を下回ると一時145.40円付近まで下押ししたものの、同時に発表された1年先の期待インフレ率が7.3%、5-10年先が4.6%といずれも予想を上回ると一転買い戻しが優勢に。24時前に一時146.07円と日通し高値を更新した。
 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.13まで上昇した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.1154ドルと22時時点(1.1197ドル)と比べて0.0043ドル程度のユーロ安水準だった。米ミシガン大学が発表した期待インフレ率が予想を上回ると全般ドル買いが活発化。前日の安値1.1170ドルを下抜けて一時1.1152ドルまで値を下げた。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では162.80円と22時時点(162.93円)と比べて13銭程度のユーロ安水準。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.92円 - 146.07円
ユーロドル:1.1152ドル - 1.1220ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.11円

外国為替市場概況:2時

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は高止まり。2時時点では145.92円と24時時点(145.95円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。期待インフレ率の上昇を確認して米長期国債の指標である10年債の利回りは4.4%台へ切り上がる場面があるなど本日のレンジ上限で推移。ドル円は一時146.10円まで上昇と、本日高値圏の動きを続けた。

 ユーロドルは軟調。2時時点では1.1146ドルと24時時点(1.1154ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利が高水準で推移するなか、ユーロドルは一時1.1131ドルまでユーロ安・ドル高となった。

 ユーロ円もさえず。2時時点では162.64円と24時時点(162.80円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。軟調なユーロドルに連動。一時162.55円前後と、東京タイム午前につけた本日安値162.46円が意識される動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.92円 - 146.10円
ユーロドル:1.1131ドル - 1.1220ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.11円

外国為替市場概況:4時

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は高値圏の推移が継続。4時時点では145.89円と2時時点(145.92円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。米長期金利の指標である10年債の利回りは4.44%付近と、本日のレンジ上限近辺の動きを持続。ドルが一定の底堅さを保つなか、ドル円は上昇の勢いを落ち着かせつつも、本日高値圏を維持した。

 ユーロドルは小戻し。4時時点では1.1152ドルと2時時点(1.1146ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の高止まりをにらんだドル買い地合いのなか戻りは限られたが週末のNY終盤に入って、1時過ぎにつけた本日安値1.1131ドルを下値に調整フローでややユーロ高・ドル安方向へ。1.1155ドル前後へ小幅に戻した。

 ユーロ円もやや戻す。4時時点では162.71円と2時時点(162.64円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの戻りに連動して、安値圏ながら小幅に持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.92円 - 146.10円
ユーロドル:1.1131ドル - 1.1220ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.11円

外国為替市場概況:NYまとめ

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに小反発。終値は145.70円と前営業日NY終値(145.67円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。5月米ミシガン大学消費者態度指数速報値は50.8と予想の53.4を下回ったものの、同時に発表された1年先の期待インフレ率が7.3%上昇、5-10年先が4.6%上昇といずれも予想を上回ったことから全般ドル買いが先行した。アジア時間に付けた145.72円を上抜けると、1時過ぎに一時146.10円まで上値を伸ばした。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.26まで上昇した。
 ただ、引けにかけては伸び悩む展開に。米関税措置を巡る3回目の日米交渉を来週に控えて、円安是正議論への思惑が広がる中、146円台では戻り売りなどが出たようだ。米格付け会社ムーディーズが米国の信用格付けを「AAA」から「AA1」に引き下げたことも相場の重し。

 ユーロドルは反落。終値は1.1163ドルと前営業日NY終値(1.1187ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準となった。米ミシガン大学が発表した期待インフレ率が予想を上回ったことを受けて全般ドル買いが優勢となった。米長期金利が上昇に転じたこともドル買いを促し、前日の安値1.1170ドルを下抜けて一時1.1131ドルまで値を下げた。
 ただ、引けにかけては1.1166ドル付近まで下げ渋った。ムーディーズによる米国格下げがドル売りを促した。

 ユーロ円は続落。終値は162.64円と前営業日NY終値(162.97円)と比べて33銭程度のユーロ安水準。独DAXが史上最高値を更新するなど、欧州株相場が堅調に推移したことを受けて、欧州市場では一時163.11円と日通し高値を付けた。ただ、NY市場に入るとユーロドルの下落につれた売りが出たため、162.53円付近まで下押しした。

本日の参考レンジ
ドル円:144.92円 - 146.10円
ユーロドル:1.1131ドル - 1.1220ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.11円

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