
外国為替市場概況:8時
1日の東京外国為替市場でドル円は小安い。8時時点では149.88円とニューヨーク市場の終値(149.96円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。早朝に149.99円まで買われる場面もあったが、150円の大台乗せには失敗。その後はやや上値が重く、149.83円まで小幅に下値を広げた。
ユーロ円は小動き。8時時点では162.15円とニューヨーク市場の終値(162.21円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。昨日のNY引け値水準近辺で小動き。日経平均の反発が期待されているが、ダウ先物が小幅安ではじまっていることもあり上値を試す動きにはならず。
ユーロドルは動意薄。8時時点では1.0818ドルとニューヨーク市場の終値(1.0816ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。前日とほぼ同水準でNY引けしたこともあり、積極的な動きは見られず動意が薄い。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.83円 - 149.99円
ユーロドル:1.0816ドル - 1.0820ドル
ユーロ円:162.08円 - 162.27円
外国為替市場概況:10時
1日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では149.73円とニューヨーク市場の終値(149.96円)と比べて23銭程度のドル安水準だった。8時過ぎに買いが強まると、一時150.14円まで上昇した。もっとも、昨日高値150.27円が目先の抵抗水準として意識されると150円割れまで失速。本邦新年度の仲値も盛り上がらず、149.68円まで売り押された。
なお8時50分に発表された日銀短観(3月調査)では、大企業製造業の業況判断指数(DI)は12と予想通りだったものの四半期ぶりの悪化となった。また結果について日銀は、「自動車の業況感、米国発表の関税の影響は十分に織り込んでいない」とも述べている。
ユーロ円は上値が重い。10時時点では162.07円とニューヨーク市場の終値(162.21円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が上値を試したタイミングで162.38円まで買われた。しかしながら昨日高値162.48円を前に伸び悩み、日経平均の上げ幅縮小も重しとなり、162.03円まで売り戻された。
ユーロドルは小じっかり。10時時点では1.0825ドルとニューヨーク市場の終値(1.0816ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。目立った動きはなかったものの下値が固かった。ドル円のドル安基調も支えに1.0827ドルまでじり高となった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.68円 - 150.14円
ユーロドル:1.0814ドル - 1.0827ドル
ユーロ円:162.03円 - 162.38円
外国為替市場概況:12時
1日の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。12時時点では149.84円とニューヨーク市場の終値(149.96円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。10時過ぎに149.64円まで下押し後の戻りが149.90円台に留まると、149円台後半で方向感を模索する展開となった。
ユーロ円は下げ渋り。12時時点では162.19円とニューヨーク市場の終値(162.21円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げに連れて161.96円まで下値を広げたが、下げの勢いが一服すると12時過ぎに162.20円台まで買い戻された。
ユーロドルは動意薄。12時時点では1.0824ドルとニューヨーク市場の終値(1.0816ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でドル売りの流れとなった影響を受けて1.0828ドルまでわずかに上値を広げるも、一段の上昇にはつながらず。1.0820ドル台を中心とした小動きが続いた。
豪ドル円は下げ渋り。ドル円の下げに連れて93.27円まで弱含んだが、中国3月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことを手掛かりに、93.60円台まで買い戻しが入った。
この後12時半に豪準備銀行(RBA)の政策金利発表が予定されており、市場予想は4.10%で据え置きとされている。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.64円 - 150.14円
ユーロドル:1.0814ドル - 1.0828ドル
ユーロ円:161.96円 - 162.38円
外国為替市場概況:15時
1日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。15時時点では149.82円と12時時点(149.84円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。後場の日経平均株価が一時マイナス圏に沈んだこと、米10年債利回りが4.19%まで低下したことなどを受けて、一時149.54円まで下値を広げた。しかし、一方的に売り込むほどの勢いはなく底堅さを維持した。
ユーロドルは小安い。15時時点では1.0807ドルと12時時点(1.0824ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りの4.19%までの低下を受けて、一時1.0830ドルまで上値を伸ばした後、1.0805ドルまで反落した。
ユーロ円は小安い。15時時点では161.90円と12時時点(162.19円)と比べて29銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落に連れて、161.86円まで下値を広げた後、162.10円台まで買い戻されたものの、ユーロドルの下落で上値は限定的だった。
