フィボナッチ・ゾーン

【ドル円】【フィボナッチゾーン】 2025年04月03日

外国為替市場概況:8時

 3日の東京外国為替市場でドル円は下げ幅拡大。8時時点では148.40円とニューヨーク市場の終値(149.28円)と比べて88銭程度のドル安水準だった。米国の相互関税発表を受けてダウ先物が大幅下落し、一時1100ドル超の下げ幅を記録した。為替市場もリスク回避の動きが進行し、ドル円は先月14日以来となる148.17円まで下げ幅を拡大した。

 ユーロ円は下落。8時時点では160.84円とニューヨーク市場の終値(162.04円)と比べて1円20銭程度のユーロ安水準だった。日米の株価指数先物が大幅安になるとクロス円は全面安の展開になり、ユーロ円は160.12円まで下落した。また、ポンド円は192.31円、豪ドル円は92.31円、NZドル円は84.27円まで弱含んだほか、30%の関税が課せられることになった南アの通貨ランドは対円で7.82円まで下がり年初来安値を更新した。

 ユーロドルはもみ合い。8時時点では1.0839ドルとニューヨーク市場の終値(1.0853ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の売りに連れて1.0805ドルまで一時弱含むなどクロス円の動きに翻弄されてもみ合いになっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.17円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.0856ドル
ユーロ円:160.12円 - 162.04円

外国為替市場概況:10時

 3日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では147.88円とニューヨーク市場の終値(149.28円)と比べて1円40銭程度のドル安水準だった。大幅に下落する日米株式指数先物の動きに連れて、8時50分前には先月13日以来となる147.69円まで下げ幅を広げた。東京市場が本格参入する9時過ぎからは実需勢の買いも散見されたことで、148.30円台まで買い戻しが入る場面もあったが、積極的にドル円を買う材料がないことで再び147.70円台まで押し戻され上値が重い。

 ユーロ円は小幅に買い戻し。10時時点では161.05円とニューヨーク市場の終値(162.04円)と比べて99銭程度のユーロ安水準だった。リスク回避による円買いから、米国(ドル)売りが進むと、ユーロドルの買い戻し幅が大きくユーロ円も160.12円を底に161.40円台まで買い戻された。ただ、ドル円を買い上げる材料が乏しいことで、10時前には再び160円台まで押し戻される場面もあった。

 ユーロドルは堅調。10時時点では1.0890ドルとニューヨーク市場の終値(1.0853ドル)と比べて0.0037ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の売りに連れて1.0805ドルまで早朝には売られたが、徐々にドル売りへと流れが変わると1.0911ドルまで上昇し堅調推移。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.69円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.0911ドル
ユーロ円:160.12円 - 162.04円

外国為替市場概況:12時

 3日の東京外国為替市場でドル円は軟調。12時時点では147.78円とニューヨーク市場の終値(149.28円)と比べて1円50銭程度のドル安水準だった。本日早朝にトランプ米大統領が発表した相互関税の影響を受け、時間外の米株先物や日経先物が急落したことによるリスク回避の動きが継続。8時50分前に付けた安値147.69円を割り込むと、147.53円まで下値を広げて先月13日安値147.42円に迫った。

 ユーロドルは堅調。12時時点では1.0912ドルとニューヨーク市場の終値(1.0853ドル)と比べて0.0059ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが取引開始直後に4.03%台まで下落後も戻りは鈍く、低位で推移していることでドル売りの流れとなる中、1.0925ドルまで上値を広げた。
 このドル売りの流れにのって、ポンドドルは昨年10月以来となる1.3069ドルまで上昇した。

 ユーロ円はもみ合い。12時時点では161.26円とニューヨーク市場の終値(162.04円)と比べて78銭程度のユーロ安水準だった。取引開始直後に1600円超下落した日経平均が下げ幅を縮小するも反応は薄く、ドル円の下げとユーロドルの上げに挟まれ、161円台前半でのもみ合いが続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.53円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.0925ドル
ユーロ円:160.12円 - 162.04円

外国為替市場概況:15時

 3日午後の東京外国為替市場でドル円は続落。15時時点では147.01円と12時時点(147.78円)と比べて77銭程度のドル安水準だった。トランプ米政権の対日相互関税率24%ショックを受けたドル売り・円買いが続き、一時146.97円まで下値を広げた。

 ユーロドルは強含み。15時時点では1.0944ドルと12時時点(1.0912ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りが4.04%前後で低迷していることで、1.0952ドルまで上値を伸ばした。
 ポンドドルは昨年10月以来となる1.3101ドルまで上昇している。

