フィボナッチ・ゾーン

【ドル円】【フィボナッチゾーン】 2025年05月14日

外国為替市場概況:8時

 14日の東京外国為替市場でドル円は小安い。8時時点では147.34円とニューヨーク市場の終値(147.48円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。昨日安値の147.38円を下抜けて、一時147.31円まで下押す場面があった。12日に3円弱の値幅を伴った大幅上昇となった後は調整目的の売りが目立っているが、本日のアジア時間も日経平均株価や米長期金利の動向をにらみながら調整が続くか見極めたい。

 ユーロドルは小高い。8時時点では1.1197ドルとニューヨーク市場の終値(1.1185ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。朝方からわずかにドル売り方向で推移しており、昨日高値の1.1195ドルを上抜けて1.1198ドルまで値を上げた。

 ユーロ円は8時時点では164.98円とニューヨーク市場の終値(164.96円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。前日終値付近でのもみ合いとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.31円 - 147.52円
ユーロドル:1.1185ドル - 1.1198ドル
ユーロ円:164.85円 - 165.05円

外国為替市場概況:10時

 14日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では147.36円とニューヨーク市場の終値(147.48円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。本邦勢が本格参入するとドル買いが強まり、147.67円までじり高となった。ただ、日足一目均衡表・雲の中(雲の下限が147.61円)では伸び悩み、一巡後は日経平均のマイナス転を眺めながら上値を切り下げる展開。仲値にかけてドル売りが持ち込まれると8時前につけた147.31円を下回り、一時147.29円まで下落した。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.1192ドルとニューヨーク市場の終値(1.1185ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが上昇して始まるとドル買いがやや強まり、1.1182ドルまで下押した。もっともその後は、ドル円のドル安推移につれて1.1190ドル台まで下値を切り上げている。

 ユーロ円は伸び悩み。10時時点では164.93円とニューヨーク市場の終値(164.96円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が上昇したタイミングで165.16円までつれ高となるも、昨日高値165.21円には届かず。その後は小幅高で始まった日経平均が三桁安に沈むのを眺め、164.90円割れまでユーロ安円高に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.29円 - 147.67円
ユーロドル:1.1182ドル - 1.1198ドル
ユーロ円:164.85円 - 165.16円

外国為替市場概況:12時

 14日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。12時時点では147.19円とニューヨーク市場の終値(147.48円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。仲値通過後もドル売りの流れが続くと、147.01円まで下押し。もっとも、心理的節目の147.00円が目先のサポートとして意識されると147.30円付近まで買い戻しが入る場面も見られた。

 ユーロドルは様子見。12時時点では1.1188ドルとニューヨーク市場の終値(1.1185ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でのドル売りをながめて朝方の高値に並ぶ1.1198ドルまで値を上げるも、節目の1.12ドルを前に上昇が一服。その後は1.1183ドル付近まで下押すも朝方に付けた本日安値を前に下げ渋るなど、方向感を欠いた。

 ユーロ円は安値もみ合い。12時時点では164.69円とニューヨーク市場の終値(164.96円)と比べて27銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落や日経平均の軟調推移をながめ、164.58円まで下押し。その後の戻りも鈍く、164円台後半でのもみ合いが続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.01円 - 147.67円
ユーロドル:1.1182ドル - 1.1198ドル
ユーロ円:164.58円 - 165.16円

外国為替市場概況:15時

 14日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では147.07円と12時時点(147.19円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。日経平均株価が軟調に推移したことや、12日の大幅上昇の後のポジション調整のドル売りなどで、一時146.84円まで下値を広げた。しかし、一時300円超下落していた日経平均株価が下げ幅を縮小したことで、下値は限定的だった。
 本日午後1時1分(米国時間午前0時1分、中国時間午後0時1分)に米中両国は相互に課している追加関税をそれぞれ115%引き下げた。

 ユーロドルは小安い。15時時点では1.1186ドルと12時時点(1.1188ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。ポジション調整の買いで1.1200ドルまで上値を伸ばしたものの、一段の買いにはつながらず伸び悩んだ。

