
外国為替市場概況
8時
24日の東京外国為替市場でドル円は強含み。8時時点では149.57円とニューヨーク市場の終値(149.32円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。週明け早朝のオセアニア市場では149.02円まで売りが先行。もっとも、大台手前で下げ止まると直ぐに149.30円台まで切り返した。その後、時間外の米株先物が堅調にスタートしたことを眺めて買いが優勢となり、149.64円まで上値を伸ばしている。
ユーロ円はしっかり。8時時点では161.83円とニューヨーク市場の終値(161.55円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に早朝に下押すも161.10円までだった。時間外のダウ先物が200ドル超高で始まるとリスク志向の円売りが優勢となり、161.90円までユーロ高円安が進んだ。
他、豪ドル円も93円半ばから94.04円、NZドル円が85.89円まで上昇した。
ユーロドルは8時時点では1.0820ドルとニューヨーク市場の終値(1.0818ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。1.08ドル前半でもみ合った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 149.64円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:161.10円 - 161.90円
10時
24日の東京外国為替市場でドル円は堅調。10時時点では149.74円とニューヨーク市場の終値(149.32円)と比べて42銭程度のドル高水準だった。朝方から上昇した流れを引き継いだほか、時間外の米10年債利回りが上昇して始まったこともあり、149.71円まで上昇した。その後は高く始まった日経平均の上げ幅縮小をながめて149.40円台まで下押すも一時的となり、仲値公示に向けた買いも重なると149.78円まで再び上昇した。
ユーロドルは小高い。10時時点では1.0837ドルとニューヨーク市場の終値(1.0818ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。朝方に1.08ドル手前での下値の堅さを確認した後は1.0840ドルまで切り返す動きとなった。
ユーロ円は上昇。10時時点では162.28円とニューヨーク市場の終値(161.55円)と比べて73銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れたほか、ユーロドルが小高く推移したことも追い風となり、162.31円まで上昇して20日高値162.33円に迫った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 149.78円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0840ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.31円
12時
24日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では149.83円とニューヨーク市場の終値(149.32円)と比べて51銭程度のドル高水準だった。仲値通過後もドル買いの勢いが続くと149.95円まで上値を伸ばした。上昇が一服すると149.70円台まで下押す場面が見られるも、売り戻しは一時的であった。
なお、内田日銀副総裁が「経済見通し実現していけば引き続き利上げして金融緩和度合い調整」などと発言したほか、植田日銀総裁からは「長期国債、ただちに市場で売却はできない 少しづつ削減を進めている」などの発言が伝わっている。
ユーロドルは小動き。12時時点では1.0825ドルとニューヨーク市場の終値(1.0818ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でドル買いが強まった影響を受けて下押すも、1.0820ドル台までと限られれた。その後は1.0830ドルを挟んでのもみ合いとなった。
ユーロ円は12時時点では162.19円とニューヨーク市場の終値(161.55円)と比べて64銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇とユーロドルの下落に挟まれる形で、162円台前半で方向感が定まらなかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 149.95円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0840ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.31円
15時
24日午後の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。15時時点では149.69円と12時時点(149.83円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.27%台で高止まりし、ダウ先物も堅調に推移しているものの、日経平均株価がマイナス圏に沈んだことで、149.66円前後まで伸び悩む展開となった。
加藤財務相の発言「日本はまだデフレを克服できていない」(FT紙)が報じられた。
この後、午後3時12分頃から植田日銀総裁が参院財政金融委員会に出席する、と伝えられている。
ユーロ円は弱含み。15時時点では162.09円と12時時点(162.19円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。日経平均株価がマイナス圏に沈んだことで、162円台前半で上値が重い展開となった。
ユーロドルは小高い。15時時点では1.0828ドルと12時時点(1.0825ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。本日予定されている米国とロシアの高官によるウクライナ停戦を巡る協議への期待感から、底堅く推移した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 149.95円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0840ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.32円
17時
24日午後の東京外国為替市場でユーロ円は強含み。17時時点では162.20円と15時時点(162.09円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。米露高官協議を前にユーロドルの買い戻しが強まったほか、ダウ先物が一時300ドル超上昇したことが支えになり162.52円まで強含んだ。
ドル円はもみ合い。17時時点では149.64円と15時時点(149.69円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。参議院財政委員会の質疑応答で応えた植田日銀総裁が「今後の金融調節で国債売却を排除しているわけではない」と発言すると、149.54円付近まで下押す場面もあった。ただ、米10年債利回りが4.28%台まで上昇していることや、株高を支えに下げ渋り149.85円近辺まで再び買い戻された。もっとも、日通し高値や150円台を超えるほどの勢いはなく149円後半でもみ合いになっている。
ユーロドルは小高い。17時時点では1.0839ドルと15時時点(1.0828ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。米露高官協議を前にポジション調整の動きで1.0850ドルまで一時上昇し、小高く推移。時間外の米長期金利の上昇に連れて、独10年債利回りも2.80%手前まで上がっている。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 149.95円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0850ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.52円
20時
24日の欧州外国為替市場でユーロドルは底堅い。20時時点では1.0848ドルと17時時点(1.0839ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。3月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想より強い内容だったことを受けて徐々に買いが強まり、一時1.0858ドルと日通し高値を付けた。3月独・ユーロ圏サービス部門PMI速報値が弱い内容だったことで1.0829ドル付近まで伸び悩んだが、製造業は総じて堅調だったため下値は限られた。
ユーロ円も底堅い。20時時点では162.29円と17時時点(162.20円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。良好な仏PMI速報値を受けて162.58円まで上昇した後は162円を一時割り込んだが、再び強含むなどユーロドルにつれた動きとなった。
