振り返り
東京市場
1)東京市場は前日からドル高水準での推移。
2)ドル円は午前中に、154.20まで買われた。
3)その後は、154円台前半でのもみ合いが続いた。
ロンドン市場
1)根強いドル高の流れが継続。
2)米10年債が4.6%付近から4.65%付近へ上昇。
3)一連の直近米経済指標の強さ受けて市場の年内利下げ開始観測が後ずれの見方が続いている。
4)ドル円は154円台前半から後半へ水準を上げており、34年ぶりの高値水準を連日更新する。
NY市場
1)ドル高が継続。ドル円は、155円に向けての上値おいが続いた。
2)中東情勢は依然混沌としているものの、米株式市場の下げが一服。
3)米債権利回りも上昇していることがドル円の下値をサポート。
4)午後にはFRB議長のパウエル氏が、パネル討論会での発言が伝わり、最近のインフレ指標から判断して、利下げの確信を得るためにはより長い時間がかかる可能性が高いとの認識。
5)市場の利下げ期待の後退を追認する内容であったこともドル円をサポート。
6)途中に瞬間的に円高に振れる場面が見られ、154.04近辺まで急速に下落する場面が見られた。
7)介入への警戒が強まる中、敏感に反応しているようだ。