 ユーロ円は弱含み。15時時点では160.89円と12時時点(161.26円)と比べて37銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落に連れて160.60円台まで弱含む局面があったものの、ユーロドルの上昇で下値は限定的だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.97円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.0952ドル
ユーロ円:160.12円 - 162.04円

外国為替市場概況:17時

 3日午後の東京外国為替市場でユーロドルは一段と上昇。17時時点では1.0970ドルと15時時点(1.0944ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ高水準だった。ドル売りの流れが継続し、1.0990ドルまで強含んだ。買いは一服するも、仏・独・ユーロ圏の3月サービス部門PMI改定値が軒並み上方修正されたことも支えに1.09ドル後半でしっかり。時間外の米10年債利回りは4.03%台で低下が一服し4%大台割れは回避しているが、大幅低下した水準で戻りは限られている。
 ポンドドルは1.3142ドル、豪ドル/ドルは0.6313ドルまで高値を更新し、ドル/加ドルは1.4154加ドルまでドル安が進んだ。

 ユーロ円は買い戻し。17時時点では161.54円と15時時点(160.89円)と比べて65銭程度のユーロ高水準だった。リスクオフの円買いが一服するなか、ユーロドルの上昇につられ、一時161.80円近辺まで持ち直した。ただ、欧米株価指数が大幅安の動きになっていることもあり、引き続き上値は重い。

 ドル円は下げが一服。17時時点では147.25円と15時時点(147.01円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。146.81円まで下値を広げたが、147円割れではいったん押し目買いも強い。ただ、戻りは147.50円手前で抑えられ、147円前半で上値の重い動きが続いている。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.81円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.0990ドル
ユーロ円:160.12円 - 162.04円

外国為替市場概況:20時

 3日の欧州外国為替市場でドル円は売りが再燃。20時時点では146.69円と17時時点(147.25円)と比べて56銭程度のドル安水準だった。米相互関税発表を受けた円高・ドル安が再開し、目先の下値の節目だった3月11日に付けた146.54円を下抜け。昨年10月4日以来の安値146.26円まで下落が進んだ。

 ユーロドルは上値をさらに広げた。20時時点では1.1052ドルと17時時点(1.0970ドル)と比べて0.0082ドル程度のユーロ高水準だった。米相互関税発動に伴って米景気減速懸念が一段と高まるなか、ドルロングを投げる動きが活発化。ユーロドルは一時1.1144ドル、ポンドドルも1.3207ドル、豪ドル米ドルは0.6359米ドルまで大きく上昇した。ただ、いったん頭打ちの感もあり、それぞれ上昇幅を縮小した。

 ユーロ円は上振れ。20時時点では162.14円と、17時時点(161.54円)と比べて60銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの動きに連動して、一時163.04円まで上昇。ただ、ユーロ円はその後162円前半へ失速し、ポンド円は193円台で戻りがやや鈍く、豪ドル円は93円付近でもみ合うなど、クロス円の動向はまちまちでやや不安定だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.26円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.1144ドル
ユーロ円:160.12円 - 163.04円

外国為替市場概況:22時

 3日の欧州外国為替市場でドル円は売りが根強い。22時時点では145.88円と20時時点(146.69円)と比べて81銭程度のドル安水準だった。NY市場に入ってからも売りの流れは続き、米10年債利回りが4.02%台まで一段と低下すると、節目の146円を割り込んで145.76円まで下げ幅を拡大した。昨日の米関税発表直後に付けた高値からはすでに5円弱下落している。

 ユーロドルは底堅い。22時時点では1.1081ドルと20時時点(1.1052ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ高水準だった。1.1144ドルまで急ピッチで上昇した反動から1.1030ドル台まで失速したが、米長期金利が大きく低下するなか再び1.11ドルを回復する場面もあった。

 ユーロ円は22時時点では161.65円と20時時点(162.14円)と比べて49銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が一段安となった影響をより大きく受けて161円台後半まで押し戻されている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.76円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.1144ドル
ユーロ円:160.12円 - 163.04円

外国為替市場概況:24時

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円はさえない。24時時点では145.42円と22時時点(145.88円)と比べて46銭程度のドル安水準だった。トランプ米政権による「相互関税」導入を受けて世界的に株価が下落すると、リスク回避の円買い・ドル売りが進行。23時発表の3月米ISM非製造業景況指数が50.8と予想の53.0を下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが加速し一時145.20円と昨年10月2日以来約半年ぶりの安値を付けた。なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは節目の4%を割り込み、一時3.9966%前後と昨年10月以来の低水準を記録した。
 ただ、急ピッチで下落した反動でショートカバーなどが出ると145.91円付近まで下げ渋った。本日の高値149.28円からすでに4円以上下落しているだけに短期的な戻りを期待した買いも入った。