ドル円は20時時点では149.60円と17時時点(149.64円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。欧州入り後は目立った動意は見られず149円台半ばでこう着している。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 149.95円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0858ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.58円
22時
24日の欧州外国為替市場でドル円はしっかり。22時時点では149.81円と20時時点(149.60円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。ダウ先物の堅調な動きや米長期金利の上げ幅拡大の動きを眺めながら149.87円近辺まで切り返した。ただ、東京タイムにつけた高値149.95円を前に伸び悩み、150円を試す動きには持ち込めていない。
ユーロドルは上値が重い。22時時点では1.0829ドルと20時時点(1.0848ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。欧州タイムにはやや買いが優勢となったものの、米10年債利回りが4.30%台まで上げ幅を拡大した動きも重しに1.0820ドル台に押し戻された。
ユーロ円は22時時点では162.24円と20時時点(162.29円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の底堅い動きが下支えとなるも、ユーロドルの失速が上値を圧迫し、高値圏の162円前半で小幅の上下に終始した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 149.95円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0858ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.58円
24時
24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では150.46円と22時時点(149.81円)と比べて65銭程度のドル高水準だった。3月米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.8と予想の51.8を下回ったものの、サービス部門PMI速報値が54.3と予想の50.8を上回ると円売り・ドル買いで反応。19日の高値150.15円や5日の高値150.18円を上抜けると上昇に弾みが付き、24時前に一時150.54円まで上値を伸ばした。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.32%台まで上昇したことも相場の支援材料。
ユーロドルは頭が重い。24時時点では1.0799ドルと22時時点(1.0829ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ安水準だった。米サービス部門PMI速報値の上振れをきっかけに全般ドル買いが進むと、一時1.0791ドルと日通し安値を更新した。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.36まで上昇した。
ユーロ円は24時時点では162.50円と22時時点(162.24円)と比べて26銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時162.59円と本日高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りも出たため、上値は限定的だった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 150.54円
ユーロドル:1.0791ドル - 1.0858ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.59円
2時
24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅さ維持。2時時点では150.57円と24時時点(150.46円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.33%台まで上昇したほか、ダウ平均が600ドル近く上昇するなど米株がじり高となった。米金利上昇を受けたドル買いと、株高によるリスクオンの円売りで150.76円まで上昇。週足一目均衡表・雲の上限150.77円に迫った。
ユーロドルはじり安。2時時点では1.0792ドルと24時時点(1.0799ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。ドルインデックスが104.44まで水準を上げるなどドルが底堅い。ユーロドルは上値の重さを嫌気して、1.0782ドルまで軟化した。
ユーロ円は頭打ち。2時時点では162.49円と24時時点(162.50円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇にともなう円売りを後押しに162.82円まで上昇。しかしユーロドルの軟化もあって一時162.36円前後へ下押す場面もあった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 150.76円
ユーロドル:1.0782ドル - 1.0858ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.82円
4時
24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は高止まり。4時時点で150.55円と2時時点(150.57円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.33%前後と高水準を維持。ドル買い地合いが続き、本日高値圏で推移した。ボスティック米アトランタ連銀総裁からは「今年は2回の利下げを予想していたが、今は1回だけ」などの発言が聞かれた。
ユーロドルは下げ渋り。4時時点では1.0805ドルと2時時点(1.0792ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。じり安の流れは一服。NY引けを控えるなか一時1.0813ドル前後へ戻した。
ユーロ円は底堅い。4時時点では162.67円と2時時点(162.49円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。162円前半を何度が試したものの一層の下押しを回避して下げ渋り、1時頃につけた本日高値162.82円目前まで買い戻される場面もあった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 150.76円
ユーロドル:1.0782ドル - 1.0858ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.82円
24日:6時
24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続伸。終値は150.70円と前営業日NY終値(149.32円)と比べて1円38銭程度のドル高水準だった。3月米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.8と予想の51.8を下回ったものの、サービス部門PMI速報値が54.3と予想の50.8を上回ると円売り・ドル買いで反応。19日の高値150.15円や5日の高値150.18円を上抜けると上昇に弾みが付き、1時前に一時150.76円まで上値を伸ばした。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.33%台まで上昇したことも相場の支援材料。
週足の一目均衡表雲上限が位置する150.77円がレジスタンスとして意識されるといったんは上昇が一服。150.49円付近まで伸び悩む場面もあったが、下押しは限定的だった。
ユーロドルは小幅ながら4日続落。終値は1.0801ドルと前営業日NY終値(1.0818ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準となった。米サービス部門PMI速報値の上振れをきっかけに米長期金利が上昇すると全般ドル買いが進行。1時30分過ぎに一時1.0782ドルと日通し安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.44まで上昇した。
ただ、トランプ米大統領が「関税で多くの国に猶予を与えるだろう」と発言すると、市場の過度な警戒感が和らぎ1.0813ドル付近まで下げ渋った。
なお、トランプ米大統領は4月2日に導入するとしている相互関税について「柔軟性がある」との認識を前週末21日に示していたほか、複数の米メディアは「相互関税」について「対象国が絞り込まれる可能性がある」と報じていた。
ユーロ円は続伸。終値は162.78円と前営業日NY終値(161.55円)と比べて1円23銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが優勢となり、5時30分前に一時162.83円と本日高値を付けた。ダウ平均が一時650ドル超上昇するなど、米国株が堅調に推移したことも円売り・ユーロ買いを促した。
本日の参考レンジ
ドル円:149.02円 - 150.76円
ユーロドル:1.0782ドル - 1.0858ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.83円