東京マーケットダイジェスト
ドル円は下値が堅い。17時時点では152.73円と15時時点(152.61円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。欧州勢参入後のドル売りに押される形で一時152.39円と日通し安値を付けた。ただ、12日安値の152.38円が目先のサポートとして意識されると152.70円台まで反発している。
欧州マーケットダイジェスト
ドル円は頭が重かった。アジア市場では一時153.15円まで上昇する場面があったが、一目均衡表転換線が位置する153.23円がレジスタンスとして働くと失速した。欧州市場に入り、しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、NYの取引時間帯に入り1月米小売売上高が予想を大きく下回ったことが分かると米長期金利の低下とともに全般ドル売りが活発化した。1時30分前には一時152.03円と日通し安値を付けた。
なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは4.44%台まで低下した。
NYマーケットダイジェスト
ドル円は続落。米商務省が本日発表した1月米小売売上高は前月比0.9%減と市場予想の0.1%減を大幅に下回ったうえ、自動車を除いたベースでは0.4%減と予想の0.3%増に反して減少となった。米長期金利の低下とともに全般ドル売りが優勢となり、1時30分前に一時152.03円と日通し安値を付けた。市場では「米連邦準備理事会(FRB)による年内利下げ期待が維持され、米長期金利が低下。日米金利差縮小への思惑から円買い・ドル売り地合いが強まった」との声が聞かれた。
米長期金利の指標となる米10年債利回りは4.44%台まで低下した。