
東京時間
23日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では156.70円と12時時点(156.49円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。今夜のダボス会議でのトランプ米大統領の演説への警戒感が燻る中で、昨日の高値156.71円を上回り、156.75円まで上値を伸ばした。
欧州時間
23日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋る。22時時点では156.39円と20時時点(156.40円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。一時156.21円まで下値を広げたものの、米長期金利の上げ幅拡大の動きも支えに156円半ばまで持ち直した。
NY時間
23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は156.05円と前営業日NY終値(156.53円)と比べて48銭程度のドル安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が22.3万件と予想の22.0万件よりも若干弱い内容となったことが分かると、円買い・ドル売りが先行。トランプ米大統領がダボス会議でのオンライン演説で「すぐに金利を下げるよう要請するつもりだ。そして世界中で金利は下がるべきだ」と述べ、米連邦準備理事会(FRB)に利下げを求める考えを示すと全般ドル売りが活発化した。5時前には一時155.75円と日通し安値を更新した。
なお、市場では「FRBは来週28-29日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で、4会合ぶりに利下げを見送る」との見方が優勢となっている。