豪準備銀行(RBA)は予想通りに政策金利4.10%の据え置きを決定した。豪ドル/ドルは、声明文でインフレ見通しに慎重なスタンスが示されたこと、ブロックRBA総裁のややタカ派的な発言を受けて、0.6269ドルまで上値を伸ばした。
ブロックRBA総裁は「本日は利下げについて明確に議論はしなかった。労働市場は依然として逼迫。5月理事会での利下げに向けた扉は開いていない」と述べた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.54円 - 150.14円
ユーロドル:1.0805ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:161.86円 - 162.38円
外国為替市場概況:17時
1日午後の東京外国為替市場でユーロ円は弱含み。17時時点では161.59円と15時時点(161.91円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。東京時間からの上値の重さが継続。独長期金利が低下したほか、3月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想を下回ったことも嫌気され、17時過ぎには一時161.53円と本日安値を付けた。
ドル円は頭が重い。17時時点では149.62円と15時時点(149.82円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。16時前に149.99円付近まで持ち直したが、150円台回復とはならず時間外の米10年債利回りが4.17%台まで低下幅を拡大すると本日安値圏まで押し戻されている。
ユーロドルは戻りが鈍い。17時時点では1.0800ドルと15時時点(1.0807ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。独金利低下などが上値を抑える要因となり1.0799ドルまで下げ、その後の戻りも限られた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.54円 - 150.14円
ユーロドル:1.0799ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:161.53円 - 162.38円
外国為替市場概況:20時
1日の欧州外国為替市場でユーロ円は戻りが鈍い。20時時点では161.33円と17時時点(161.59円)と比べて26銭程度のユーロ安水準だった。17時過ぎに161.53円まで下げた後は独DAXが堅調に推移したこともあり162.03円付近まで持ち直したが、戻りは限定的。「ホワイトハウスの補佐官たちは米国への輸入品の大部分に約20%の関税を課す提案を起草」とのワシントンポストの報道を受けて再び売りが強まると、一時161.20円まで下値を広げた。
ドル円は弱含み。20時時点では149.40円と17時時点(149.62円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.15%台まで低下幅を拡大したことで円買い・ドル売りが継続し、一時149.34円まで本日安値を更新している。
ユーロドルは20時時点では1.0798ドルと17時時点(1.0800ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。独株高を受けて1.0829ドル付近まで上げた後、ワシントンポストの報道で1.0791ドルまで失速。その後は再び1.08ドル台を回復するなど方向感がなかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.34円 - 150.14円
ユーロドル:1.0791ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:161.20円 - 162.38円
外国為替市場概況:22時
1日の欧州外国為替市場でドル円は売り一服。22時時点では149.40円と20時時点(149.40円)とほぼ同水準だった。米10年債利回りが4.14%台まで低下幅を拡大し、日米株価指数先物が一段安になると149.12円まで下げ幅を広げた。もっとも、節目の149円を割り込むまでには至らず、米金利低下や株安が一服するのをながめ149.40円台まで下げ渋っている。
ユーロドルはさえない。22時時点では1.0787ドルと20時時点(1.0798ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。米関税政策による欧州経済への打撃が警戒されるなか、昨日安値の1.0784ドルを下抜けて1.0778ドルまで下げ、その後の戻りも鈍い。
ユーロ円は22時時点では161.16円と20時時点(161.33円)と比べて17銭程度のユーロ安水準だった。リスクオフの動きから160.78円まで下値を広げたが、急ピッチで下げた反動もあり一巡後は161円台を回復している。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.12円 - 150.14円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:160.78円 - 162.38円
外国為替市場概況:24時
1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は頭が重い。24時時点では149.28円と22時時点(149.40円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。3月米ISM製造業景況指数や2月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が予想より弱い内容だったことが分かると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行。23時30分前に一時148.98円と日通し安値を更新した。
ただ、148円台では押し目を拾いたい向きは多く、売り一巡後は下げ渋る展開となった。市場では「投機筋の円ロング(ドル円のショート)ポジションの偏りが警戒される中、ショートカバーが入りやすい」との声も聞かれた。
