
東京マーケットダイジェスト
植田日銀総裁 ※石破首相との会談後 「経済金融動向について意見交換した」 「長期金利について、そういう話はしていない」 「来週、G7・G20に出席するので直前に懇談の機会を持たせてもらった」
ドル円は軟調。日銀の利上げ観測や日経平均株価の下落を背景にした売りが出た。昨日安値の151.25円を下抜けると下げ足を速め、一時150.11円まで下押し。時間外の米10年債利回りが4.50%台までやや低下していることも相場の重しとなった。
なお、植田日銀総裁は石破首相と会談を行い、会談後に「経済金融動向について意見交換した」「長期金利について、そういう話はしていない」などの見解を示した。
欧州マーケットダイジェスト
ベッセント米財務長官 「米国以外の国には通貨を操作して欲しくない」 「米連邦準備理事会(FRB)の現時点での金融政策にはコメントしない」 「過去の金融政策にはコメントする。昨年秋の利下げは大幅なものだった」 「パウエルFRB議長とは定期的に連絡している」 「トランプ米政権の下では、歳入が増え、歳出は減少する見込み」 「FRBのバランスシート圧縮は、財務省の米国債発行計画に影響はない」
【指標】2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数 +18.1、予想 +20.0ほか
前週分の新規失業保険申請件数 21.9万件、予想 21.5万件 前週分の失業保険継続受給者数 186.9万人、予想 187.1万人
【指標】1月米景気先行指標総合指数(前月比)-0.3%、予想 -0.1%
1月米景気先行指標総合指数(前月比)〔予想 -0.1%〕 (前回発表値 -0.1%)
グールズビー米シカゴ連銀総裁 「1月PCEインフレデータはCPIほど厳しいものではないだろう」 「新たな不確実性が出る前は2%への道筋は良好に見えた」
グールズビー米シカゴ連銀総裁 「関税で物価が上がれば、FOMCは考慮する必要」
ボスティック米アトランタ連銀総裁 「不確実性は大きいものの、今年2回の利下げを予想」 「量的引き締めを減速させる可能性は債務上限の問題だけではなく、FRBがオーバーシュートを望まないためでもある」 「今後の政策転換による経済減速は重大な懸念事項だが、企業は2025年が堅調な年になると予想」 「経済は今のところ回復力を維持」 「金融政策は現在良好な状態にあるが、リスクについて油断すべき時ではない」
ムサレム米セントルイス連銀総裁 「インフレが停滞するリスクは雇用市場が軟化するよりも大きい」 「政策変更は経済の進路に重大な影響を与える可能性」 「インフレが停滞し、上振れするリスク」 「インフレが緩和されるまで、政策は緩やかに抑制的であり続ける」 「インフレ率はいずれ2%に低下すると予想」
ゼレンスキー・ウクライナ大統領 「トランプ米大統領と安全保障を巡り合意の用意がある」
ドル円は軟調。日銀の早期追加利上げ観測が根強い中、全般円買いが先行。市場では「明日21日に発表される1月全国消費者物価指数(CPI)の上振れが警戒されている」との声も聞かれた。 NYの取引時間帯に入ると、2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や前週分の米新規失業保険申請件数、1月米景気先行指標総合指数が軒並み予想より弱い内容だったことが伝わり、米長期金利が低下。全般ドル売りが活発化し、2時30分過ぎに一時149.40円と昨年12月6日以来の安値を更新した。 なお、ベッセント米財務長官は米長期債の発行増について「まだ遠い先のことだ」と言明。米国債相場の上昇(金利は低下)を促した。
NYマーケットダイジェスト
クーグラー米連邦準備理事会(FRB)理事 「米国経済は引き続き堅調な基盤を維持している」 「2%のインフレ目標達成にはまだ道のり」 「FRBの政策金利は適度に引き締め的」 「雇用に対する下振れリスクは減少したが、インフレに対する上振れリスクは残っている」
ドル円は続落。ベッセント米財務長官が米長期債の発行増について「まだ遠い先のことだ」と言明すると、米国債相場が上昇(金利は低下)し全般ドル売りが先行。2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や前週分の米新規失業保険申請件数、1月米景気先行指標総合指数が軒並み予想より弱い内容だったことも米長期金利の低下とドル売りを促した。2時30分過ぎには一時149.40円と昨年12月6日以来約2カ月半ぶりの安値を更新した。 市場では「米長期金利の低下と日銀による早期の追加利上げ観測が重なり、円買い・ドル売りがじりじりと進んでいる」との声が聞かれた。