 ユーロ円は15時時点では164.50円と12時時点(164.69円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落に連れて、一時164.31円まで下値を広げた。
 ポンド円は195.39円、豪ドル円は95.05円、NZドル円は87.26円まで外貨安・円高に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.84円 - 147.67円
ユーロドル:1.1180ドル - 1.1200ドル
ユーロ円:164.31円 - 165.16円

外国為替市場概況:17時

 14日午後の東京外国為替市場でユーロドルは強含み。17時時点では1.1215ドルと15時時点(1.1186ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。欧州勢がドル売りで参入すると一時1.1216ドルと日通し高値を付けた。また、ポンドドルは1.3331ドル、豪ドル米ドルは0.6490米ドルまで上昇した。

 ユーロ円は買い戻し。17時時点では164.83円と15時時点(164.50円)と比べて33銭程度のユーロ高水準だった。東京午後に付けた164.31円を底にユーロドルの上昇につれる形で164.80円台まで反発している。

 ドル円は17時時点では146.97円と15時時点(147.07円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。全般ドル売りが強まった影響から147円台を維持できていない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.84円 - 147.67円
ユーロドル:1.1180ドル - 1.1216ドル
ユーロ円:164.31円 - 165.16円

外国為替市場概況:20時

 14日の欧州外国為替市場でドル円は売り優位。20時時点では145.92円と17時時点(146.97円)と比べて1円5銭程度のドル安水準だった。17時前後からまとまったドル売りが持ち込まれ、下値を探る展開となった。「米国との為替協議が行われたことを確認」と韓国企画財政部の報道官が明らかにしたことで、日米交渉での円安是正議論への思惑が高まると売りが加速。一時145.61円まで売り込まれた。

 ユーロ円も売り優位。20時時点では163.88円と17時時点(164.83円)と比べて95銭程度のユーロ安水準だった。日米通商交渉への警戒感から円高が進んだ流れに沿った。ユーロ円は163.83円まで下落したほか、ポンド円は194.45円、豪ドル円は94.45円、NZドル円は86.83円まで下げ足を速めた。

 ユーロドルは20時時点では1.1230ドルと17時時点(1.1215ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。ドル売りのフローが持ち込まれたことで一時1.1266ドルまで上昇する場面があった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.61円 - 147.67円
ユーロドル:1.1180ドル - 1.1266ドル
ユーロ円:163.83円 - 165.16円

外国為替市場概況:22時

 14日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では146.19円と20時時点(145.92円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。日米通商交渉への警戒感で145.61円まで売り込まれた反動から、一巡後はいったんショートカバーの動きに。一時146.40円近辺まで持ち直す場面があったが、NY勢の本格参入を前に戻りも限られている。

 ユーロ円も下げ渋り。22時時点では164.10円と20時時点(163.88円)と比べて22銭程度のユーロ高水準だった。163.83円を底に164円台前半まで切り返すなど、総じてドル円につれた動きとなった。

 ユーロドルは22時時点では1.1225ドルと20時時点(1.1230ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.61円 - 147.67円
ユーロドル:1.1180ドル - 1.1266ドル
ユーロ円:163.83円 - 165.16円

外国為替市場概況:24時

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が堅い。24時時点では146.30円と22時時点(146.19円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。23時前に一時145.77円付近まで値を下げたものの、日本時間夕刻に付けた日通し安値145.61円が目先サポートとして働くと下げ渋った。米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いも出た。市場では「一目均衡表転換線が位置する145.51円がサポートとして意識されている」との声も聞かれた。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.1212ドルと22時時点(1.1225ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.1203ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円はやや弱含み。24時時点では164.04円と22時時点(164.10円)と比べて6銭程度のユーロ安水準。23時過ぎに一時163.74円と本日安値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.61円 - 147.67円
ユーロドル:1.1180ドル - 1.1266ドル
ユーロ円:163.74円 - 165.16円

外国為替市場概況:2時

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は持ち直す動きが続いた。2時時点では146.69円と24時時点(146.30円)と比べて39銭程度のドル高水準だった。日本時間夕刻につけた145.61円を下値に戻す動きが継続。米長期金利の指標である10年債利回りが4.52%台まで4月11日以来の高水準を更新した。一部通信社による「米国は貿易合意の一部としてドル安を模索していない」との関係者筋の話も伝わるなか、ドル円は147.11円前後までドル高・円安方向へ上振れる場面があった。

