フィボナッチ・ゾーン

【ドル円】【フィボナッチゾーン】 2025年05月15日

外国為替市場概況:8時

 15日の東京外国為替市場でドル円は小安い。8時時点では146.60円とニューヨーク市場の終値(146.75円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。146.57円までやや売りに押された。ここからは日本株や米金利などの動向をにらみながらの展開となりそうだが、買い戻しが入った局面では昨日NY時間高値の147.11円付近がレジスタンスとして意識されそうだ。

 ユーロドルは小高い。8時時点では1.1183ドルとニューヨーク市場の終値(1.1175ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。一時1.1184ドルまでわずかに値を上げた。目先は昨日の海外時間に売りが進んだ反動による買い戻しが進むか見極めたい。

 ユーロ円は8時時点では163.95円とニューヨーク市場の終値(163.99円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。昨日終値付近でのもみ合いとなっており、本邦勢の本格参入を待つ状態だ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.57円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1184ドル
ユーロ円:163.86円 - 164.07円

外国為替市場概況:10時

 15日の東京外国為替市場でドル円は軟調。10時時点では146.21円とニューヨーク市場の終値(146.75円)と比べて54銭程度のドル安水準だった。本邦勢参入後の買いも昨日終値の手前で頭を抑えられた。安寄りした日経平均が400円超安まで下げ幅を拡大するとドル売り円買いが強まった。ゴトー日(5・10日)の仲値にかけても売りが続き、10時過ぎには146.12円まで下値を広げた。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では163.63円とニューヨーク市場の終値(163.99円)と比べて36銭程度のユーロ安水準だった。9時過ぎに強含む場面でも、164円台乗せでは頭打ち。その後は日本株安を眺めながらユーロ安円高に傾き、仲値前後のドル円の下落にもつれて163.59円まで売られた。

 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.1191ドルとニューヨーク市場の終値(1.1175ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でドル安が進行すると、つれて1.1195ドルまで上昇した。
 なお豪ドル/ドルは、0.6422ドルと昨日安値を僅かに下回ったところで下落が一服した。この後10時30分には4月豪雇用統計が発表される。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.12円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1195ドル
ユーロ円:163.59円 - 164.07円

外国為替市場概況:12時

 15日の東京外国為替市場でドル円は売りが一服。12時時点では146.22円とニューヨーク市場の終値(146.75円)と比べて53銭程度のドル安水準だった。日経平均株価が480円近い下落となったこともあり、リスク回避目的の売りに押された。来週に開催見込みの日米財務相会談で円安是正が議論されるとの思惑も相場の重しとして意識されるなか、一時146.08円まで下押し。もっとも、節目の146.00円手前では売り一服となり、その後は146.30円台まで下げ渋った。

 豪ドルは強含み。4月豪雇用統計で新規雇用者数が8.90万人増と市場予想の2.25万人増を大きく上回り、豪ドル買いで反応した。対ドルでは一時0.6458ドルまで上昇。対円でも10時前につけた安値94.04円から94.30円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは小高い。12時時点では1.1194ドルとニューヨーク市場の終値(1.1175ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。昨日の海外時間に売りが進んだ反動から買い戻しが入り、一時1.1200ドルまで上昇。ただ、1.12ドル台で積極的に上値を試す展開にはならなかった。

 ユーロ円は12時時点では163.69円とニューヨーク市場の終値(163.99円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。10時過ぎに163.56円の安値をつけたが、その後はドル円と同様に下げ渋った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.08円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1200ドル
ユーロ円:163.56円 - 164.07円

外国為替市場概況:15時

 15日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では145.98円と12時時点(146.22円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。後場の日経平均株価が一時490円超安まで下落幅を広げるなどマイナス圏での軟調推移が続いていることで、一時145.94円まで下値を広げた。

 ユーロドルは小安い。15時時点では1.1193ドルと12時時点(1.1194ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ポジション調整の買いで1.1201ドルまで上値を伸ばしたものの、一段の買いにはつながらず伸び悩んだ。

 ユーロ円は15時時点では163.40円と12時時点(163.69円)と比べて29銭程度のユーロ安水準だった。日米株価指数が軟調に推移していることやドル円の下落に連れて、一時163.34円まで下値を広げた。
 ポンド円は193.66円、豪ドル円は93.72円、NZドル円は85.94円まで外貨安・円高に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.94円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1201ドル
ユーロ円:163.34円 - 164.07円