ユーロドルは下値が堅い。24時時点では1.0807ドルと22時時点(1.0787ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米経済指標をきっかけにユーロ買い・ドル売りが入ると1.0812ドル付近まで持ち直した。
ユーロ円は強含み。24時時点では161.34円と22時時点(161.16円)と比べて18銭程度のユーロ高水準。ドル円の下げ渋りとユーロドルの上昇につれた買いが入った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.98円 - 150.14円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:160.78円 - 162.38円
外国為替市場概況:2時
1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は神経質な値動き。2時時点では149.51円と24時時点(149.28円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.17%台まで低下幅を縮小したほか、ダウ平均も480ドル超安から130ドル超高まで持ち直したことをながめ、1時過ぎには149.74円付近まで買い戻しが入った。ただ、レビット米ホワイトハウス報道官から「関税は発表後直ちに発動」「自動車関税は4月3日に発動」などの発言が伝わると、トランプ関税への警戒感からダウ平均が再びマイナス圏へと失速。ドル円もつれて149.40円台まで押し戻された。
ユーロドルは小安い。2時時点では1.0800ドルと24時時点(1.0807ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。1.08ドル台で戻りの鈍さを確認すると1.0790ドル台までわずかに押し戻された。
ユーロ円は2時時点では161.47円と24時時点(161.34円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。161.40円前後を挟んだ水準で神経質に上下した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.98円 - 150.14円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:160.78円 - 162.38円
外国為替市場概況:4時
1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。4時時点では149.39円と2時時点(149.51円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.14%台まで再び低下するなか、ドル円も徐々に上値が重くなった。ダウ平均が300ドル超安まで失速するなど米株安も相場の重しとなり、149.20円台まで上値を切り下げた。
ユーロ円は弱含み。4時時点では161.15円と2時時点(161.47円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。ドル円や米株安などを手掛かりに円買い・ユーロ売りが進み、161.07円付近まで値を下げた。
ユーロドルは4時時点では1.0787ドルと2時時点(1.0800ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。リスクオフの流れに沿って1.0780ドル台まで弱含んだ。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.98円 - 150.14円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:160.78円 - 162.38円
外国為替市場概況:6時
1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は149.61円と前営業日NY終値(149.96円)と比べて35銭程度のドル安水準だった。3月米ISM製造業景況指数や2月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が予想より弱い内容だったことが分かると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行。23時30分前に一時148.98円と日通し安値を更新した。米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.1309%前後と約1カ月ぶりの低水準を付けた。
ただ、148円台では押し目を拾いたい向きは多く、売り一巡後は下げ渋った。一時は480ドル超下落したダウ平均が持ち直し、130ドル超上昇したことも相場を下支えした。市場では「一目均衡表基準線148.92円がサポートとして意識された」との声も聞かれ、1時30分前には149.74円付近まで下値を切り上げた。
もっとも、トランプ米大統領が明日2日に発表する関税政策を前に、相場は不安定な動きだった。レビット米ホワイトハウス報道官が「関税は発表後直ちに発動される見通し」との見方を示し、ダウ平均が再び下落すると149.24円付近まで下押しする場面があった。
ユーロドルは続落。終値は1.0793ドルと前営業日NY終値(1.0816ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準となった。「米ホワイトハウスの補佐官たちは米国への輸入品の大部分に約20%の関税を課す提案を起草」との報道を受けて、貿易摩擦が欧州経済に悪影響を及ぼす可能性が改めて意識されると一時1.0778ドルと日通し安値を更新した。
その後、低調な米経済指標をきっかけにユーロ買い・ドル売りが入ると1.0812ドル付近まで下げ渋ったものの、貿易摩擦が欧州景気に響くとの懸念から戻りは鈍かった。
ユーロ円は3日続落。終値は161.47円と前営業日NY終値(162.21円)と比べて74銭程度のユーロ安水準。21時前に一時160.78円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。1時30分前には161.65円付近まで下げ幅を縮めた。
本日の参考レンジ
ドル円:148.98円 - 150.14円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:160.78円 - 162.38円