 ユーロドルは下落。2時時点では1.1188ドルと24時時点(1.1212ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利上昇を受けたドル買いの流れが続くなか、一時1.12ドル割れ。米国が「ドル安を模索していない」との話も伝わると、1.1176ドル前後までユーロ安・ドル高が進んだ。

 ユーロ円は戻り試す。2時時点では164.13円と24時時点(164.04円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。一時120ドルを超える下落となったダウ平均が40ドル高付近まで持ち直すなど米株の底堅い推移をにらみ、市場のリスク回避姿勢が緩和。一部通信社報道を反映してドル円が147円台へ戻す動きへ連れる流れもあって、ユーロ円は164.43円後までユーロ高・円安に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.61円 - 147.67円
ユーロドル:1.1176ドル - 1.1266ドル
ユーロ円:163.74円 - 165.16円

外国為替市場概況:4時

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は戻りが一服。4時時点では146.72円と2時時点(146.69円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。一部通信社による米国は「ドル安を模索していない」との報道を受けたドル高方向への戻りは1時台につけた147.11円前後までで一巡。146.44円前後へ下押す場面があった。

 ユーロドルはじり安。4時時点では1.1178ドルと2時時点(1.1188ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の指標とされる10年債の利回りは4.52%台で高止まり。ドルは対円では頭打ち気味も、他通貨に対しては総じて強含む流れが継続。ユーロドルは1.1167ドルまでユーロ安・ドル高がじわりと進んだ。

 ユーロ円は、4時時点では164.00円と2時時点(164.13円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の円高方向への傾斜とユーロドルのじり安を受け、ユーロ円は重い動き。一時163.93円前後へ弱含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.61円 - 147.67円
ユーロドル:1.1167ドル - 1.1266ドル
ユーロ円:163.74円 - 165.16円

外国為替市場概況:NYまとめ

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は146.75円と前営業日NY終値(147.48円)と比べて73銭程度のドル安水準だった。米韓高官が為替について協議したとの報道を受けて、日米貿易交渉での円安是正議論への思惑が高まる中、欧州市場では一時145.61円まで下落した。
 ただ、NY市場では下値の堅さが目立った。一目均衡表転換線が位置する145.51円がサポートとして意識されたほか、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出て相場を下支えした。「米政府は貿易交渉の一部としてドル安を模索してはいない」との一部報道が伝わるとドルを買い戻すが動きが広がり、1時30分過ぎには147.11円付近まで値を戻した。
 なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは4.5443%前後と4月11日以来約1カ月ぶりの高水準を付けた。

 ユーロドルは小反落。終値は1.1175ドルと前営業日NY終値(1.1185ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準となった。欧州市場では一時1.1266ドルと日通し高値を付けたものの、NY市場では米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出たため軟調に推移した。「米当局者は世界各国と貿易交渉を行っているが、その一部に通貨政策の約束を盛り込もうとはしていない」との一部報道を手掛かりにドル買いが活発化すると、5時過ぎに一時1.1165ドルと日通し安値を更新した。
 なお、ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長は「最近のインフレ指標は2%目標に向けて継続的に進展している」との認識を示した一方、「米関税措置が物価を押し上げる可能性があり、見通しは不透明」との見方を示した。

 ユーロ円は3営業日ぶりに反落。終値は163.99円と前営業日NY終値(164.96円)と比べて97銭程度のユーロ安水準。「米韓政府高官は今月5日に為替について協議した」との報道が伝わると、日米交渉での円安是正議論への思惑につながり、全般円買いが優勢となった。23時過ぎに一時163.74円と本日安値を付けた。
 ただ、「米国は各国との関税交渉でドル安を模索していない」との報道が伝わると、ドル円の持ち直しとともにユーロ円も164.43円付近まで下げ渋った。

本日の参考レンジ
ドル円:145.61円 - 147.67円
ユーロドル:1.1165ドル - 1.1266ドル
ユーロ円:163.74円 - 165.16円

短期トレード向きの「DMM FX」

-フィボナッチ・ゾーン