外国為替市場概況:17時

 15日午後の東京外国為替市場でドル円は売り一服。17時時点では145.89円と15時時点(145.98円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。欧州勢が本格参入するとドル売りが再開した。昨日安値145.61円を割り込むと、ストップロスを巻き込み145.49円まで下げ幅を拡大し、週初に米中両国が関税引き下げを発表する前の上げ幅をほぼ帳消しにした。ただ、日足一目均衡表・転換線(145.51円)付近では売りが一服となり、145.90円台まで買い戻しが入った。

 ユーロドルは買い一服。17時時点では1.1197ドルと15時時点(1.1193ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りに連れて16時前には1.1228ドルまでじり高になった。ただ、ドル円の売りの勢いが弱まると、ユーロドルも買いが一服となっている

 ユーロ円は小安い。17時時点では163.35円と15時時点(163.40円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げ幅が広がると163.27円まで下値を広げた。もっとも、徐々にユーロに対してもドル売りが進んだことで下押しも限られている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.49円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1228ドル
ユーロ円:163.27円 - 164.07円

外国為替市場概況:20時

 15日の欧州外国為替市場でドル円はもみ合い。20時時点では145.97円と17時時点(145.89円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。145.49円を安値に下げ渋ったが、戻りは146円近辺にとどめ、145円後半でのこう着と上値の重い動き。日米協議での円安是正への警戒感が根強く、円買い圧力が残されている。

 ユーロドルは小動き。20時時点では1.1200ドルと17時時点(1.1197ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。1.12ドルを挟んで小幅の振幅。手がかりが乏しく、この後に4月米卸売物価指数(PPI)や4月米小売売上高など注目指標の発表を控えていることもあり動意が鈍い。1-3月期ユーロ圏GDP改定値は前期比で+0.3%と速報値の+0.4%から下方修正され、前年比では+1.2%と速報値と一致した。

 ユーロ円は20時時点では163.49円と17時時点(163.35円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの動きが落ち着いたこともあり、ユーロ円は163.40円を挟んだ狭いレンジ内での上下に終始した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.49円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1228ドル
ユーロ円:163.27円 - 164.07円

外国為替市場概況:22時

 15日の欧州外国為替市場でドル円は方向感がない。22時時点では145.78円と20時時点(145.97円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。4月の米卸売物価指数(PPI)がヘッドラインとコアともに市場予想よりも弱い結果になると、米長期金利の指標である10年債利回りが4.52%台から4.48%へ低下したことでドル円も145.64円付近まで下押した。ただ、米10年債利回りが一転4.53%台まで上昇するとドル円も146.25円近辺まで買われた。その後、22時前には再び145.70円割れまで戻すなど方向感のない動きが続いている。

 ユーロドルは神経質に上下。22時時点では1.1210ドルと20時時点(1.1200ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。米経済指標発表後1.1214ドル前後までユーロ買い・ドル売りが進んだが、米長期金利が上昇すると1.1185ドル付近まで下押した。その後も1.12ドルを挟んで神経質な動き。

 ユーロ円はもみ合い。22時時点では163.43円と20時時点(163.49円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。米PPI発表後にドル円の売りに連れて163.21円まで下値を広げたが、一方的に売り込む勢いはなく163円半ばでもみ合い。

 また、ランドは上昇。南ア準備銀行(SARB)がインフレ目標を引き下げるとの報道が伝わると、対円で8.10円、対ドルで18.04ランド台までランド買いが進んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.49円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1228ドル
ユーロ円:163.21円 - 164.07円

外国為替市場概況:24時

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では145.86円と22時時点(145.78円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。低調な米経済指標が相次ぐと米長期金利の低下とともに円買い・ドル売りが先行。23時過ぎに一時145.42円と日通し安値を更新した。
 ただ、米長期金利の低下が一服するとドル円も下げ渋る展開に。市場では「一目均衡表転換線が位置する145.51円がサポートとして意識されている」との声も聞かれ、146円台前半まで下値を切り上げた。
 なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は講演で、米金融政策決定の指針となる枠組みについて「政策当局者らが主要部分の変更を検討している」と明らかにした。ただ、金利見通しについては言及しなかった。

 ユーロドルは頭が重かった。24時時点では1.1186ドルと22時時点(1.1210ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。22時30分前に一時1.1224ドル付近まで値を上げたものの、日本時間夕刻に付けた日通し高値1.1228ドルが目先レジスタンスとして働くと失速。米長期金利が低下幅を縮めたことも相場の重しとなり、一時1.1176ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円は軟調。24時時点では163.16円と22時時点(163.43円)と比べて27銭程度のユーロ安水準。米国株安などが相場の重しとなり、23時過ぎに一時163.02円と日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.42円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1228ドル
ユーロ円:163.02円 - 164.07円