 ユーロドルは強含み。24時時点では1.1118ドルと22時時点(1.1081ドル)と比べて0.0037ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米経済指標を受けて米長期金利が低下すると全般ドル売りが優勢になった。

 ユーロ円は24時時点では161.68円と22時時点(161.65円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下落につれた売りが出ると一時161.15円付近まで売られたものの、ユーロドルの上昇につれた買いが入ると持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.20円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.1144ドル
ユーロ円:160.12円 - 163.04円

外国為替市場概況:2時

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買い戻し。2時時点では146.16円と24時時点(145.42円)と比べて74銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4%割れ水準から4.06%台まで低下幅を縮小したことに伴い、ドル売りの流れも一服した。ドル円にはアジア時間から急ピッチで値を下げてきた反動による買い戻しも入り、23時過ぎにつけた安値145.20円から146.40円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは軟調。2時時点では1.1038ドルと24時時点(1.1118ドル)と比べて0.0080ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利が低下幅を縮小する中でドルの買い戻しが入り、1.1030ドル台まで上値を切り下げた。

 ユーロ円は2時時点では161.33円と24時時点(161.68円)と比べて35銭程度のユーロ安水準だった。ドル絡みの取引が中心となったが、ユーロドルの下落につれて161.20円台まで売りに押された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.20円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.1144ドル
ユーロ円:160.12円 - 163.04円

外国為替市場概況:4時

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。4時時点では146.42円と2時時点(146.16円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。買い戻しの流れが継続。NY時間の午後に入ってやや値動きは鈍くなったが、146.48円付近まで値を上げた。

 ユーロ円は下値が堅い。4時時点では161.61円と2時時点(161.33円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。3時前に160.99円前後まで弱含む場面があったが、その後はドル円の上昇につれて161.60円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは4時時点では1.1037ドルと2時時点(1.1038ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。1.10ドル台前半でのもみ合いとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.20円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.1144ドル
ユーロ円:160.12円 - 163.04円

外国為替市場概況:6時

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は大幅に3日続落。終値は146.06円と前営業日NY終値(149.28円)と比べて3円22銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領が2日に発表した「相互関税」の影響で世界的に経済が下押しされるとの懸念から、リスク・オフの円買い・ドル売りが優勢となった。3月米ISM非製造業景況指数が50.8と予想の53.0を下回ると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが加速し、23時過ぎに一時145.20円と昨年10月2日以来約半年ぶりの安値を更新した。なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは節目の4%を割り込み、一時3.9966%前後と昨年10月以来の低水準を記録した。
 ただ、売り一巡後は徐々に買い戻しが優勢となり、下値を切り上げた。急ピッチで下落した反動でショートカバーが入ったほか、短期的な戻りを期待した買いが入った。米長期金利が低下幅を縮めたことも相場を下支えし、146.52円付近まで下げ渋った。
 なお、ラトニック米商務長官は「トランプ大統領が関税で手加減するのはあり得ない」「ドルが安くなれば、その分輸出は容易になる」と述べたほか、ヴァンス米副大統領は「関税を相殺するために減税を行うことはない」「物事を一夜で解決するつもりはない」などと話した。

 ユーロドルは続伸。終値は1.1052ドルと前営業日NY終値(1.0853ドル)と比べて0.0199ドル程度のユーロ高水準となった。米政権の「相互関税」発動に伴って米景気の減速懸念が一段と高まると、ドルロングを投げる動きが活発化。欧州市場では一時1.1144ドルと昨年10月1日以来約半年ぶりの高値を付けた。
 ただ、NY市場では上値の重さが目立った。米経済指標の下振れや米長期金利の低下に伴うドル売りが出て1.11ドル台に何度か乗せたものの、1.11ドル台では戻りを売りたい向きも多く滞空時間は短かった。5時前には1.1016ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円は反落。終値は161.43円と前営業日NY終値(162.04円)と比べて61銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入り、欧州市場では163.04円まで上昇する場面があった。ただ、NY市場ではドル円の下落につれた売りが出たほか、ユーロドルの失速に伴う売りが出て160.99円付近まで下押しした。

本日の参考レンジ
ドル円:145.20円 - 149.28円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.1144ドル
ユーロ円:160.12円 - 163.04円

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