東京外為市場
ドル円は下値が堅い。朝方から売りが先行すると、日経平均株価が下落したことも売りを促し、昨日安値の151.24円を下抜けて150.96円まで値を下げ昨年12月10日以来の安値を付けた。ただ、151円割れでは押し目買いが観測され、一巡後は本日高値となる151.79円まで切り返した。
欧州外為市場
ドル円は下げ渋り。1月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回ると一時151.35円付近まで売られたものの、失業率や平均時給が予想より強い内容だったこともありすぐに持ち直した。22時30分過ぎには一時152.42円と日通し高値を付けた。
ただ、200日移動平均線が位置する152.78円がレジスタンスとして意識されると再び上値が重くなった。欧米株価や日経平均先物の下落を背景にリスク回避の円買いが入ると一時150.93円と昨年12月10日以来約2カ月ぶりの安値を更新した。
もっとも、トランプ米大統領が「来週、相互関税を発表する」と発言すると、米インフレ再燃への警戒感とともにドル買いが入り151.85円付近まで下げ渋った。
NY外為市場
ドル円は横ばい。1月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回ると一時151.35円付近まで売られたものの、失業率や平均時給が予想より強い内容だったことからすぐに持ち直した。22時30分過ぎには一時152.42円と日通し高値を付けた。
ただ、200日移動平均線が位置する152.78円がレジスタンスとして意識されると失速。米国株相場や日経平均先物の下落を背景にリスク回避の円買いが入ると一時150.93円と昨年12月10日以来約2カ月ぶりの安値を更新した。
もっとも、米相互関税を巡る報道や発言で米インフレ再燃への警戒からドル買いが入ると、151.85円付近まで値を戻す場面があった。