外国為替市場概況:2時

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。2時時点では145.62円と24時時点(145.86円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。一目均衡表・転換線145.51円前後の底堅さを背景とした戻りは146円台で頭打ち気味。米長期金利の指標とされる10年債の利回りが一時4.43%台と、昨日のレンジ下限4.445%前後を割り込む場面もありドル円はドル安・円高方向へ傾き、145.54円前後へ下押した。

 ユーロドルも動きが重い。2時時点では1.1180ドルと24時時点(1.1186ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ圏の成長の鈍さを嫌気した重い推移が続く状態。本日朝方からのレンジ下限1.1173ドル付近へ軟化する場面もあった。

 ユーロ円はじり安。2時時点では162.81円と24時時点(163.16円)と比べて35銭程度のユーロ安水準だった。安寄りした米株がプラスへ転じた動きも支えにならず。米金利低下を重しとしたドル円の重さや、ユーロ圏の成長の鈍さを懸念したユーロドルのさえない動き双方が重しとなり、ユーロ円は162.75円まで下落幅を広げた。

本日これまでの参考レンジ.74円まで
ドル円:145.42円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1228ドル
ユーロ円:162.75円 - 164.07円

外国為替市場概況:4時

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は安値圏ながら底堅い。4時時点では145.67円と2時時点(145.62円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。米長期金利の指標である10年債の利回りが4.43%台から4.45%台へやや持ち直し。ドル円は145円半ばから一時145.70円台へ小幅に戻した。

 ユーロドルは重い動きが持続。4時時点では1.1177ドルと2時時点(1.1180ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の緩やかな戻りが重し。1.1170ドルまで小幅にユーロ安・ドル高が進んだ。

 ユーロ円は安値もみ合い。4時時点では162.82円と2時時点(162.81円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。やや持ち直したドル円の動きと、ユーロドルの重い推移に挟まれ、特段の方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.42円 - 146.75円
ユーロドル:1.1170ドル - 1.1228ドル
ユーロ円:162.75円 - 164.07円

外国為替市場概況:NYまとめ

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続落。終値は145.67円と前営業日NY終値(146.75円)と比べて1円08銭程度のドル安水準だった。5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や4月米小売売上高が予想を上回ると一時146.25円付近まで値を上げたものの、戻りは鈍かった。4月米卸売物価指数(PPI)が予想より弱い結果となり、米長期金利が低下したことがドル売りを誘った。23時過ぎに一時145.42円と日通し安値を更新した。来週予定されている日米貿易交渉での円安是正議論への思惑も相場の重し。
 なお、米関税措置を巡る3回目の日米交渉に向けて、赤沢経済再生相は来週後半にも訪米する方向で調整していると伝わった。
 一目均衡表転換線が位置する145.51円がサポートとして意識されると146円台前半まで下げ渋る場面もあったが、引けにかけては145円台半ばまで再び押し戻された。

 ユーロドルは小反発。終値は1.1187ドルと前営業日NY終値(1.1175ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準となった。4月米PPIや4月米鉱工業生産が予想より弱い内容だったことが伝わり一時1.1224ドル付近まで値を上げたものの、日本時間夕刻に付けた日通し高値1.1228ドルが目先レジスタンスとして働くと失速。2時30分過ぎには一時1.1170ドルと日通し安値を更新した。ただ、米金利低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ったため、下押しは限定的だった。

 ユーロ円は続落。終値は162.97円と前営業日NY終値(163.99円)と比べて1円02銭程度のユーロ安水準。日米交渉での円安是正議論への思惑から円買い・ユーロ売りが出たほか、ユーロドルのさえない動きが相場の重しとなった。1時30分前には162.75円と日通し安値を更新した。

 メキシコペソは軟調。ドルペソは一時19.5183ペソ、ペソ円は7.46円までペソ安に振れた。WTI原油先物価格が一時4%超下落したことを背景に産油国通貨とされるメキシコの通貨ペソに売りが出た。
 なお、メキシコ中銀はこの日、市場予想通り政策金利を現行の9.00%から8.50%へ引き下げることを決めたと発表。声明では「今後も金融政策のスタンスを継続し、同様の規模の調整を検討する可能性がある」「物価環境は利下げサイクル継続を許容」と指摘し、追加利下げの可能性を示唆した。

本日の参考レンジ
ドル円:145.42円 - 146.75円
ユーロドル:1.1170ドル - 1.1228ドル
ユーロ円:162.75円 - 164.07円

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